3-1:重なる姿
本章はバトル多めの予定です。
シェフィールド領領主邸のほど近く。
二階建ての、大きめの一軒家。
その二階の寝室で寝ていた男が、何の前触れもなく突如飛び起きた。
痩身に猫背だが怠惰という雰囲気はなく、それなりに鍛えられた体を持っているその男は、どことなく軽薄な雰囲気が漂うが、今は表情に焦燥感があり。
「セブンリー!起きろっ!やべぇ!」
すぐに隣で寝ていたもう一人をたたき起こす。
起こした男と比べ背筋は伸びており、こちらもそれなりに鍛えられている。
二人は寝ていたというのに、何故か暗色の戦闘服を身につけたままである。
「どうしたラファイヴ、こんな夜中に。」
「たぶん敵襲。これは?」
周りの様子を探りながら急いで階段に向かう、ラファイヴと呼ばれた男。
「敵襲?ここが気取られた?」
「わかんねーけど、これマジか!?うわやべっ副長!」
階段を駆け下りつつ下の部屋にいる副長、この部隊における、現地入りしているメンバーのトップに呼び掛ける。
「なんだ。こんな時間に。」
「外のルシックスが消えた!」
「消えた?襲撃か!?」
被せるように言われ、副長は即敵襲と判断する。
副長が発した敵襲の言葉に、その場に居合わせたシェフィールド工作部隊の隊員たちは、即戦闘態勢に入る。
「ラヴァイヴ、分かるか?」
この場の中で最も強力な探知能力を持つラファイヴ、シェリーヌがシェルンに連行されるまでの一部始終を、魔力視していた男に、副長は状況を確認する。
「わかんねー!全然視えない。今日の昼と同じ、マジかよ」
「シェリーヌを消した者か!?」
軽い口調のラファイヴだが、その探知能力はこの場にいる皆が認める程に折り紙付きのはず。
その男が、全然視えないという。
ラファイヴは寝ているときでさえ、この建物とその周辺一帯を感知領域としている。
そして魔力視では感知できないものに対する、肉眼での見張りをしていたルシックスの反応が消えた瞬間、それを検知し飛び起きたのである。
「くそっ!どこだよ、マジで全然視えねー。」
悪態をつきつつ魔力視を続けるラファイブ。
今部屋にいるのは五人、3年ほど前から滞在し、領都を中心に広域魔法陣を敷設してきた部隊員達である。
魔法陣設置メンバーは外にいるルシックスを含め四人で、今室内にいるのは、そのうちの3人と、ラファイヴ。
そして作戦の現地指揮を任された組織の副長、レイサードと呼ばれる男の五人になる。
レイサードは、このような作戦に従事する者の割には、真面目で部下想いの、責任感の強い男である。
不測の事態に備え設置メンバー達の護衛も兼任する、組織の戦闘班で第二位の実力者であり、シェリーヌが「あのバケモノ」と考えている男の一人でもある。
室内の五人と、外にいたルシックス。
これにシェリーヌを入れた七人が、シェフィールド工作部隊。その全員である。
「サムエイト、ナインハルトはドア脇で襲撃者に対応。全員魔法は使うな。おそらく役に立たん。」
「「了解」」
小声で出されたレイサードの指示に、格闘よりは魔法、術式の構築が得意な二人が応える。
全力を出したシェリーヌとの戦闘に勝っている以上、魔法は無意味だ。
レイサードでさえ、シェリーヌの魔法を食らえばまず耐えられない。もちろん直撃すればである。
敵がそうと確定したわけではないが、ラファイヴの検知に絶対の信を置いているメンバーは、この正体不明の襲撃者をシェリーヌを倒したものと想定し、魔法での攻撃を接敵前に選択肢から除外した。
指示を受けた二人は隣の部屋、玄関に隣接する部屋に移動すると、玄関に通じるドアの左右に張り付き、音もなくナイフを構えて待機する。
彼等は発覚すれば非常に危険な現場、敵地の真っただ中に少数で来ているメンバーである。
