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Bloodの過去⑤

「その後、どうしたの…?」


Bloodのヴァンパイア化が進んでいたのなら、発作がやってきていたはず…。


『俺は、シャーロットに嘘をついて離れた…。結月のように、発作がきたり…目も少し赤くなっていたから…シャーロットの近くにはいられないと思ったんだ…。』


「そうだったんだ…。シャーロットさんは、何て言ったの?」


『アダムが戻ってくるまで、待っているわ…と言っていた。俺は、戻れないのに…戻ってくると嘘をついた。』


僕が、もしBloodだったら…同じ事を言うと思う。


「Bloodの幸せを壊したヴァンパイア達は、酷い…。」


『だけど、ヴァンパイアになってBlackと結月に会えたのは…良かったと思っている。』


「ありがとう…。それから、Bloodはアメリカに帰ったの?」


『まさか…。俺は、シャーロットを見守っていた…。1人にするのは、心配だった…。』


「僕も、そうすると思う。事件とかあったら、大変だし…。」


『そう。まさに、事件は起こったんだ…。』


「えっ…?」


『あれは、2年前の事…。』


Bloodは、2年前の事件について話し始めた。

一体、何があったんだろう…?

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