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虚栄  作者: 竹取夜鷹


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7 高馬 Day2

「お、速攻で既読が付いたな。愛されてるよーでなによりだよ」

「足を踏むな。ちょうど暇してただけだろ」

『私も暇してる!今から遊ぶ?』

「先輩っていくつなんだ?」

「4つ上。大学生だ」

「じゃあ授業を簡単に飛べるってわけだ。羨ましいね」

「サボっといて言うか?それ」

『どこか行きますか?』

『行きたいところたかある?』

「なぁ、おすすめのデートスポットってある?」

「お前すごいね。よくそんなこと聞けるね。どうして僕があんなに怒ったのか理解していないのかい?」

「わからんからお前の言う通り連絡して、今から会うことになったやろ。デートプランとか用意してくれよ、シティーガール」

「けっ、先輩はどの辺にいるんだ?」

「名古屋じゃあなかったっけ。大学がその辺なんだから」

「じゃあ栄でも行って来いよ」

「栄か。行ったことないんだよな」

「じゃあそう送れば?行ったことないので案内してほしいですって」

「成程。賢いなお前」

『栄に行ってみたいです』

「お前、敬語なの?」

「まぁ年上だし、バイト教えてもらってる時からずっと敬語だな」

『栄かぁ、私も行ったことないから案内はできないかな。ごめんね』

『じゃあ、俺が下見した後エスコートしますから、今日は別のところに行きませんか』

『わかった、ちょっと考えさせてね』

「おい頓挫したぞ、使えねーな」

「死にたいんか?水族館でも行って来いよ」

「水族館か」

『じゃあさ、水族館とか行かない?』

「・・・水族館ってメジャーなデートスポットなんか?」

「うん。何かしらのショーがやってるだろうし、魚見てキレイってさえ言ってれば会話がなくても間を持たせられるからな」

「聞きたくねーよ、そんなデートの極意」

「一応聞くけど電車賃は持ってるよね?」

「勿論」

「・・・旦那、僕の分も頼んでいい?」

「着いてくる気か?」

「先輩とやらを見てみたいからね」

「え、普通に来ないでほしい、デートに違う女連れてくるとか笑えない類の冗談だろ」

「とりあえず返信して」

「あ、忘れてた」

『水族館ですか。いいですね。久しく行ってないから楽しみです』

「いや、水族館までついていくわけないだろ。駅とかで先輩を参拝して真っすぐ帰るよ。明日お金返すし、頼むよディアフレンド」

「まぁ、それくらいならいいか。明日返せよ」

「利子付けて返すよ」

『何時くらいにしますか?俺はそっちに向かうの少なくても2時間かかります』

『私も1コマ受けてから向かうから、11時に駅前集合でいい?』

『わかりました。楽しみです』

『エッチな下着着てくよ』

「なあ、なんて返すべきだ?」

「死ね」

「痛って!踵で潰すな!」

~送信が取り消されました~

『忘れて!』

『1・・・2の・・・ポカン!』

「可愛らしい先輩さんだな」

「グリグリすんな!指折れる!」


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