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しるし2(詩集)

夏の唄が流れてる

作者: さゆみ

付けっ放しのテレビから夏の唄が流れてる

赤とか黄とか青とかオレンジ

ギラギラで弾むようで

音符が跳ねてる


開けっ放しの窓から車が水溜りをひく音

ライトがあたる雨粒と道路

キラキラで染みいるようで

夜が刺さってる


やりっぱなしの仕事とか

投げっぱなしの読書とか

笑いっぱなしの言葉とか

泣きっぱなしの国家とか

怒りっぱなしの世相とか


いつかはみんな終わってしまうこと

終わらせなければならないこと

良くも悪くも

流されても、引きずられても、

それは自分の意志で捉えるしかなくて

だったら……


だったら


付けっ放しのテレビから夏の唄が消えて

開けっ放しの窓から明かりが薄れて

雨音はまだ終わらなくて

放りっぱなしの自分を見つめてる

雨音はまだ激しくて、激しくて、


もう一度、夏の唄が聴きたい





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― 新着の感想 ―
[一言] 歌詞みたいだなぁと読んで思いました。 歌にできそうですね。
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