表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/60

生まれ変わっても…

『彩織ちゃん、行くよ。』


結月くんは、私の先を歩きながらそう言った。


「結月くん、待ってよー。」


さっき、ピアノコンクールが終わったばかりで、ヘトヘトなのにー。


『彩織さん、おめでとう。』


『おめでとう!!』


アダムさんとレムが、祝福してくれた。

結月くんは、BloodとBlackと呼んでいるみたいだけど…私は、この方が呼びやすいの。


「2人共、ありがとう!!」


そう言って笑ったら、牙が出ている気がした。

普段は、小さくて目立たないんだけど…笑うと出てしまう時があるの。


それを見ていた結月くんが、『彩織ちゃん、牙が…。』と焦っている。


焦っている姿を見ていると、もっと困らせたくなってしまった。


「結月くん!!」


そう言って、抱きついたらやっぱり焦っていた。

首元を見ていたら、血を飲みたくなってしまった。


『さ…おり…ちゃん…。』


私の名前を呼んで、こっちを見てくる結月くん。


「我慢出来なかったの。ごめんね。」


てへっという感じで、謝ったら、『…分かったよ。僕も、飲ませてもらうよ。』だって。

ちょっと、強引なキスはドキドキした。


アダムさん達が何か言っているけど、私は結月くんの事しか考えられなかった。


気付いたら、「好き…。」と呟いていた。

私は、前世のカイトも今の結月くんも好きだよ。

また、生まれ変わったら…一緒にいたいなぁ…と思った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