最低でも騎士団の平均的な騎士一人であれば、相対せる程度の戦闘能力は持ち合わせている。
二人が配置に着くと、レイサードは次に。
「セブンリー。最悪の想定だが、アレを用意しておけ。」
部隊員の中で一般的な魔法を最も多種使いこなす、工作員の中でも万能タイプの男に指示を出す。
「副長!?ア、アレは。いえ、りょ、了解です。」
指示を受けた時は一度逡巡するそぶりを見せるが、セブンリーはこの場でトップの男に従い、部屋の端にある箱を。
隠蔽魔法で魔力感知から厳重に隠蔽されていた、あまり大きくはないひとつの箱を取り出し、ふたを開ける。
その中にあるのは紅い、片手で握れる程度の石。
セブンリーはそれを手に取り、副長に頷いて見せる。
「できれば、使いたくはないがな。」
レイサードは自重するように、セブンリーに持たせた魔石を一瞥する。
今日の昼にシェリーヌが消えたことを報告に向かい、その時に現地を離れている隊長に持たされた、この部隊にとって最後の手段。
魔石。
様々な魔法の効果を持たせることのできる、一般的なマジックアイテムである。
優秀な術者ならば単純な魔法を籠めるだけでなく、複雑な操作や魔法の組み合わせを術式で組み込むこともできる。
魔法使いにとっては非常に便利な、この時代においては欠かせないアイテムである。
更に卓越した魔法使いであれば、魔石そのものを創ることもできるらしいが、少なくともここにいる五人は、そのような実力者を見た事はない。
そしてセブンリーが手にしたこの魔石にも、それなりに複雑な術式が組み込まれていた。
街の全域に設置した思考誘導魔法陣を、広域破壊魔法陣に組み替えるトリガーの術式。
シェフィールド反乱作戦が失敗した際に、シェフィールドを消し去るという最悪の仕掛けである。
緊急時にこれを起動するだけの魔力を流し込めば・・・
こんなモノを持たせた自分たちの隊長、そしてその上に居る者達に、レイサードは心中で恨み言を言いながら。
襲撃者に対する最大限の準備をして、その時を待つ。
―― 数分前。
(見張りは魔術師。建物内からの監視あり。)
離島でセラフィーナ達と別れ、シェリーヌとの戦闘時に割り出した工作部隊のアジト。
二階建ての一軒家を訪れたシェルンは、そのアジトをどう攻略するか、魔力で監視しつつ方針を検討していた。
(屋内は5人。一人だけ魔力、気力高めの戦闘員。他は魔術士ですね。魔力はそこそこ・・・)
半年の間この街で調査を続け、それでも見つけられなかった首謀者たちの潜伏するアジト。
もちろん街中でその力、魔力をひけらかすような真似をしてくれれば簡単に掴めたのだが、少なくともこの作成を遂行している工作員に、そのような間抜けはおらず。
街の人々に紛れ、魔法陣の敷設もほぼ終わっている状態でもまだ見つけられず。
そう考えれば、あの監視は本当に渡りに船だった。
最悪の場合はセラフィーナの力を使って、一気に魔法陣を消滅させることも検討していたが。
そんなことをすれば確実にシェフィールド、いやフィルメリア全土に、その力が知れ渡ってしまう。
セラフィーナとしては出来ればそれは避けたかったので、いままで地道に調査を進めていた。
もっとも、決起の日までは分かっていないので、間に合わなければ結局表に出るハメになるのだが。
シェルンはアジト内の人数と実力を想定し、脳内で制圧ルートのシミュレーションを完了して、物陰から飛び出す。
トン・・・
後ろから首筋に手刀を受け、何が起きたか気付くこともなく崩れ落ちる見張り、ルシックス。
頽れた男に、即座にお眠り魔法を撃ちこむ。
シェルンはセラフィーナと違いこの魔法を、対象を停止させる魔法を、瞬時に対象物そのものに、直接発動するという芸当はできない。
セラフィーナのように、傍から見ればまるで眠らせるように発動することもできない。
