122, 拒否権はなしだ!
ログインありがとうございます。バスの中で書いてたんですけど、メガネ忘れて打ってる文字がぼやけちゃって大変でした。老眼ではないですよ?そんな年でもないですし……(´∀`)
俺が外を眺めていると白い鳥が飛んできた。王家の手紙を届けるための鳥……なぜ俺の部屋に……俺が手紙の中を見ると中にはこう書いてあった。
「手紙がつき次第王国に来なさい。拒否権は」
ここで行が変えられており、
「ないに決まってるだろ!」
と書いてあった。なんと残酷な。拒否権がないのは招待状ではなく。強制召喚だ。俺は行きたくない。そう思わなくもなかったが仕方ないので礼服に着替え、王宮まで「転移」する。ああ!なんで俺だけこんなに王宮に呼び出されるんだ!俺の予想だが、王女に合わされる気がする……寝不足の根源!くそ!俺は行かない!とか心で言い結局は行かなくてはならないのだ。早く行ってくるのがいいだろう。そろそろルカさんのところに行って例の調査結果を聞きに行きたい。俺はあの森に入りたくないから。
俺は早々と王宮の中に通され、連れてこられたのは王女の自室そして俺はその部屋に入った瞬間騎士に取り押さえられ、椅子に縛り付けられた。今度はロープではなくちゃんとした鎖だった。しかも俺の体にピッタリ。もしかして俺にために特注したのか?どんだけ俺と王女をくっつけたいんだよ。俺はやだ!そのうち貴族になるからって俺に婚約の話を持ちかけるな!
そして紗理奈の入城許可をくれ!
「アルフ様、今日のお加減はどうですか?」
「これはなんだ」
俺は王女に殺意を向ける。これは子供で耐えられるとは思えない。案の定王女は涙目になり、騎士に助けを求めていた。だが、騎士も身動きが取れないらしく助けに入れていない。いいね、人に殺意向けるってこんなに楽しんだ。こんなふうにビビってくれるとやりがいあるよ。
「あのさ、これはなんですか?俺拘束して楽しんでるの?性格悪いね。俺は残念ながらお淑やかな性格じゃないんでね。いや、元はここまで曲がった性格してなかったよ。でもね。社交界に出て魔力を周りからどうこう言われた時にあいつらに復讐したいと初めて思った。奴隷にされた時ですら感じなかった感情が芽生えてしまったんだ」
俺はそう言って上手くピアスを外す。これを外して魔力も抑えなければ魔力に当てられて王女はもっと恐怖感を覚えるだろう。もうピアスは「アイテムボックス」の中だ。とってつけられる可能性はない。ただ兵士がこの部屋に来る可能性がある。あまりやりすぎない方がいいのかもしれないが、抑える気にもなれない為俺はそのままにする。
「ねぇ、君の目的は何?君の好感度上昇のためにある程度のことは答えてあげるよ。でも、地雷を踏んじゃいけないよ。それだけ気をつけてね」
そう言って俺は黙る。
「うっ、うぅぅ」
あらあら泣いちゃったね。でも俺をここまで粗末に扱ったんだどうなっても知らない。
「何があった!」
そう言って騎士たちが入ってきた。だが、入ってきた騎士たちはその場に立ち止まってしまう。当たり前だこの魔力を受けて動ける奴がいたら見てみたい。
それに今放出されているのは魔属性と闇属性の混合弾ける人は殆どいないね。魔力量が多い人間ならもしかしたら動けるかもしれないけど基本は動けないと思うよ。
「竜馬!メルミルネ!何があった!りゅ、うま?何をしておる」
「ああ、魔力がうまく制御できなくてみんなこうなってしまいました」
俺はそう言って陛下のいる部分だけ魔力がいかないように制御する。この鎖のせいで魔力が制御しずらいと言うのは言えている。この鎖には魔術式の阻害魔術がかかっているから。これしきの魔法で俺が制御不能になるわけないだろ?
「竜馬、何が起きたんだ?それにこの人たちはなぜこんなことになっている?」
「俺に拘束用の魔道具を付ける方がバカだと思いますけどねえ。この魔力は全部自分で制御することなんて容易いのに」
そう言って鎖のせいということにする。
「なんてことをしたんだ!メルミルネ!なぜこんなものをつけた!」
「竜馬様が逃げようとすると思ったから」
うん、これがなかったら窓からでも逃げてた。王女様判断は間違ってないけど俺を怒らせないようにね。もう魔力を散らばしたくないから。
「でもこれはダメだろ。竜馬、この鎖自分で取れるか?鍵がどこだかわからないものが使ってあってな」
「逆にこの鎖取っちゃっていいんですか?」
「早くとってくれ」
そう言われたので俺は陛下に離れるように言い、俺は剣を抜く。何があってももいいように隠し持っていた剣だ。これで切れればよかったんだけどね。流石に無理だったから魔力を剣に付与する羽目になった。もう最悪だ。なんでこんなに手札を晒さなくちゃいけないんだ。
ものすごい音がして鎖が弾け飛んだ。魔道具というだけはあるね。でも俺の魔力には耐えられなかったか。これはうまく剣を使って魔力を流せば拘束の段階を上げたり下げたりできると言う古代アーティファクト並みの代物。こんな簡単に壊しちゃっていいのかなぁ?まぁ、陛下から許可が降りてるもんね。大丈夫か。
「竜馬くん、無事か!あれはなんだ?」
「これはある一種の魔道具ですよ。この鎖の鍵となる部分にうまく剣を差し込み、魔力を流せば拘束を緩めたりできる代物だったようですなので元々鍵はないのではないかと、そして使い捨てな為使い勝手が悪かったのではないかと考えられます」
本当は使い回し可能だった。だが俺がこの魔道具について知りたかったんだ。だから破壊させてもらった。予想とは違って古代のアーティファクトではなかったがなかなかの出来だった。
「竜馬くん、すまない。君はワシの娘を婚約者にしてはくれんかな?」
「婚約者はいらない。俺は子供を作るつもりもない。貴族の継続の件は養子を取る。それも平民の」
「そこまで言えるくらい嫌なのか?」
「俺はめんどくさいものは抱え込まない主義なので、それにこの王女は戦えそうに見えないから無理です」
「はあぁぁ、竜馬くん、誰とも婚約しないのは無理だ。せめて誰かと婚約してくれ、期限は10歳まで」
「なら紗理奈と婚約して成人したら婚約を解消します。紗理奈には自由でいてほしいので」
そう言ったら陛下はやっぱりか。と言うような顔をした後わしの娘は?と聞いてきた。なので戦闘ができるようになるのならと答えておいた。
次話もよろしくお願いします。評価していただけると幸いです。




