自分を見つめ直す
ここからマスターの本当が見えて行きます…
「それでは始めましょう。リラックスしてもらう為、此方にお掛け下さい」
そうドコタに促されて割とシンプルなベッドに座らされた。
俺はあの衝撃の事実を知らされて…衝撃?俺はあの話で衝撃を受けたのかな?
狼狽えたりしなかった。
事実を割と淡々と受け止めていた。
今まで一緒に生活してきたあいつらを見捨て1人『完全な人間』となる事に何の感慨も罪悪感も感じていない…
やっぱり俺は心が欠けている…
『完全な人間』になれば新しい感情が生まれてくるんだろうか?
気がつくと割と狭い部屋にいた。
まるで瞬間移動したみたいだった。
ここが塔の中なんだろうか?
あの部屋と違って何だか戸棚やら机やら本棚やらごちゃごちゃ色々ある。その他は医療機器みたいに見えるが、専門では無いので何かは分からない。
「それでは…これを目で追って下さい…」
ドコタが胸ポケットから丸い筒状の金属でできた物を俺の目の前に出した。
端から光が出て、左右に揺らした。
それを目で追っていた…
「マスター!今日は赤い石みつけたよー!」
「そうか、そうか!でかしたぞミルハ!良い子だな!」
ミルハだ。よく懐いてソライシを持って来ていた。
場面が変わって俺は窓から塔を眺めていた。
あの塔に入って何が有るのかが知りたいと思っていた。
今その中にいる。すごい事だ…
「この間はな、同業者のハンターに邪魔されてな、横取りされた。まあソライシにそこまで固執してないし、命取られなくて良かった」
そうだった、ナミこの時大変で…
「マスター!タオがソライシ横取りしたー!折角見つけたのにー!」
ロヒがタオにいじめられて…ナミが変なアドバイスしたっけ…
タオは本当に凶暴ですぐカッとなって…
ロヒも大変だよなあと思ったなあ。
その後ナミに冒険誘われて…
「それはやだ。魔物とかと戦っては死にたく無い。痛いのもやだ。死ぬならあの塔の中だ」
そうそう、俺は冒険では死にたく無い。
今は塔の中…しかも自分だけ生き延びる為にいる…
「マスター!今日はね、黄色いソライシ見つけたよー!」
ナハカだ。こいつも懐いて来て可愛い奴だった。頭を撫でると喜ぶ。
「今日はマスター、遊んでくれる?」
「うん、良いよ。ナハカは頑張ったからなあ。でも皆には内緒だぞ。」
あの子は俺と2人だけで遊ぶのが大好きだった…
俺があげるお菓子も大好きだった…
「さあ、ナハカ、ベッドにおいで。服脱ごっか…」
「はーい!」
「最初にお菓子食べようね」
「うん!」
「どう?段々変な気持ちになってきた?」
「うん…お股が…ムズムズする…」
「お菓子が効いて来たかな…じゃあ弄ってあげようね…」
「うん…あっあぅっ」
「乳首の方も…ちょっとつねるよ」
「あうっ」
「乳首と下のお口とどっちが良いのかなあ?我慢してる?可愛い…声出していいよ。誰もいないから…」
「もうグチュグチュだね?中も締まってきた…ナハカはやらしい子だなあ」
「あっあっもうっいっイク…」
「イっちゃう?あっビクビクしたー」
「ハアハア…」
「じゃあ次はナハカのお口で俺を大きくして気持ちよくしてね…そしたらもっとイイことしたげるからねー」
「うん!」
最初は交尾して人が作れるか沢山試してみたけど、結局ダメだって分かってガッカリしたなあ。
でも気持ちいいからいっか。
子供達も喜んでるし。