意識を刈り取った相手に、単発で低速の魔力弾を撃ち込む形でしか実現できないのである。
いや、こんなぶっ壊れ性能の魔法を瞬時にポンポン発動できる、あのお姫様の方が異常である。
何しろ完全停止した対象は腐ることも朽ちることもなく、解除するかかなりの長期間経つまで、停止した時の状態を保つ、常温のコールドスリープみたいなものなのだから。
もちろん、その状態でも外部からの衝撃は防げないので、完全な保存はできない。
ちなみにセラフィーナはあまり名前にこだわってないので、彼女が使う魔法は。
お手紙の魔法、とか。
お眠りの魔法、だか、お休みの魔法、とか。
お試しで作ったおさかな焼き焼きの魔法は、火力が強すぎて炭化したので、シェルン専用になった。
ポンコツなお姫様に、美味しい料理は作れないのである。
シェルンは微調整を非常に巧みに行うので、同じ魔法でも絶妙な火加減でとても美味しく焼ける。
遠赤外線効果でふっくらである。そんな理屈、彼女らは知りもしないが、美味しければそれでよい。
こんな所でも、有能な侍女はお姫様の要望にしっかりと応えている。えらい。
命名センスはともかく、魔法の効果は名前でだいたいわかるので問題はない。
必要に迫られ、お湯やお水、氷の魔法は頑張って、思い通りの出力に使えるようになった。
じゃないと、出先で美味しいお茶が飲めないので。
―― と、お姫様の魔法事情は置いておき。
見張りを無力化したシェルンは、即次の行動に移る。
(一つ目の部屋に二人、奥の部屋に三人。常時監視している魔法使いは一番奥にいますね。)
正面玄関から正々堂々と突入する。
アジトの構造上もっとも逃げやすい場所が玄関。
ならば逃がさぬようにそこからお邪魔する。
締められている玄関のカギは、とりあえずあとで直せばいいという、仕える主によく似た脳筋思考で。
消音魔法で音だけ消して、力業でドアを蹴破る。
開けばそのまま中に入り、玄関ドアを閉めてあかりの無い玄関ロビーの中、検知した存在の方へ進んでいき。
(アレはおそらく、一番奥ですね。)
状況を確認しながら次のドアを開け、中に入った瞬間。
ヒュ・・・
左右のから襲い掛かってきた二人の。
待ち伏せ担当のサムエイトとナインハルトの攻撃、振り下ろされたナイフを。
両方とも素手で掴み、引き寄せて勢いを増し。
二人の男を激突させて、それぞれの首筋に手刀を入れる。
トントン。
それだけでシェルンよりも大柄の男が二人、外のルシックス同様に声も発せず頽れる。
だがルシックスと違い、この二人は気絶させるだけ。
お眠りの魔法は後回しである。
シェルンはそのまま二人のことなどまるに気にせず、さらに奥の部屋に進む。そこで、三人の男と対峙すると。
「おまえが、シェリーヌを殺ったやつか。」
三人の中心に立つ男、この場の責任者でもあるレイサードに、低い声で問いかけられる。
男達は皆、暗色の戦闘服を身につけており、レイサードは筋肉質で体格も大きく、一目で戦闘職とわかる男である。
もちろんその内に秘める魔力も高く、同部屋の他二人とは比べるべくもない。
シェリーヌと同じ紅い髪を短く切った屈強で野性的の男は、猛禽のような鋭い眼光を侵入者に向け、他の二人を庇うように前に立つ。
残りの二人もレイサードとは比べられないが、特殊任務の工作員らしく、それなりに鍛えられた身体を持つが、この二人は目の前の少女に対して。
得体のしれないものに対する恐怖感が、隠しきれない。
それに相対する、男達の前には。
黒いゴシック調のメイド服に、長いピンクシルバーの髪をツインテールに纏め、顔立ちに似合わぬ、こちらも刃の如き鋭い視線の少女。
正面のレイサードと向かい合う姿は、見た目だけはまるで大人と子供のような対比で。
