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虚栄  作者: 竹取夜鷹


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38/40

19' ?? Day3

USBに情報を入れた。1つ渡すとして、予備をもう2つ持っていこう。何があるかわからないし。

時刻は19時。出発しよう。バッグにUSBと特殊警棒とスタンガンだけを入れる。相手は女性から、ピストルはいっか。サプレッサーの仕入れの目途も立ってないし。弾の仕入れなら容易なのに、日本は不思議な国だ。

靴紐をしっかりと結び、バタフライナイフも尻ポケットに入れ、家を出る。

待ち合わせに指定されているのは難波十神社の境内のベンチ。日本人は信心深いってのは侍や忍者と一緒の扱いなのか。マスクをつけ、ゆっくり歩いていると、見覚えのある女の子がいる。小倉だ。

「や」

「わ!!」

後ろから声を掛けると飛び跳ねた。

「・・・なんだ、加藤か。何の用?」

「目についたから声かけただけだよ」

・・・支倉が高馬のこの情報を知って、幻滅したとする。じゃあ、高馬はどこに向かう?小倉だな。小倉は今、高馬に振られたばかり。じゃあ、嫌いになる理由をラッピングして小倉にプレゼントして差し上げよう。2人の女性から愛想をつかされた高馬はどこに向かう?僕の元さ。

「なによ、話しかけてきたのに黙り込んで」

・・・僕はツイてるな。このUSBの中に小倉の情報を入れてない。でも、なんでこの情報を知ったのかって追及されるわけにはいかないな。

「や、なーんでもないよ。んじゃ、僕は予定があるから」

すれ違いざまに小倉の財布をポケットから抜き取る。財布の中にUSBを入れ、交番に届ける。


到着したのは20時。初めて来た神社。僕はキリスト教を信じてたけど、牧師を殺した時点で無神論者になった。神はどんな敬虔な人も助けない。馬鹿馬鹿しいね。

ベンチに人はいない。仕方がないからベンチのそばの大きな木にもたれかかる。ガシャンガシャンという音が鳴り、そっちを見ると誰かがお参りしている最中のようだ。

その人物はこっちに近づいてきた。じゃあ、あれが支倉だな。僕はボイスチャンジャーをマスクの下に着ける。

「・・・あ、あなたが細君?」

「国破れて」

「あ、そして誰もいなくなった」

「私が細君だ」

「は、初めまして。んで、調べて来てくれたの?」

「勿論」

僕はUSBを鞄から取り出した。

「20万は?」

「急かさないでよ」

封筒に入った金を渡される。

「・・・多くないか?」

「別にいいよ。こん中には何が入ってるの?」

「高馬悠太の情報。交友についてだが、小倉という女性がいる。幼馴染みでアパートは隣部屋だ」

「・・・ねぇ、もう1つ、依頼してもいいかな」

「内容による」

支倉はUSBを手の内で弄んでる。顔は恍惚としている。1人の人生を手中に収めてヨガってるのか。クソアマ。僕の性癖の対象外だ。

「その、小倉って人排除しなくちゃいけないからさ」



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