【1章 悪魔の契約 】3話
荒れ狂う豪雨
雷と暴風があたり一面を襲う。
そこに立つ1人の少年
目の前には
真っ赤な目をした悪魔
(コワイコヤイコワイコワイコワイコワイ)
(ナンデナンデナンデ)
悪魔の足元には2人の男女
その内1人のを踏みつぶす
ゴキッゴリゴリグチャグチャグチャ
(ハッハッハッ)
満足したのか悪魔は残った部分を喰らう。
グチョ…グチョ
(コロス)
もう1人の女はこちらを見て叫ぶ
「、jwニィ、ェ 」ゲー」、ユテ」皀筌 」リ」
(キコエナイ)
(キコエナイキコエナイキコエナイキコエナイキコエナイキコエナイ)
次の雷が落ちた瞬間
赤い目の悪魔は
大きく口を開けて1人を3回に分けて喰いちぎった。
(キコエナイ??キコエナイ??キキタクナイ??ダレダ??オマエハ??)
(ハッハッハッハハハハハアラハアハアハア)
壊れたように真っ赤な目を見て笑い続けた。
真っ赤な目の悪魔を
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城下町を出た少年は
王都のある地上を目指した。
が
初めての道で迷った挙句
地上付近の門番たちに捕まっていた。
ハル「だーかーら俺は今日、王家騎士団の試験なんだって!!!」
門番「お前のような薄汚れたガキが騎士団に入れる訳がないだろ??」
門番たちは馬鹿にするように高らかに笑いあった。
ハル「城下町から騎士団に入るのがそんなにいけないのか」
門番「城下町の汚い野蛮人共が王家に仕えるなんて、それ自体が罪なんだよ!!」
門番「ハッハッハ」
少年も分かっていた事だが
実際目の前でここまで馬鹿にされるとは思っていなかった。
ハル「ッッ。お前らなぁ。」
少しくすんだ目で門番たちを睨みつけ
剣を手に取ろうとした時。
???「誰が決めたルールだ?」
門番たちは振り返りると
恐れ背筋を伸ばし
すぐに道を開けた。
少年は今だ!と言わんばかりに走り出す。
そして遠くの方でなにか叫び、またかけて行く。
???「面白い子だ」
目の前は地上の世界
日の光が降り注ぎ
すべてが光って見えた。
城下町は地下に存在し、
陽の光はほとんど入らない薄汚れた世界
そこで生活していた人には
地上の光はすべてを飲み込み
希望に変えた。
ハル「スッゲェ…」
待ちゆく人はしっかりと
綺麗な服を来ており
商店も広場もどこも人で賑わっていた。
ハル「いけね。早く行かないと」
高揚感を抑え周りを見渡す。
そして一番大きな建物へ走って行く。
ハル「うっし!着いた!!」
見た事のない大きな建物の前には
大勢の人々が列になって受付を済ましている。
少年も受付を済まし
時を待つ。
「開門!!!!!!」
開門の声で目の前の大きな扉が開く。
ハル(やっとここまで来たんだ)
息を大きく吸って門に入る。
奥に進むとなにやら広場みたいな場所に
並ばされ、人一倍大きな声が響く。
「「これより王家直属騎士団への入団テストを開始する」」
息を呑む少年
「「第一次試験は」」
「「筆記だ」」
入団テスト生「!!!!!!」
頭が真っ白になる少年
ハル「なんでなんでここで筆記なんだよおおおおおお!!!!」
と大声で叫ぶと同時に
少年と同じ事を思った入団生が次々と落胆する。
※既に多くの者が諦めモードです(笑)
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ここまでありがとうございました!!
少し何か分かってきた気はしますね。
でもなんでここで筆記なんだろう。(笑)
次からは少し動いています!!