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世界世界世界  作者: YB


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17/20

#17 スマホを持たない高校生

 東京タワーよりも高くて、スカイツリーよりも少し小さい怪獣は【現実世界】の小さな地方都市と【初まりの世界】のパーソル学園都市から見える場所に存在を共有している。

 怪獣はゴツゴツした黒光の鱗、巨体を支える二足の太い足、下半身に比べるとスラッとした胸部、そこから生えるトカゲのような短い腕、頭部は‥‥頭部は‥‥頭部は‥‥。

 頭部は悲しそうなヒト科ヒト属の‥‥悲哀に表情を歪めた女の顔をしている。

【闇系チャンネル】が怪獣の存在を周知させるまで、誰も‥‥闇系以外の人間は誰も‥‥怪獣を認知していなかった‥‥つまり、日常に溶け込む、当然の存在として‥‥受け入れていた‥‥受け入れてしまっていた。

 だから、怪獣の顔が‥‥悲哀に歪めた女の顔であっても、人間は‥‥それが自分たちが勝手にそう思い込んでいるだけで、別に顔は人間の女とは違うかも知れない‥‥と、思考が拒絶してしまい‥‥怪獣の顔が悲哀に歪めた女の顔だとは誰も指摘しなかった。

 闇系は怪獣の頭部が悲哀に歪めた女の顔であったと気付いていたとしても、それを声に出して、何か行動を起こすことはしない。闇系はすでに与えれてもいない、自分が勝手に定めた役割を果たしたと自己完結していた。怪獣と云う危険を、YouTubeを使って周知させた‥‥闇系はつまり‥‥そこで満足するような少年であった。

 怪獣の顔はさておき。本来『あと二日は目覚めないはず』の怪獣が‥‥大きくなる特異点を恐れた【法則性】によって強引に覚醒させられた。今の世界線で最大特異点となった【負けず嫌い】リュカと、和泉光平【救世主イズミ】が‥‥出会うはずのない二人がクロノスタシスで邂逅してしまった。

【法則性】はそんなありえない事象に怪獣の早期覚醒と云う対策を講じた。

 クロノスタシスに女神とリュカと和泉と‥‥そして、闇系がいるこの瞬間に怪獣を覚醒させて‥‥世界の終わりに向けて収束と帰結していく。

 そして、一つのイレギュラーが起こる。

 超高エネルギーに気付いた彼は‥‥そうだな‥‥彼の名前は【謎系】としよう。

 深夜0時‥‥謎系は閑静な住宅街にある平凡な民家の自室のベッドから飛び起きる。

「えッ!?‥‥あれは、マズイ、マズイ、マズイッ!」

 頭を抱え込み、ベッドの上を右往左往する謎系は、小さな地方都市の普通の高校に通う普通の見た目をした17歳だった。普通と違う点は‥‥謎系はSNSをしない、動画を見ない、スマホを持たない、PCをしない‥‥ストーリーに関わりたくない‥‥そんな高校生だった。

「どうする?どうする、どうする、どうする‥‥あれはマズイ‥‥世界が‥‥終わるッ!」

 シンプルなパジャマ姿のまま、普通な謎系は窓から外に飛び出した。

 小さな地方都市の真ん中に、東京タワーよりも大きくて、スカイツリーよりも小さい怪獣が存在している。

 謎系は怪獣に向かって走りながら、「クソッ!クソッ!‥‥ついに‥‥逃げきれなかった」と愚痴をこぼす。教室で、自宅で、街中で‥‥この一週間、突然、現れた怪獣の話題で持ちきりだった。同じくして、怪獣の存在を認知した謎系が真っ先にとった行動は‥‥この小さな地方都市から脱出することだった。

 焼肉店のアルバイトでためた貯金を切りくづし、謎系は地方都市を離れて遠くに行こうと決断した‥‥しかし、地方都市から抜け出せなかった。正確には、地方都市の外に出ることを自分で許せなくなってしまった。干渉を理解しても抗えない‥‥そんな強力な精神干渉を受けていると謎系は知った。

