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虚栄  作者: 竹取夜鷹


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11’ ?? Day2

電車を降り、旦那の後ろを気が付かれないように歩いていく。忘れてるのか知らないが振り向きもしない。こんな不用心なターゲットの尾行なんて初めてだよ。彼は真っすぐにコンビニに向かって歩いてく。コンビニから見覚えのある人が出てきて驚いた。嫌な気は確かにしてた。急に交際を始めた旦那と急に旦那の調査を依頼する支倉さんからの電話。たまたまだって思いたかったけど、さすがに無理だ。旦那。どうしてよりによってお願いしたのがその人なんだ。どうして僕じゃあないんだ。どうして旦那はそんなに運が悪いんだ。

どちらからにも気が付かれないように踵を返し、少し歩く。歩きながら引き続き旦那について調べる。旦那の両親はろくでもないことは重々承知。じゃあ、彼自身は?フツーにグーグルで調べてみよう。高馬悠太っと。・・・うーん特にヒットはしないな。何かの大会に出たことも犯罪歴もなさそう。うん、普通だね。じゃあ、****でも調べてみよう。願わくは何もヒットしないことを祈ろう。僕は旦那のことが大好きだからこそ、彼の過去を詮索したこともないし、小倉のことも高橋のことも調べたことがない。調べたくなかったし。検索結果は3件。1つ目は親が逮捕されたことに対する新聞の切り抜きだ。もう一度読み返してみても得られる情報は父親が人を殺したってだけだ。だけってのもおかしいけど。これは彼とは関係なさそうだ。2つ目は削除された個人ブログのようだ。目次をざっと目を通す。・・・これはアレだな。児童ポルノの目次みたいな感じなのか。・・・落ち着け。高馬悠太なんてありふれた苗字にありふれた名前なんだ。たまたまだろ。僕は高馬悠太のページに飛んだ。

そこには見たかったものもあったが見たくはなかった。彼が裸にひん剥かれ、写真を撮られている姿。女性の集団に襲われている動画。首輪をつけられて、青痣まみれで床に転がっている幼少期の彼の写真が100ページ以上あった。最初の方は少し息が荒くなって股間に手が伸びかけたが後半に行くにつれて萎えていった。ついてないけど。

息を整える。3つ目のウェブを開く。それもブログで奇怪な死に方をまとめた個人ブログだった。しかも知り合いが運営してる。ろくでもねーなこの界隈。これを見てシコってるやつの気が知れない。ご丁寧に殺された人の名前だけじゃなく、犯人の名前まで書かれている。犯人をあいうえお順に追い、高馬悠太のページに飛ぶ。そこに書いてあったのはそう多くない文章だった。

高馬悠太。首を締められながらの性交中、近くの灰皿で女性の頭を叩き殺害。付属の写真は体中が黒ずみ、頭が破裂し中が見えるほどの女性の遺体だった。人を殺したことも拷問したこともある僕でさえ目を背けたくなる写真だった。旦那。お前・・・。被害者の女性の名前は中村佐織。・・・?中村佐織?それって父親が殺した女性の名前じゃ?・・・父親が罪を被ったのか。・・・なんで?よく考えると一つ仮説が浮かび上がった。中村佐織はなかなかいい企業のなかなかいいポジションの女性。その企業は高馬の父親が務める会社の親会社でもある。じゃあ、旦那の父親は旦那を企業、というかその女性に売って、旦那がその女性を殺害してしまったから父親が罪を被った。んで母親が戸籍を変えて逃げるために再婚して行方知らず。・・・筋は通ってる。けど・・・。証拠がない以上憶測でしかない。でもこれ以上説明がつく方法がない。あいつ、写真が嫌いって言ってたな。

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