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僕の家①

Blackと一緒に、暗い夜道を歩いていた僕は、ため息をついた。


「はぁ…。」


『結月、さっきの事気にしてるでしょ…?』


「うん…。だって、血を飲んでしまったんだ…。ただでさえ、発作がいつ来るか分からないのに…。」


いつ、彩織ちゃんを襲ってしまうか…怖くて仕方ない…。


『そんな時は、僕の血をあげるよ。』


Blackは、えっへんと言う風にそう言った。


「そんな…駄目だよ…。」


『明日、Bloodに相談してみるから大丈夫だよ。』


「…うん…。あっ、ここが僕の家だよ。」


『へぇ、ここに住んでるんだ。結月の部屋は、どこ?』


「僕は、605号室だよ。静かにね…。」


階段をそーっと昇りながら、Blackに言った。


『うん…。』


Blackも、そーっと歩いてきている。

こうして見ると、まるでぬいぐるみみたいだな…と思う。


僕の部屋の前に着き、鍵を差し込んで開けた時…誰かの気配は分からなかった。

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