 親も友達も、地方都市に住まう人は“怪獣と云う危険”に気付きながら、強力な精神干渉によって誰も遠くに避難する選択を取らなかった。

 怪獣に向かって走る謎系が、怪獣の“違和感を覚える頭部”が、こちらを‥‥小さな地方都市を見下ろし、その口が超高次元の魔力エネルギーを集中させている現象を目撃する。

「ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ‥‥なんで、誰も起きないんだッ!‥‥気付かないんだッ!」

 そして、怪獣の咆哮と同時に‥‥世界の終わりが始まったッ!

 怪獣は口から超高次元の魔力を一点に集中させて‥‥レーザー光線を吐き出した。

 世界の終わりに相応しい、真っ赤に鮮やかな光線だった。


 GYAOOOOOOッ!!!


「あーもうッ!‥‥関わりたくなかったのにッ!」

 パジャマ姿の謎系が‥‥17歳のスマホを持たない以外は“普通”の高校生が‥‥。

 右腕を上げると、それはとてつもなく大きな黄金に輝く手が‥‥出現した。

 そして、怪獣のレーザー光線を黄金に輝く手が掴み‥‥握りつぶした。

 ビシャッゴーンッ!

 超高次元と超高次元がぶつかり、合わさり‥‥消滅するッ!

 よって、世界の終わりは免れた。

 怪獣がまたエネルギーを溜めるため、しばしの沈黙に戻る。

「ハァ、ハァ、ハァ‥‥世界の終わりは半日は延ばせたか?‥‥あぁ、ダメだ‥‥蕁麻疹が出て‥‥もう‥‥かゆいッ!」

 顔から足の指先まで赤いブツブツにミミズ腫れのようなアカギレを起こした謎系がその場に‥‥地方都市のビジネス街のアーケード通りに塞ぎ込む。

「かゆい、かゆい、かゆいッ!‥‥後は本当に頼むぜ‥‥ヒーロー‥‥」

 謎系‥‥17歳の“普通”の少年は‥‥【物語アレルギー体質】だった。

 同じくして、【初まりの世界】でも、全く同一の現象が起きる。

 怪獣の超高次元の魔力によるレーザー光線を‥‥左腕を上げた【普通】の謎系がとてつもなく大きな黄金に輝く手を出現させて‥‥世界の終わりを食い止めた。

【初まりの世界】の謎系も17歳で、【普通】の個性を持つ学園生であった。

 謎系が「かゆいッ!」と叫んで、その場に塞ぎ込む。

【初まりの世界】の謎系もまた‥‥【物語アレルギー体質】だった。

 そして、【現実世界】の謎系と【初まりの世界】の謎系は‥‥その視点を共有している。

【物語アレルギー体質】の普通の謎系はこれ以上、物語に関わることはできない。

何故なら‥‥かゆくなるからッ!


 謎系によって延長させられた世界で‥‥【法則性】は初めて理解ができないでいた。

 998回繰り返した世界の終わりに‥‥謎系と呼ばれる高校生の出現は一度も‥‥ただ一度もなかったからだ。

【法則性】は人格を持たない意思で状況を推測する。

 全く、特異点を感じていなかった【謎系】の登場は、本来なら怪獣を認知することができないまま【謎系】は死んだのではなかろうか。闇系】が怪獣を覚醒前に周知させたことにより、怪獣にも匹敵する巨大な力を隠していた【謎系】を行動させ‥‥世界の終わりが延長したのではなかろうか。そもそも、【法則性】が怪獣の覚醒を早めたせいで、【謎系】と云うイレギュラーが発生してしまったのではなかろうか。

