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ひなたの詩&エッセイ集

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作者: ひなた


 ねえ あなたはだれなの?

 いつもたしかにここにいるのに

 その姿を見たことがないの

 あなた何をしているの?

 わたしの問いに答える声はない


 いるのに見えない聞こえない

 あなたを追うほど 深く暗く

 わたしも沈んでいくの――


 徹底してあなたはわたしの傍にいる

 ばかみたいにぴったりついてくる

 ペタ(ぺた) ペタ(ぺた) 一方後ろ

 いつも聞こえる足音はあなたのもの?



 ねえ あなたはどうして

 いつもわたしを見ているのに

 その姿を見せることはないの

 あなた何をしているの?

 わたしの問いは禁忌になりますか?


 あるのに知らない見つからない

 あなたが迫るわ 近く近く

 わたしが振り向けばそこに――


 どうしたってあなたはわたしを離さない

 敵でも見方でもないくせに

 ぺた(ペタ) ぺた(ペタ) 三歩後ろ

 足跡が残っていたの



 光り輝くわ 強く明るく輝くわ

 そうするとあなたは更に闇を深くするの

 反対にわたしが暗く沈んだときには

 あなたは見えなくなるのよね

 まるでわたしを包み込むほどに

 大きく膨らんでしまったかのように



 いるのに見えない聞こえない

 あなたを追うのか 追われているのか

 わからないから終われない


 飽きもせずにあなたはわたしの傍にいる

 入れ替わるときでも狙ってるの?

 ひた(ひた) ぺた(ぺた) 一歩後ろ

 追い越すこともなく 離れることもなく

 いつも聞こえる足音はあなたのもの?




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