110, 森の中での出来事7
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俺がボス部屋から早く出たかった理由は天井に「ミノタウロスちゃん強いでしょー!このままミノタウロスちゃんのご飯になってねー!ギャハハ」と書いてあったから。普通のダンジョンにはこんなこと書いてないんだけどな。ルカさんと来た時はボス部屋の文字には気づかなかった。
この部屋まで来るまでに何度か文字は見つけていた。「この子たちのご飯になる?まだまだ先は長いよー!」とか、「どお?どお?可愛くない?」とか、「私がこの子と結婚したい」だとかもうどうでも良くなるような言葉がかかれていた。
2時間で一層クリア。と言うことは1日は24時間、一日最大12層までクリアできる。
まあ、この感じだと下に行けば下に行くほど広くなるから12層クリアは無理かな?
最終層のボスはネメアーの獅子だと言う情報は壁に書かれていたので壁に書いてあるうざい文字はある意味いい情報が手に入るのかもしれない。
本当はそんな変なので情報収集なんてしたくない。
「この層は気持ち悪い」
そして二層に入った瞬間からの感想、壁に首から上の骨をおくな!だ。正直言ってキモい。それなのに例の文字は「この骨、可愛いでしょ?これ、一つ一つ丁寧に皮と肉を剥いで骨を綺麗にして飾ったの!全部手作業で!」こんことを書かれたら反抗するしかないよね?勿論俺は心の中で叫びましたよ?「こんなんいらねーよ」ってね。
ちなみに皆さん壁に書いてある文字に気づいていないみたいなんですよ。そんなに気づかないものなんですかね?早々と俺は気づいたよ。入った瞬間「ようこそ私の体の中へ」とか書いてあるの俺知ってるんだから!
そろそろ集中しないとだな。いくら魔物が弱くて走り抜けられてもボスは流石に走り抜けて終わりでは済まないだろう。
二層ボスは‥‥…
「毒蜘蛛の群れ……」
そして、床に「刺されないように気をつけてね〜刺されたら即死だよ〜!」俺からの感想、もうそう言うのいらない!
「空を飛んで逃げるのがいいと思います。真ん中にいれば戦いやすいと思う」
「ユーリの案で行くぞ!紗理奈、きいてた?」
「ちょっと」
ちょっと?そう答えた紗理奈のためのもう一度ユーリの案を説明する。紗理奈の顔がこわばってる‥‥なんで?もしや……
「紗理奈って蜘蛛無理?」
「だ、大丈夫だもん!」
あ、だめなんだ。蜘蛛かあ俺もあんまり好きじゃないから容赦なく切れる。
「ユーリは平気なんだ」
「うん」
俺は蜘蛛を容赦なく切っていく。ざっと見た感じ数百匹はいる。紗理奈に蜘蛛が近づかないようにしながら戦うのって結構きついな。紗理奈には頼まれていないけれど。今思った、自分の身だけ守ればいいって結構楽なのかもしれない。
俺とユーリはひたすら剣を振った。
そして数十分後。見事に全部排除!そして例の文字は見えなく………なってない!さっき床にあった文字がなんで天井にあんの!もうヤダ。もうこの文字見たくない。でも、見えてしまう……
「竜馬、さっきから様子が変、下見たり上見たり……」
「ダメダメダメ!絶対上みちゃだめ!下も!」
「なんで?」
「だんだん怒りが込み上げてくるから」
そう言った瞬間2人はフリーズ二層突破は実に奇妙な終わり方をした。
「じゃあ、三層行こうか」
俺はそう言って次の層に繋がる扉を作動させる。その時にちょっとした仕掛けがあると言うことに気がついたのでその仕掛けも作動させてみた。結果、俺は後悔することになるのだが…‥
若干高めだが、明らかに魔法で偽造されている声で、こんなことを言った。
「仕掛け気づいたんだ。二層突破おめでとう!毒液被って死んじゃった人とかいない?まさかいないよねぇ?いたらごめんね?てへっ」
「‥‥…」
馬鹿にしやがって……しかも謝っているが、謝る気ゼロじゃないか。余計にムカつくだけだ。こいつ、人間じゃない生き物煽るのが上手だよ。なんでみんなこれ聞いて怒らないのかなぁ?
「ちょっ、竜馬?」
「竜馬君大丈夫?手が……」
手は大丈夫だけど、気持ちが荒れてしょうがない。こうしてる間にも変な声のやつはずっと喋ってる。
あああああああああああああああ!
「なんで2人ともこの声聞いてイラつかないの?」
「「声?」」
「なんで?聞こえるでしょ?」
「「何が?」」
「え?この魔法で偽造しているような変な声、それに床や壁、天井にも文字が……」
「そんなの書いてないけど、竜馬おかしくなったんじゃない?」
「でも、本当に聞こえて……」
「怨念かもしれないね。竜馬、気をつけて」
「あ、ああ」
なんか変な方向に行ってるが……
「まだ死なないの〜?」
ま、まさか2人には聞こえていない?あのイラつく声が。
明日なのですが、大会で投稿が出来なさそうです。すみません。次話もよろしくお願いします。よかったら評価していただけると嬉しいです。