 ‥‥【法則性】は収束と帰結が遅れた世界で、悶々と思考試行を続ける。


 クロノスタシス‥‥時計の針が止まって見える場所。

【現実世界】と【初まりの世界】を繋ぎ、調整をとるそのグラデーションもない真っ白な空間で、【負けず嫌い】リュカと【救世主イズミ】は対峙していた。

 女神は慈愛に満ちた優しい微笑みで二人を見守り、闇系は拗ねたように背中を向けてアイフォンをいじっている。リュカとイズミは目の前に立ちはだかる強者の気配に、臨戦態勢はとりながらも動けないでいた。二人にとって二人は‥‥敵か味方か‥‥思想も信念も、まだ分からない赤の他人だからだった。

 998回世界をやり直し、999回目の女神だけが「フフッ」と神秘的な笑みをこぼし語りかける。

「【負けず嫌い】リュカ、【救世主イズミ】‥‥ようこそ、最後の選択に」

 リュカが【時空剣】をイズミに構えてまま問いかける。

「‥‥僕が経験した8回の最後の選択は、いつも女神様と僕の二人だけでした‥‥今回の世界線はどうして‥‥その‥‥こんなことに?」

「分かりません‥‥わたしはもう‥‥知りません‥‥最善の策をとるだけよッ!」

「え!?‥‥そんな‥‥えぇ‥‥」

 リュカが腑に落ちないように唸った。

 漆黒のローブを纏ったどう見ても正気じゃないイズミは【女神】と呼ばれた女に疑念を抱く。

「おいッ!女神ッ!‥‥お前が主犯かッ!‥‥僕のエルザを奪ったのは、お前かッ!」

 バチバチと魔力の電気を帯びて和泉が叫ぶ。

「エルザ?‥‥【人懐こい】エルザよね?‥‥【救世主イズミ】の大切なパートナーをどうしてわたしが‥‥奪うの?‥‥どうしてエルザを‥‥あなたは剣を持っていないの?‥‥怪獣に対抗できるかも知れないとされている剣を‥‥」

「うるさいッ!‥‥エルザは‥‥僕の剣は‥‥闇系に連れさらわれたッ!」

「えッ!」

 絶世の美女の女神は目を見開き、闇系の背中を睨む。

「あなたはッ!‥‥あなたは‥‥何をしたの?‥‥わたし知らないわよ‥‥あなたが【人懐こい】エルザを‥‥連れ去っていたなんてッ!」

 闇系が背中を向けてあぐら座りをしたまま答える。

「知らねえッ!‥‥俺を連れ去ったのはお前だろうがッ!ブスデブ死ねッ!」

「わたしは‥‥わたしは‥‥人の尺度で見たら整っている方ですッ!」

「うるせえッ!ブスッ!‥‥俺は‥‥虫の居処が悪いッ!‥‥そのキンキンやかましい大きな声で‥‥喚くなッ!」

 女神は「ぐぐっ」と野獣のように呻くと、闇系のアイフォンから光が輝き、【人懐こい】エルザが出現した。

 エルザはボブヘアーで小動物のようなクリクリした瞳をしているが、それはもう恋盛愛花とは違う【人懐こい】エルザの個性として、確立されている‥‥そんな表情に変わっていた。

 そして、エルザは【半霊人】になっていた。

 異世界に導かれた【現実世界】の子供たちの魂が、クロノスタシスで【半霊人】としてのアバターを授けられたように‥‥クロノスタシスで姿を表したエルザも【半霊人】としてのアバターを授かっていた。

「待って‥‥イズミ‥‥わたしはここにいるよ」

 スマホから出現したエルザがトテトテと歩き、女神の前に立つ。

「‥‥女神様‥‥ごめん‥‥【人懐こい】エルザは‥‥個性管理センターのシステムから逃がれて‥‥【半霊人】としてアバターまで勝手に‥‥使いました‥‥」

 ちょこんと頭を下げると、女神が慈愛に満ちた微笑みを返す。

「‥‥分かりません‥‥こうして【人懐こい】エルザが頭を下げることも‥‥何故、あの子のスマホから出現したのかも‥‥もう、わたしには‥‥分からないッ!」

 表情と合わない激しい口調で、女神は叫んだ。

「もういい加減にしてッ!‥‥勝手にしないでッ!‥‥わたしの邪魔をしないでッ!‥‥導くのはわたしッ!‥‥導かれるのはあなた達ッ!‥‥いつもそうやって‥‥わたしのゆう事を聞かないからッ!‥‥世界は終わるのよッ!」

