表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

”語る”って何?

あ~、最悪。みんなぁ~、うちの悪口しにぐち聞いてぇ~?あ、悪口しにぐちってのは、聞いた人はみぃ~んな”死んじゃう”んだぁ~!wwすごいでしょ~!なんてねっ!

今から話すのは、実話ではないから安心してねぇ~!でわ、地獄へ行ってらっしゃぁ~い!


~三月~

「あの、ら~くえんの~さーきに~あ~こが~れている~♪」(YUIの曲の歌詞)

私はのんきにYUIの曲を歌っていた。周りの子もニコニコ笑いながら聞いてくれていた。でも、みんながいい気持ちで聞いていたわけじゃなかった。この時の私は、そんなことに気付くはずがなかった。

「もうすぐ卒業だねぇ~!」

「そうだな!まぁ、んなことどーでもよくね?」

「え~!なんでよ~!もうこのみんなで一緒になることはないんだよ~?」

「分かってるよ、でも今からテンション下げてたら中学で生きていけねぇ~ぞ?」

「で~も~!」

「もういいだろ!?…オレがいるんだからさ…」

「ん?なんか言った~?」

「言ってね~よ!!バぁ~カっ!!」

「なにそれ!!ひっど~い!!」

なんてねっ!ほんとは、知ってるよ!聞こえたんだ。”オレがいるから”って。でもなんで、そんなこと…?まぁこれは、照れ隠しってやつだね。私が鼻歌をふきながら小説を読んでいた。そんな私の前に黒い影が出てきた。ん!?なんだっ!?顔を上げてみると――――――

「ねぇ、ちょっと来て」

「な、なに?」

「…あのさぁ~、YUIのことあまり知らないくせに、語らないでくれない?」

「”語る”なんてやってないよ?」

「いや、間違った歌詞を知ったかぶりで歌ってたじゃん?」

「う、歌ってないよ…!間違った歌詞も歌ってないっ!」

「ウソは言わなくていいからさ。ね?だから語んでくんない?」

「…それは、歌うなってこと?」

「違う。語らければいいの。」

「何それ、そんなの――――――「もういいから、語んなっ!!」」

そう言って私の前から黒い影は消えた。

「……。」

「あ、あの、大丈夫…?」

「なんだろ?あれ。そんなことでいちいち呼び出してら、キリないよ?」

「えっ?」

「ねぇ、そう思わない?」

「う、うん。そーだね、」

「変な人たちだねぇ~(笑)」

「(私的には、あなたの方がよっぽど変な人だよ)」

…なぁ~んて、そんな爽やかにいれるわけねぇ~じゃん。どんだけ心広いんだよ、そいつ。ってか、細かっ!?うっざぁ~!ま、こんなに爽やかにしてんだからさ、(表だけww)ありがたく思っていただきたいよね。 私は、教室を出た。…次呼ばれたら、どうやって地獄に落とそうかな…フフフッ♪

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