表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

私の創作の原点

作者: 焼津空羽
掲載日:2026/05/16

 初めて小説を書いたのは24年前。女児だった私は少女漫画に夢中でした。

 病気の少女が健康体の大人の姿に変身して歌手デビューする作品とか、教会の娘がエンジェルの力に目覚めて魔物狩りする作品とか。わかったら同年代。

 私も少女漫画を描いてみたい! でも絵は描けない。そこで、文字だけで漫画を表現する「絵なしの漫画」なるものを書き始めます。我ながらわけがわかりません。たぶん幼心ながら「これは小説ではない」という意識があったのでしょう。例えるなら、漫画の文字だけを書き起こした感じ。ちなみに、絵なしの漫画ノートはまだ取っています。


 小学校高学年になる頃には、空前のケータイ小説ブームが起き。(2005年~)

 で、気づきます。私が書いていた「絵なしの漫画」はケータイ小説だったのではないかと。一緒にするのは失礼ですが、基本的な型が似ていました。そこから中学校に上がるぐらいまでケータイ小説にハマります。読むのも書くのも。


 中学生活にも慣れてきた頃、今度は深夜アニメにハマりました。世は美少女ゲームのアニメ化全盛期。泣きゲーの時代。(2007年~)

 泣きゲーではありませんが昭和58年6月を繰り返す某ノベルゲームにもドハマりします。ループもの大好き。

 気づけば読むのも書くのも男性向け作品ばかりになっていました。ケータイ小説の文体からラノベ調にガラっと変わります。

 個人的にはサブカル・オタク文化が一番おもしろかった時期。ネットが発達しきった後でありながら、なんとなくアングラ感がある雰囲気。まだ大SNS時代ではなかったあの頃。いつかゼロ年代後半を舞台にした小説が書きたいです。(当時書いていたものがまさにそうですが、こう意識的に書きたい)


 2010年代前半には学園ラブコメアニメ(ラノベ原作)の波がきて。

 中学時代に書いていたのが美少女ゲーム風ボーイミーツガール(セカイ系含む)なら、高校時代の作品はTHE・ラノベな学園ものです。

 余談ですが、男主人公で書くと主人公が都合のいい男っぽくなるのは私だけでしょうか? ヒロインにとっての理解ある彼くんみたいになる。「じゃあ男女逆にして女性向けで書けばいいじゃん」と言われそうですが、男主人公で書きたいんだ……! あの美少女ゲームやあの学園ラノベみたいなやつを書きたいんだ……! と燃えていました。

 当時書いていたラブコメを完結させたあたりで、リアルが忙しくなったのもあって創作から離れます。時間の問題以上に「書きたいものがなくなった」が大きかったかな。


 2015年、ある女性声優ユニットに出会います。推しができました。

 推しは声優としての仕事がほとんどなく、声優ユニットでのアイドル活動がメインでした。

 外部仕事のないアイドルを想像してもらえばわかりやすいかもしれません。アイドルグループに所属して、グループ内での仕事はあるけれど、ドラマに出るなどピンで活躍することはない。それの声優版です。アイドルと違うのは「外部仕事(=声優の仕事)」が本業という点でしょうか。

 2019年、ユニットが解散します。推しの唯一の仕事がなくなる危機。

 当時は引退を覚悟していました。幸いにも現実にはなりませんでしたが、ぶっちゃけ2026年現在でも仕事はありません。SNSに景色や手料理の写真を上げるだけという一般人のような状態に……。なんならちょっと人気のある一般人の方がフォロワー数多いぞ……。

 ま、まあ声優って表に名前が出ない仕事も多いって聞きますしね。企業や学校が内部で使う映像のナレーションとか。


 ……でも。推しが演技してるところを見たい!!

 というわけで数年ぶりに小説を書き始めます。解散もまだまだ引きずっていたので心の整理も兼ねて。

 推しをモデルにしつつ、書き始めたらちゃんとキャラが動き出して。創作好きだったんだなぁと思い出しました。時系列は解散する直前あたり。解散したら仕事がなくなる主人公が、バンバン役を取り始める……なんてことは起きません。どうにかこうにか、声優としての一歩を踏み出す。まずは一つ役を勝ち取る。そんな話にしました。

 書き進めるうちに「もうちょっと声優らしい話も書きたいな……」と思い始めます。主人公のやることといったら、歌やダンスのレッスンにライブ。歌って踊ってばかりで声の仕事をしない。オーディションすらあまり受けられない。いやまあそれがテーマであり、譲りたくないポイントですけど。

 それでもなんか色々声の仕事のアイデアが浮かんでしまったもので、売れっ子声優の話も書き始めます。久々に恋愛が書きたくて、こちらはお仕事×恋愛になりました。


 推しユニットの解散は本当につらくて、7年経った今でも消化できていませんが。書くことで少しは元気が出ました。

 少女漫画、ケータイ小説、美少女ゲーム、学園ラブコメ。創作を始めるきっかけや通ってきた作品を振り返って、やっぱり小説執筆が好きなんだなと再確認できました。

 戻ってきたきっかけが漫画や小説ではなく、推し活からの推しロスという生身の人間なのも不思議なめぐり合わせだなと。


 あなたの書こうと思ったきっかけはなんですか? 良ければコメントで教えてください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