空白ばかりでも
人の価値観は
それぞれだけど
僕にとったら
宝石よりも
綺麗に思える
そんな夕暮れの太陽が
西の空へと沈んでいく
なんであんなに
心を惹かれるんだろ
そういえば
子どものときも
ずっと眺めていたりしたな
山の向こうへ沈んでいく太陽を
暗くなるまでずっと
あの頃から後の
僕の歴史と言ったら
空白ばかりで
穴が空いていて
そんな状況のまま
今に至って
変わったところは
年齢くらいなのかな
相変わらず
弱いばかりで
僕には楽しい思い出
なにもないんだなって
虚しくなる
ただ
それでも
暗くなっても
仕方ない
落ち込むために
塞ぎ込むために
後悔するために
これまで歩いてきたわけでも
耐えてきたわけでもない
生きていくたび
辛くなる思い出に
していいはずがない
まだ終わらない
まだ終れない
他人に頑張れは言えない
でも
自分にならいくらでも言える
だから
頑張れ僕
もっと
もっと
今のままじゃ足りない
頑張れ
頑張れ
苦しくなる
辛くなる
でも
ここで諦めたら
もう二度と立ち上がれない
その予感だけは当たる気がするから
空白は埋められない
だから
必死で今を作る
足りていないや
弱いを
少しずつ埋めながら
これでも
これでも