103, 魔物は禁呪を使われていた
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俺たちは虎をルカさんに引き渡していた。俺たちが持っててもしょうがないしこんな変に賢い魔物がいるのはおかしい。それに禁呪の魔法を使っていると考えられるため、報告しないわけにはいかない。それで、証拠の為に持ってきたんだ。
その辺に放置してたら他の魔物に食べられてしまうから持って帰ってこないと証拠にはならない。
「この魔物の調査をお願いします」
「……なんでこんな変な形の魔物なの。見てるだけで気持ち悪い」
そう言ってルカさんは口を抑える。すると紗理奈がいきなり俺のシャツのボタンを開け始めた。
「え?ちょ、さ、紗理奈?何やってるの?」
「不意をつかれてこの有様ですよ。これ貫通してるんです」
「竜馬くんでも怪我するんだね。ちょっと安心したかも……」
「この怪我をしたとき竜馬は死にそうになってましたよ。まあ、剣でお腹を刺されれば誰だってそうなるでしょうね」
「え?ちょっと待った貫通って言った?やばくない。よく生きてたじゃん!」
よく生きてたじゃんってひどくないですか?俺は本気で死ぬかと思ったのに……
「そう思いますよね。じゃあ、もう無茶をしないようにお説教をお願いします」
うん?なんでお説教のお話になるかな?俺は悪い事してない!
「それはやだ。だって、なんかあった時俺は今の倍以上怒られるんでしょ?絶対やだ」
ルカさんよくやった!
「竜馬が説教してって頼めばしてくれるんじゃない?竜馬頼んでみて」
俺は説教されたくないのに。というか説教される側が説教しろって頼むっておかしくない?俺は頼まない!
「は〜や〜く〜」
「説教したいならどうぞ、いつか倍でお返ししますけど……」
「だからヤダ〜」
ルカさんがあまりにも嫌がるから紗理は諦めたらしい。お母様に言わないでよ?言われたら俺は何言われるか分からないから。
「竜馬、奥様に報告するから!」
「ちょっと、ストープ。待って待って。説教していいからお母様に言わないで、社交界でたくない。そんなんならまた魔物の返り血を浴びてた方がマシ!」
「社交界だけはやなんだね」
「本当に嫌です」
俺は頑張って止めたけど、止めきれなかった。やー!
「竜馬くん早く王宮行った方がいいよ。この魔物について話してきな。俺はこんな変な問題を解決まで見てられないから」
ルカさん、仕事をほっぽりださないでください。これを王宮に持っていく俺のみにもなってよ〜。
「えっと、ルカさんにこの事件を託します。お父様が怪我したらしいのでちゃっかり直してこようと思います」
「竜馬くんこそこの事件を解決できるんじゃないかな?」
「いやー俺には荷が重いともいますよ。こんな大きな事件を解決できるとは到底思えません」
「私も無理だな〜竜馬くんの方が大きな事件を解決できそうじゃないか」
「できそう、ですよね?俺はできないのでルカさんに託します。それにルカさんの方が人生経験豊富なので……」
「私より竜馬くんの方が戦闘はできるでしょう?それにお仲間もいらっしゃいますし……」
「俺は強くない!」
「だって強さで言うと人間じゃないでしょ?」
「俺は人間のつもりだもん!」
「つもりでしょ?」
「うぅ、くっそ〜」
反論できない……紗理奈は呆れた目で見る。ひどーい!
「もう!箱に入れて王宮に送りつける!」
そう言って俺はギルドを飛び出した。久々に「飛翔」で移動しようかなと思ったので、「飛翔」で飛んでいく。俺の後に「飛翔」を使えるようになった紗理奈がついてくる。ルカさんはお留守番で。
飛んでいくと結構時間かかるんだな。まあ、全速力で飛んでるから1時間もかからないと思う。
驚きなのは紗理奈が俺の全力についてきてること。この速さには対応できないと思っていたのだけど凄いなぁ。
「紗理奈、このスピードで大丈夫なの?」
「うん、大丈夫。竜馬について行けるように頑張ったの」
「すごいよ」
もう少しで城門に着く姿を隠していた方がいいだろう。俺は「隠蔽」を発動してから地上に降りた。
「こんにちは。今日は陛下にお届け物を」
そう言って俺は虎を出す。これは下手したら国家機密になりかねないのでちゃんと城門に入ってからだした。
「この魔物の調査をお願いします。この魔物は禁呪を使って生み出された可能性があるので持ってきました」
「禁呪使ってますね。バリバリ、隠そうともしないのが気になりますが……陛下にお話ししておきます。竜馬様は今日は用事が?」
「はい、これからの出来事に気が気じゃないです」
「頑張ってください?ね」
「はい」
俺はまた姿を眩まし、「飛翔」を使う。
この後家に帰ってからの荒れている俺の姿はご想像にお任せ。とりあえず外出禁止にならないように頑張ったとだけ言っておきましょうか。
今日は暖かいですね。こんな日には外で遊んだりするのでしょうか?次話もよろしくお願いします。よかったら評価してくれると嬉しいです!




