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次の日も俺はお母様に囚われていた。というか昨日からずっとこのまんまでいい加減疲れてきた。お母様も疲れてそうなのにまだ寝ないし、おかげで俺はずっと拘束されっぱなしだよ。結構前からうとうとしてるのに全然寝た気配ないし、俺が逃げようと背中からナイフを取り出そうとした瞬間こっち向くし、なんなんだ俺は今日1日何も出来ないのか?
「竜馬、森とでも言ってこっから解放された方がいいんじゃない?」
「あ、そうか。でも、この後に何を質問されるかによってどこに行ってきたことにしたらいいかは違くなってくるし……う〜ん」
「アルフ何を話しているの?お母さんにも聞かせてほしいな」
「えっと……たいした話じゃないしお母様には関係ないから。知らない方がいいと思うよ」
「え〜知りたいな〜」
「えっとじゃあ話してあげる!」
そう言って話したのは夜の依頼の時の話。あれをもうちょっと怖くリアルに話してあげた。あの王族の幽霊さんは怖かったな〜。子供に浄化されたくないは正直言って失礼だと思う。
「うっ……」
「ひっ」
なぜか知らないけど紗理奈の顔が真っ青なのでこの辺でやめておこうか。部屋に戻った後にリアルすぎって文句言われるのもやだしね。
「と言う話をしてました」
「紗理奈ちゃんの反応見る限りしてないよね?何話してたのか教えてくれないの?」
「無理ですねえ」
「なんでよ〜」
「あ〜も〜しょうがないなぁそんなに聞きたいなら聞かせてあげるよさっきの続きを」
「さっきに続きはいらないです」
「私も実体験だけで十分です」
「あら、紗理奈は気絶してたはずだけど?気絶してても外の声だけは聞こえてたとか?それだったら怖いな。俺も声だけは死にそう」
「……へ?今なんて言った?実体験だけで十分?え?これ実話なの?え?本当に?しかもそれ2人なの?えええ!」
やべっまた口が勝手に……
『口は勝手に動きませんよ?』
『人の心を勝手に読むな!そして比喩表現という言葉を知らんのか!』
「え〜竜馬と紗理奈ちゃんの話だったなんて思わなかった〜2人の話ならなんでも聞くからあ〜なんでもいいから話して〜」
俺はへんに口をすべらさないように口を開くことをやめた。今日の俺はなんかおかしいからな。なんか空気も俺が嫌いな空気だし、
『魔物だねえ』
『魔属性を好んで入るが俺は魔物ではない!人間ではないが人間だ!』
『どっちなんです?』
さてどっちでしょう?それは俺にもわかりません。
『そろそろ外を見た方がいいんじゃないですか?』
そう言われたので俺は外を見ると何故か外が真っ暗だった。なんだ?夕立がくるような時間帯じゃないし……
『台風です』
なんでこの時期に台風なのかな?もう秋は過ぎたんだけれども。それとも単にこの世界の季節感覚がずれてるだけなのか?いやでも、夏は暑いし、冬はちゃんと寒い俺が転生してから狂ったことは一回もない。はずだ。俺の知っている限りでは。
「お母様台風が来るらしいですよ?」
「あらまあ、ほんとね。早くお花を片付けてこなくちゃ」
よしつれた!俺はこの隙に逃げる!
「脱走できてよかったのやら、悪かったのやら。あれだけ拘束されててもフツーにしてる竜真の根性がすごいわ私には出来ない芸当よ」
「いや〜それほどでも〜」
「そして誉めていないから安心してちょうだい」
地味に傷つくなぁ。俺だって心はあるんだよ?それは置いておいて寝室にいるククはどうなったかな?
「クク?起きてる?」
「あ、初めましてルーティーだよ。ごめんねククは床で睡眠中。いくら貴族のベッドで広くても子供用のに眠るのは嫌なんだってだからこのまま静かに置いといてあげて」
「ああ、それはまあいいけど、俺はアルフ。普段は竜馬って名乗ってっるから竜馬って呼んでくれ」
「りょーかいです。天才さん」
「はい?」
そう聞き返すとククにそう言われたらしい。へんなことを吹き込むなクク!と言うことで俺もルーティーにククの恥ずかしい黒歴史を1つ暴露しておいてあげた。
「私は紗理奈、会うことはないかもしれないけど竜馬の専属メイドとでも覚えていてくれたら嬉しい」
あら、会わない前提。かわいそうに。
「紗理奈ちゃんってかわいいね。今度食事にでも行かな?」
見た目通りチャラいのかこいつは。と言うことはこいつ紗理奈をナンパしようとしてる!犯罪だ!
「で、ククに何か質問された?」
「この紙記入しとけっていわれた」
「ククサボりすぎだよ。起きたらたっぷりこのこといついて事情説明をもらおうかな?」
「竜馬も最近いなかった事情説明を後でたっぷりもらおうかな?」
「いやー!」
俺のこの後の地獄は決定したのだった。ただしよかったのは紗理奈が俺と一緒にククのことも怒ってくれたので俺の出る幕は無くなった。ちょっとよかったって思った怒られた後に事情聴取打って支度ないもんね。
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