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選挙前演説!

「アールドおはよー。」


アールドがムーンの部屋のドアをノックしようとすると、ちょうどムーンが出てきた。


「おはよう。今から起こしに行こうと思ってたんだよ。今日は早いね。」


「毎日、アールドに頼る訳にはいかないからね。」


「じゃあ、朝ごはん食べて学園に行こっか。」


「うん!」


二人は食堂で朝ごはんを食べ、部屋に戻り制服に着替えてから、タスキを持って学園に向かった。


「二人ともおはよう!」


学園に着くと、リシェルがメモ帳のようなものを手に、二人の元へと走ってきた。


「おはよう!そのメモ帳は?」


「これ、台本だよ。演説で言うことが書いてあるの。」


リシェルはメモ帳をひらひらさせながら言った。


「休み時間とか放課後とかの空いてる時間にやるんでしょ?」


「そうそう。あとは、最終日に講堂で演説をするんだよ。」


「そうなんだー。じゃあ、とりあえず今日の演説がんばろう!」


ムーンは随分、気合いの入った様子でタスキを肩にかけて意気込んだ。


――昼休み


「ムーンちゃん、演説頑張ろうね!」


「うん。私は何をすればいいの?」


「とりあえず、私が考えてきた台本を読めばいいよ。公約っぽいのも書いてきてるし。」


「分かったー!ありがとねー。」


二人は中庭の目立つ場所に立つと、演説を始めた。


「ムーンさんへの投票、お願いします!」


リシェルはムーンを勝たせるために考えてきた公約が書かれたビラを生徒たちに配っていった。


(よし、私もやろう!)


「ムーンです!生徒会の書記に立候補しました!ぜひ、一票をお願いします!」


ムーンもリシェルの頑張る姿から刺激を受け、自分もリシェルの横で演説を始めた。

リシェルが作ったビラには「自由な校風!純粋な心!」と書かれており、きれいな色合いで塗られていた。


「ムーンちゃん!私たち応援してるからね!」


「ん…。あ!ありがとう!」


演説をしていると、三人の女の子がムーンに話しかけてきて、応援の言葉を送ってくれた。


「そろそろ昼休みも終わるし、この辺りにしよう?」


リシェルは余ったビラを整えながら、ムーンに言った。


「そうだねー!」


二人は一度、撤収する事にした。


――放課後


「あ!アールド!一緒に帰ろー!」


「あ、ムーンちゃん。いいよ。」


アールドを見つけると、ムーンは勢いよくアールドの肩に飛びついた。


「アールドは演説、どんな感じ?」


「絶好調だよ。まぁ、ほとんどムーンちゃんの友達って理由だけど…。」


アールドは落ち込んだ様子でムーンの顔を見た。

ムーンはそんなアールドを見て、首を傾げながら声をかけた。


「そんなことないと思うよ?だって、みんなアールドの事、結構よく思ってる感じだし。」


「そうなの?」


「うん。アールドと友達になりたいって子もいたよ?まぁ、大丈夫だって!」


「…。うん!そうだね!」


「よーし!今日もアールドの作り置きを食べますか!」


寮に着くと、「じゃあねー!」と言ってムーンは自分の部屋に入っていった。


――次の日。


ムーンとアールドはセリナ先生に呼ばれ、職員室に来ていた。


「二人の選挙前演説、とても評判が良かったわよー!初日にしては上出来ね。」


「ありがとうございます!」


「じゃあ、講堂での選挙演説までの間、頑張ってね!」


二人は職員室を後にし、そのまま授業へと向かった。

今日はSクラスで唯一、一コマだけ実戦の授業がある日だった。

Sクラスの生徒たちは王都の闘技場を模した広場へと集まった。


「よし、集まったな。私は、Sクラスの魔法戦の授業を担当するアンドレ・タークだ。アンドレと呼んでくれ。」


魔法戦専門の教師、アンドレは体が締まっていて、細い見た目だった。


「アンドレ先生ー!どんな事をするんですかー!」


学園に入って初めてのちゃんとした授業で、ムーンははしゃいでいた。


「今日は魔法を使う戦いを実戦形式で学んでもらう。ただし、ムーンとアールド。君たちは私に変わって、みんなに実戦を教えてやってくれ。くれぐれも、力を抑えてな。」


「わかりましたー!」


二十人ほどの生徒たちはムーンとアールドの二グループに分かれて魔法戦の授業が始まった。


「私はね、魔力を制御しながら戦ってるよー!ぐーっとしてて、相手に魔法をぶつけられそうになったら、どかーんってやる感じ!!」


「…こう?」


――ドン


「んー。もう少しギリギリまで魔力を押し込めて、破裂させる感じ!」


――ドッパーン!


「お!いい感じかも!あとは、普段から魔力制御をして過ごすことが大事だよ!」


ムーンはなんとか、独特な教え方でクラスの子たちに魔法戦で重要な事を教える事ができていた。

アールドも自分なりの教え方で指導していた。


「魔法は遠距離や中距離だけじゃなくて、体術で戦う時も魔法を使えるんだよ!」


「そうなの?」


「うん!例えば、普通は拳を相手に当てるだけのパンチも、魔力膜を張ることで威力が上がるし、自分の拳の保護にもなるんだよ。やってみて!」


「…こうかな?」


「んー。もう少し拳に集中して、薄く伸ばすイメージで魔力を広げるんだよ。」


「あ!できたかも!」


「お!もうできたんだね!すごいよ!」


アールドはムーンよりも言語化して、分かりやすく説明ができていた。


「いい感じだな。よし、そろそろ時間だ。この授業は終わりにする。お疲れ。」


そして、授業は終わった。

そのまま、昼休みになったので今日もアールドとムーンは選挙前演説をする。

それから、ムーンは昼休みが終わるまでビラ配りや自己紹介を途中から来たリシェルと一緒にしていた。

忙しくて、しばらく更新できてなかったです!!

久々になろうを開いたら、2ヶ月も放置してた事に気付いちゃいましたよ!

ま、とにかく、今回の話も楽しんでください!

では、また。

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