表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「天界の塔」〜あの丘の上で、女神は愛を歌い続ける〜  作者: 餅田ベル
【守護12神・第五席・卑弥呼復活編】
4/77

第4話 タカオの第二研究室!

目を覚ますと3人は森の中にたたずむ一軒の古びた屋敷の前にいた。


マサチカ「ここは…」

ユイ「着いたのかしら…」

ハルノブ「曾爺ちゃんの研究室…なのか…?」


マサチカ「とにかく入ってみよう」


ユイ「そうね。ここで議論してても何も分からないわ、中に入りましょう」


ハルノブ「だな。爺ちゃんの研究記録が残されてるなら回収しないと」


そうして3人は屋敷の中へと足を進めていった。


女性の声「一番奥の部屋の振り子時計の針を8時15分ににセットし5分待機してください。」


3人は女性のナビに従い奥の部屋を目指す。


ユイ「今まで成り行きできちゃってるけどさ、この声って一体だれなの?」


マサチカ「そうだな、そもそも曾爺さんが隠し持っていた記録まで誘導するなんて何が目的なんだ?」


ハルノブ「なぁあんた!あんたは一体誰なんだ!なんの目的で俺達をナビしてる!」


女性の声「・・・」


ユイ「なんかここまできてアレだけどすごく面倒くさいことに巻き込まれてる気がするわ。引き返した方がいいんじゃない?」


マサチカ「同感だな、あまりにも疑問が多すぎる」


ハルノブ「それでも、俺は曾爺ちゃんの記録をこの目で見てみたい!天界の塔の攻略につながるかもしれないんだ!ここまで来て引き返すなんて無しだよ!俺だけでも行くからな!」


女性の声「5分が経過しました、第二研究室の入場ゲートを開きます。その場を動かないでください」


するとハルノブ達の前に置かれているの時計の床が開き、大きな音をたてて階段が出現した。


女性の声「研究室に入場しカズオの記録を持ち帰って来てください。」


ハルノブ「俺はいくぞ、お前達はどうする?」


ユイ「はぁ…これであなた1人行かせて帰ってこなかったりしたら後味悪いじゃない、行くわ」


マサチカ「しょうがないな本当に」


3人は階段を降りて行った。


下には見たこともないテクノロジーで作られた機械の数々が並べられており、部屋の中心のエメラルド色の結界の中にはタカオの記録が浮遊していた。


マサチカ「ほんとうだったのか…」

ユイ「これ…本物なの?」

ハルノブ「見つけた!大発見だ!2人とも神代考古学の最たる物がここにあるよ!曾爺ちゃんの記録だ…」


女性の声「タカオ・ミナカタによる第ニ封印解除準備を開始します。彫刻の民候補者は魔法陣の周りで手を繋ぎしばらくお待ちください。」


ユイ「え!手を繋ぐの!?」


マサチカ「嫌か?」


ユイ「嫌じゃないけどぁ〜…(赤面」


ハルノブ「じぁやるか!」


3人は手を繋ぎ本が浮遊する魔法陣を囲むように円をつくった。


女性の声「魂をスキャンし解除式を同期します。同期を確認・人族タカオ・ミナカタの封印を解除します。解除が完了しました。」


光が魔法陣の上の3人をスキャンすると本の結界は消え、床に静かに置かれた。


マサチカ「どうする、これ」


ハルノブ「俺が拾うよ、言い出しっぺは俺だしな」


ユイ「爆発したりしないわよね?私ちょっと離れてるわ!」


ハルノブ「これ…書かれてるよ!各階層の生態系も攻略法も全部!これはガイドブックになってるのか!すごい…すごいよ!だとしたら最後のページは500階層の記録!みるしかないだろ!」


そして3人は最後のページをを開くのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