 女神の怒号がクロノスタシスに吸い込まれていく。イズミとエルザも、愛しい人との再会と云う感動も忘れて、女神の美しい微笑みに目が離せなくなる‥‥それは恐怖に近い感覚だった。

「いいわッ!聞きなさいッ!そして選びなさいッ!‥‥最後の選択に立ち会う子らよッ!」

 女神が半ばやけくそのように語り始める。

「怪獣は今のままだと‥‥倒すのは不可能‥‥1割1%の可能性もないわッ!」

 背中を向けて座る闇系がすかさず口にする。

「1割は10%なッ!」

「あなたは黙っていてッ!‥‥とにかく、世界を滅ぼず怪獣を倒すためには‥‥【時空剣】で【現実世界】か【初まりの世界】のどちらかを‥‥消し去ります‥‥そうすれば、怪獣の半分のエネルギーを消滅させることができる」

 息を呑むように、リュカとイズミとエルザは話を聞いている。

「半分‥‥50%になってようやく、怪獣に立ち向かえます‥‥世界を共有する怪獣は‥‥二つ世界分のエネルギーを保有しています‥‥今の100%の怪獣には、50%と50%では不可能なのよ‥‥エネルギー量で勝敗が決まるこの世界においてッ!」

 女神がまくし立てる。

「世界を繋ぎ‥‥世界を壊す‥‥【時空剣】でどちらかの世界を消し去りなさい‥‥半分になった怪獣なら‥‥極ッ!極ッ!極ッ!‥‥僅かながら、倒せる可能性が生まれるわッ!」

 【時空剣】を握るリュカが「クッ‥‥」と歯を食いしばる。

 【勇者】リュカとして8回繰り返した、9回目の【負けず嫌い】リュカは、自分が8回ともどちらの世界も消し去ることができず、クロノスタシスから世界の終わりを見つめていた出来事を‥‥思い出している。

 だから、【時空剣】を今すぐ捨ててしまいたい衝動にのどをかきむしりたくなるが‥‥。

 そうすれば‥‥結局、世界は滅びるだけだった。

「女神としての最後の‥‥導きよッ!‥‥正真正銘、これが最後ッ!‥‥リセットも残機もない、完全な終わりッ!‥‥もうわたしには力が残されていないッ!‥‥【負けず嫌い】リュカは決めなさい【時空剣】で消し去る世界のどちらかを‥‥。そして、【救世主イズミ】背負うつもりなら、リュカと戦い勝利し、【時空剣】を手にしなさい」

 女神が一歩踏み出して、堂々と宣言する。

「わたしの可愛いバックアップの【現代的な冒険】によってリュカのレベルは311。わたしの【神兵】育成による異世界の魔王を倒す冒険によってイズミのレベルは88よ‥‥でも、勝負って分からないでしょ?‥‥イズミがもしリュカを倒すことができたら、レベルは急激に上昇し‥‥【時空剣】を振るう限界突破に達することもできるでしょう」

 女神は「ハァ、ハァ」と呼吸をして大声で叫ぶ。

「最後ッ!‥‥これが本当に本当の最後の‥‥導きよッ!‥‥あとは、あなた達で決めなさい‥‥世界の命運をッ!‥‥わたしは最善を尽くしたッ!‥‥もういいッ!‥‥女神は終わりッ!‥‥導き終わりッ!」

