表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
59/60

3年後…

「彩織ちゃん、行くよ。」


『ちょっと、待ってよー。』


僕の姿を見て、焦りながら彩織ちゃんは走ってきた。


『彩織さん、コンクールおめでとう!!』


『おめでとう!!』


BloodとBlackは、笑顔で祝福している。

今日は、彩織ちゃんのピアノコンクールの日。


あれから3年が経っても、僕達はずっと一緒だった。


『2人共、ありがとう!!』


そう言って笑った彩織ちゃんの口元には、小さな2本の牙がある。


「彩織ちゃん、牙が…。」


小さい声で、僕はそう言った。

誰か他の人に見られたら、大変だからね…。


『結月くん!!』


いきなり名前を呼ばれて、彩織ちゃんに抱きしめられた。


「なっ…。」


『2人は、ラブラブだなぁ。』


Blackが羨ましそうに、僕達を見ている。


「さ…おり…ちゃん…。」


首がチクッと痛んだ。

多分、彼女は…僕の血を…。


『ごめんね。我慢出来なかったの。』


てへっと言う感じで、僕に笑ってきた。


「…分かったよ。僕も、飲ませてもらうよ。」


そう言って、彩織ちゃんが返事をしない内に唇にキスをした。


『結月も、大胆になったなぁ…。』


『うんうん…。エロさがプラスされてる。』


Blood達が、僕の事を言っているけど、気にしないふりをした。


唇を離すと、彩織ちゃんは『好き…。』と言ってきた。


「俺も、好きだよ。」


また生まれ変わっても、ずっと一緒にいられると良いな…と思いながら、またキスをした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