男達は襲撃者、という想定からは外れた姿のシェルンに、見た目に騙されず、最大限の警戒を怠らない。
「こ、こいつ・・・ここに、目の前にいるのに検知できないなんて。ほんと、ホントになんなんだよっ」
レイサードの後ろに立つ男の内一人、ラファイヴが信じられないものを目にしたような表情で呟く。
それに対し、この場にいる中では最も検知能力に長けた男を容易に欺く、恐ろしい目の前の少女は。
「あなたがあの監視者でしたか。お陰で助かりました。」
などと、言ってきて。
「ま、まさか俺の魔力を辿って、ココを見つけたのかよ。そんな、マジかよ。」
ありえない。
魔力視で監視する際の魔力。その流れなどかなり薄く広がっているうえに、自然の中、空気にも木々にも溶け込んでいる、ごく微量な魔力と混ざり合い。
常識で考えて、特定などできるはずがない。
信じられない次元の少女に恐怖感を覚え、それ以上に自責の念に苛まれる。
あの監視をしていなければ、と。
任務としては当然必要だったが、それさえなければ今の状況にはならなかった。
この男、ラファイブも軽い口調に似合わず、副長と同じで責任感が強かった。
周囲の監視、遠隔地で任務にあたるシェリーヌの状況確認と、部隊の安全確保を担う役目を負っていたのだから。
その心情を理解し、部下に監視の指示を出していたのは自分という責任も持ち。
「やはり、おまえがシェリーヌを。目的はなんだ?
この国の諜報機関、ではないな。おまえは何者だ。」
シェルンのラファイヴに向けた一言で、自身の発した質問に答えなかった少女が、シェリーヌを倒したと理解もし、レイサードは正面からこの襲撃者に相対する。
「・・・・・・」
一方のシェルンは質問に対しては無言。答える気はない。
多勢に無勢などまるで関係ないかのように、ゆっくりと男達を順に見まわす。
その途中、一瞬ある一点で視線が止まるが、それに気づかれることもなく、すぐ何事もなかったかのように見まわし続け、一通り確認すると視線をレイサードに戻す。
「おまえたちは下がっていろ、手を出すな。おまえたちではおそらく相手にすらならん。」
不意打ちさせた二人も全く役に立たなかったことから、レイサードは目の前の少女が手練れであると理解している。
それ以前に、そもそもシェリーヌを倒せるのであれば、真向から対応できるのは隊長か自分しかいない。
レイサードが発した一言を聞き。
周りの男達を一通り確認し終えると、特に構えるでもなく無造作に歩み寄ってくる少女。
相手の出方が分からない以上、手の内を暴く為にもレイサードは自ら先手で仕掛ける。
シェルンが見たシェリーヌの全力、その速さを凌駕する速度で、部下の目では追えない速さで突進する!
シェリーヌがレイサードをバケモノと言わしめる理由。
この男は、シェルンとそう変わらない体格のシェリーヌから見て、倍では済まないだろう体重がある。
だというのにその速度はシェリーヌが全く追いつけず、得意の魔法を一切あてられない。
更に格闘でもセンス、パワー、スピード全てで上をいく。
つまりシェリーヌの持つ手札が、この男にとっては全て無効であり、相対しても一撃も当てられないのである。
そんな、巨体であってもシェリーヌ以上の機動力を持つ男は、突進のまま正面から右手でシェルンの腹部を狙い、低い位置から鋭く拳を繰り出す。
フェイクも何もない、速度と重さを重視した一撃。
両手には鋼鉄の手甲、防御も兼ねた武器をつけ、我流の格闘技で戦うスタイル。
その一撃、体重も乗った一撃が虚しく空を裂いたとき。
そこにいたはずの少女は。
後ろにいた男の一人、セブンリーの目前に居て。
「逃げ」
レイサードの言葉が終わる前に。
逃げるそぶりすら見せられぬまま、首に手刀を叩き込まれたセブンリーは、声もなく崩れ落ちた。
(速い!速すぎるっ!)
初撃でセブンリーを狙われた。
この時点でレイサードは少女を見失った驚愕と共に、仲間をやられたというのに、心からの安堵を覚える。
持たせたセブンリーには悪いが。
不可抗力で、アレを使わなくてよくなったことに。
人として、最後の一線を…越えずに済んだことに。
そんな男の心情を知ってか知らずか、少女は残った男二人をまるで気にしないようにしゃがみ込むと。
「コレだけはだめですね。使われては困ります。」
そう言ってセブンリーの持っていた魔石を手に取る。
発動すれば町中の魔法陣が、炎を噴き上げる。
そんな仕掛けが施された魔石を握り、シェルンは男達の前で、粉々に粉砕した。
その間、一歩も動けず。
この場の責任者と監視者は目の前の少女の動きに、行いに対して一切の行動を起こさず、起こせず。
「ここでやるべきことは終わりましたが、あなた方はどうしますか?」
対峙した時から変わらず、冷たい声に、鋭い視線で。
シェルンは残った二人に声をかける。
この時点で、レイサードにはすでに先は見えていた。
出来るのであれば、撤退が最善。
だが責任者として、そして部下に理不尽な指示を出し続けたものとして。
今まで、三年かけて実行してきた任務を放棄することも、気絶した部下を残し、撤退することもできない。
なによりこのまま撤退できたとしても、その責任は取らねばならない。
自身はともかく汚れ仕事をやらされただけの、そんな部下たちが撤退して所属する国に帰ったとしても、決して彼らに明るい未来などない。
「ラファイヴ。先にも言ったが、お前は手を出すな。
俺が止められなければ、お前は投降しろ。」
部下をこれ以上傷つけられないよう、責任は自身だけで取れるよう。
この国が、そして目の前のこの少女が。所属する国よりも優しいものであってほしいと願いながら。
シェルンに向き、姿勢を下げ構える。
「副長・・・すんません。」
おそらくこの軽口で見た目は軽薄な男も、既にそれは、撤退した後自分がどうなるかは分かっていて。
この男、ラファイヴも気付けなかったという責任を。自責の念をしっかりと持っていて。
「そう、ですか。シェリーヌを見て、思い違いをしていました。道具に徹される。分かりますが。」
シェルンには、男達の心情は分かる。
過去にセラフィーナと歩んだ道で、それこそ数百という単位で、同じモノを見てきている。経験してきている。
結局一部の、権力を、他者を使う力を持った者は、その結果、使われた者たちの末路がどうあろうと。
本当の意味で責任を取れたものなど、過去に一人も見たことがない。そもそも責任など、取れるはずがない。
そしてその行い、その思惑が非人道的であればあるほど、それを成せたにせよ、成せなかったにせよ。
それは悲しい結果しか生まない。
どれだけ望んでも。
どれだけ願っても。
結局人は一部の者の思惑だけで。
幸せにも、不幸にもなって・・・。
あの時の自分と、何も変わらなくて。
だからこそシェルンは、自分を本当の意味で救って下さったあの方にだけは。
だからこそ、この男を見逃すこともしない。
この男は自分で自分の行いを禊ぐことを既に選んでいる。
ならばシェルンは、それに応えるだけ。
監視役に副長とよばれていた男、レイサードに向き直り、僅かに頷く。
組織に、国に。おそらく彼らが仕えてきた者たちのために汚れ役を、人の道を踏み外すことを、強いられた男に。
「すまんな・・・。」
そう言って男、レイサードは静かに相対し。
意思を汲み取ってくれた、決して届かないと、そう分かっている相手に。
己の全力を以て、挑みかかる。
シェルンさんの過去をチラ見せ感のように見えて、実際何を背負っているのか…
次回、ついに?
ちなみにシェフィールド反乱計画の実行部隊メンバーは、シェリーヌだけちょっとずれてますが…
基本的にお名前=番号になってます。
副長は3番…レイ「サード(3)」
シェリーヌは「シ(4)」ェリーヌ
ラヴァイブはラ「ファイブ(5)」みたいな感じで・・・
数字でコードネームという方向ですが、シェリーヌは英語にすると、どうしてもどこかのムラ〇メ研究所の子になってしまいそうで・・・