 女神の宣託が終わった瞬間、【救世主イズミ】が動く。

「来いッ!エルザッ!」

 エルザは不安そうに「んっ」と頷いて光の粒子になり、イズミの手の中に吸い込まれる。

 イズミの手に【天使の翼のような剣】エルザが戻ってくる。

「エルザッ!‥‥僕の剣ッ!‥‥二人の世界を守ろうッ!」

 イズミが剣に向かって芝居じみた声で語りかける。

「‥‥イズミ‥‥待って‥‥世界は二人だけのものじゃない‥‥」

【天使の翼のような剣】エルザが思念の言葉で答える。

「エルザッ!‥‥お前は歯向かうような女の子じゃないだろうッ!‥‥僕のゆうことを聞けないのかッ!‥‥僕はエルザのために‥‥エルザを個性管理センターから解放するために‥‥【初まりの世界】を破壊しようッ!」

「イズミ‥‥待って‥‥そんな簡単な選択じゃない‥‥」

「エルザッ!‥‥エルザ、エルザ、エルザッ!‥‥違うだろ、僕のエルザは‥‥僕の剣は‥‥いつもなら、肯定して‥‥わたしを使えってゆう場面だろッ!‥‥そしたら僕は、使わないって約束するからッ!」

「落ち着いて‥‥イズミ‥‥わたしを使ってもいい‥‥けど相手を見極めるべき‥‥」

「やっぱりッ!‥‥Vtuberになってしまったお前は‥‥変わってしまったッ!‥‥闇系に洗脳されてしまったッ!」

「違う‥‥おかしくなったのは‥‥イズミ‥‥いつもみたいに冷静になって」

「うるさいッ!‥‥僕はいつも冷静だッ!」

「違う‥‥イズミは‥‥混乱してる‥‥慎重に‥‥慎重になるべき‥‥」

「黙れッ!‥‥女が世界の行く末に口出しするんじゃねえッ!」

「‥‥‥」

 イズミが【天使の翼のような剣】を構える。

 イズミの言動を見守っていたリュカが、【時空剣】を構える。

「‥‥イズミ君でいいかな?‥‥悪いんだけど、君に世界は背負わせられない」

「僕はいつも世界を救ってきたッ!‥‥いいさ、やってやるッ!‥‥レベル311?‥‥チーターがよッ!‥‥僕は【救世主イズミ】‥‥だッ!」

「【現代的な冒険】の熾烈さを知らない奴には何も分からないッ!‥‥かかってこいッ!‥‥レベル88ッ!」

 女神は闇系の隣に腰をおろし、リュカとイズミを見守っていた。

「ねえ‥‥あなたは‥‥戦わなくていいの?」

 女神が背中を向けた闇系に問いかける。

「うるせえッ!‥‥Twitterの更新に忙しいッ!」

「世界が終わったらTwitterも無意味なのに?」

「世界の終わりより、SNSのチェックは‥‥尊いだろッ!」

「はいはい、そうね‥‥あなたとひと時、別行動したせいで忘れていたわ‥‥あなたはそうゆう奴だったわね」

「フンッ!‥‥Wi-Fiがなかったらすぐにでも、家に戻って引きこもりライフを再開するんだがなッ!‥‥良かったなッ!‥‥こんな辺鄙な場所にも、Wi-Fiがあってッ!」

「‥‥どうしてかしらね‥‥何で、クロノスタシスにWi-Fiが飛んでるのかしら‥‥わたしは‥‥結局、分からないことだらけ」

「ググる癖をつけないから‥‥そうなるッ!‥‥ネット社会に置いてかれてるだけだぞッ!」

「‥‥はぁ‥‥わたしさ‥‥あなたのこと‥‥やっぱり嫌いだわ」

「人に面と向かって嫌いとかゆうなよッ!‥‥それ素直でもなんでないからなッ!‥‥ただの社会性のないクズがすることだからなッ!‥‥嫌いだったら‥‥静かに離れていなくなれッ!‥‥いちいち、嫌いだなんて知らせてくるなッ!」

「はいはい‥‥まあ、もうどうでもいいわ‥‥さあ、世界の終わりを見届けましょう」

【負けず嫌い】リュカと【救世主イズミ】が同時に駆け出したッ!



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