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Bloodの家
『結月は、彩織ちゃんの事を本当に好きなんだね。』
いきなり、Blackがそんな事を言ってきたのでびっくりした。
「好きだけど、どうして…?」
『だって、さっき彩織ちゃんの事聞いたら…顔を赤らめてたもん。』
ニヤリと笑いながら、そう言われた。
僕は、彩織ちゃんを守るヒーローになれるなら…自分はどうなっても良い…。
「そうだよ。」
『あっ、開き直ったね。ここが、Bloodの家だよ。』
周りの工場の建物に似た中に、ポツンとレンガの建物があった。
「へぇ、ここなんだ…。」
『よし、入ろう!!』
Blackは、扉を開けて建物へ入った。
僕も、その後に続いて入ったのだった。




