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文学探究

作者: 悠紀

子供の頃から空想癖があり、頭の中でストーリーを組み立てていくのが好きだった。今でも、面白い本を読み、映画やお芝居を観ると幸せだと感じる。

しかし今、大学では文学部の人気が衰退していて、なぜ文学部が必要なのかと問われるまでになっているらしい。現状に悲しくなってしまう。

大学に入学する前は、私もなぜ人間に文学が必要なのか分からなかった。文学が生まれた遥か昔から、人間と文学は切っても切れない関係であったにもかかわらず、人間がなぜ文学を追い求めるのか、と問われても答えに詰まっていた。

そんな自分に答えを出してくれたのは、大学の教授である私の恩師だ。文学とは、人間とは何かを探究し続けるものだと、教えてくれた。作家はたくさんの本を書き、人間とは何かを世に問い、自らも探し続けている。そして、答えがないからこそ、文学は滅びないのだという。

映画や舞台を見終わった後に、笑顔で劇場を後にしたり、音楽を聴いて幸せな気分になったり、本に大きな感動を貰ったりすることがある。これは、物を造り出す、文系の頭を持った人にしか出来ない事だ。

自分を元気にしたり、涙を流したり、エンターテイメントに時間を忘れて夢中になったり、人の心を動かせる作家の方々に、文学は滅ばせないと私は誓う。文学は永遠に続いて欲しい。薄っぺらいケータイ小説や、芸能人の本しか売れない今だからこそ、強くそう思う。

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