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虚栄  作者: 竹取夜鷹


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8' 先輩 Day2

高馬君からのメッセージだ。講義中だけど開いちゃおう。彼以外、全ての物事が些事なんだから。

「1度家に帰るので、12時にしてもいいですか?」

「勿論。楽しみに待ってるね」

可愛い。彼のことを考えるだけで幸せ。笑みが零れる。慌てて片手で口元を隠す。またからかわれちゃう。初めてのデート。バイトの帰りにご飯を食べに行くことはあっても、遊びに出かけるのは初めてだ。どんな服装でくるのかな。制服はあんまり見たことがないから見てみたかったけれど、帰るって言っていたし私服かな。どっちでもうれしいけど。ゼミの先生の話も頭に入ってこない。時計を見る。もう講義が始まって1時間経っているのに、何も覚えていない。私、ちょっとやばいかな。彼のことが好きで好きで好きで好きで好きで好きで止まらない。今日のデートプランをもう1回おさらいしよう。まずは12時に駅に集合して、ご飯かな。お腹が空いてるって言ったらしっかりとしたものを食べて、空いてないって言うならパンとコーヒーとかを買おう。勿論私が出す。私が買ってあげたものが高馬君の血肉となるだけで嬉しい。それで1時くらいに水族館に到着したら、中を見て回ろう。確かイルカショーは45分周期だったはずだから、2時45分くらいにそれも見て、4時くらいに水族館を出よう。その後・・・そのあと何しよう。ご飯には少しだけ早いし、映画を見るにしても時間がかみ合わないし、ゲーセンでも行こうかな。でも、初めてのデートでゲーセンなんて思い出に残りにくいところ行きたくはないし、ここは年上の私がエスコートしなくちゃいけないから・・・・・・!カモシカホテルの最上階のバーにでも行こうかな。あそこで軽食をとってあわよくば・・・って何考えてるの!魂胆が見え空いてて幻滅されちゃう。落ち着くのよ。前回も見栄を張りたいからバーに呼んだけれど楽しんでる様子はなかったし、そもそもバーって楽しむ場所でもないから却下。じゃあどこに行こう。カフェでだらだらする?・・・ちょっと違うかな。できればいろいろ行きたいんだよな。私が車出せるから、少しなら遠くに行けるし、帰り道車で送ってあげるのならばドライブデートもできる。高馬君が田舎っぽいところに住んでいてよかったよ。うーん、デート、おすすめ、場所で検索してみる?まぁ講義中だから触れないから今は無理だけど。水族館でどれくらいの時間が潰せるかわからないんだよな。本当に困ったら駅の中にあるアパレルショップではやりの衣服をプレゼントしてもいいけど、私はそんなに流行に詳しくはないし、男の人って女の服の買い物に飽き飽きしてるってどっかの動画で見たし、うーんわかんない。何が正解なんだろう。動悸がうるさい。高馬君にがっかりされたくない。会いたい。でも会ってがっかりされたくない。どうしよう。

気が付けばゼミの先生は教室から出ていて、周りの人も荷物をまとめて帰ろうとしてる。いつの間にか終わってたみたい。真っ白のままのノートを見て少し引く。私、高馬君のこと考えてるだけで1時間半経ってたってこと。

「ほたちん、なにしてんの?」

「あ、ごめん!ぼーっとしてた」

「なにー?また高馬君のこと考えてたん?」

「・・・」

「顔赤くして黙らないでよ。授業中赤くなったり青くなったり忙しそうだったね」

「え」

「あ、今度は青くなった。歩行者信号かよ。なに、今日なんかあるの?」

「・・・ねえ、デートってどこ行けばいいの?」

「ん?デートって言った?いつ行くの?」

「今日の12時から」

「今日!?なんでもっと早く言わなかったの!お母さんなんも準備してないのよ!」

「だ、だって今日の朝連絡がきたんだもん」

「・・・ふーん?」

「な、なに?」

「いやー?べっつに、私も体目的じゃあなくて言い寄ってくる可愛い後輩が欲しいなーって思っただけだよ。ほら、連絡先よこしな」

「あ、あげない!」

「初めてのデートでエスコートして頼れるお姉さんっての見せたいの?」

「うん」

「ま、とりあえず喫煙所行こっか」


「火、持ってる?」

「ハイ」

「あれ?吸わないの?」

「臭くなりたくないし」

「後輩君はほたちんが煙草吸ってるの知らないの?」

「うん。言ってないしね」

「でもよく電話するって言ってたけど」

「ゲームする部屋では吸わないよ。ちょっと席外すねって言ってベランダで吸って飲み物取ってきたって戻ってる」

「別に言えばいいのに」

「私はそんな頻繁に吸ってるわけでもなければ軽い煙草しか吸わないし」

「まぁいいや。今日はどんな感じにしようとしてるの?何時集合?」

「12時に駅集合。その後水族館に行って、その後駅の中でショッピングして、ご飯食べて車で家まで送るって感じ」

「・・・え?セックスは?」

「しないよ!」

「なんでしないの?別にゴムつければいいし・・・もしかして、処女?」

「・・・・・・」

「吐け」

「はい。未経験です」

「うっそ信じられない。実物のちんちん見たことはある?」

「・・・」

「吐け」

「・・・ないです。動画で見ただけです」

「・・・とりあえず私のハメ撮り見る?まず慣れからだよ」

「見たくない!」

結局30分ほど手ほどきを受け、デートに向かうことにした。

家に戻り、着替える。っとその前にやることがあるんだった。

「もしもし、頼みたいことがあるんだけど」

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