100,魔物が現れた!
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俺はさっさと夕食を食べて夕食の席から逃げようと思っていた。だが、椅子に座った瞬間お母様に椅子に縛り付けられてしまった為身動きが取れない。くっそーなんでこんな時に限って紗理奈はいないんだよ。お母様にいじめられてる時は大体俺のそばにいたのに!
食事の取り分けの位置にいるのがジャイネということは紗理奈はどこかで仕事をしていると言うことだ。お母様に仕事を押し付けられたか。やられた〜部屋を出る前に紗理奈を呼んでおくんだった。
お父様来ないし……時間的にはもう来てもいい頃なのに。俺は「探知」をかけてみる。ん?魔力阻害の結界……なんで?そっか、そうゆうことか。俺はこの魔力阻害の結界の魔術式を知っている。そしてこの結界の弱点も。
この式を壊すだけ。
式を壊した瞬間ガラスが割れたような音がした。結界が壊れた証拠。
お母様は驚いてるよ。こんな簡単な魔法が壊れないとでも思っていたのだろうか?結界を張るならもっと密度を上げて弱点となる式を奥に隠さないと使えないと思う。俺だったらその人個人に魔法をかけると思う。それも気づかれないように上手く「隠蔽」を使って
「お母様変なことはしなくていいですよ。俺はこんなことしなくてもちゃんと逃げますから」
「あら、逃げないように魔法を仕掛けているのですよ」
「俺はてっきり何かを隠しているのだとばかり思っていたのですが違いますか?」
「隠し事なんてしませんよ」
「してないのに魔力阻害の魔法がいるのですか?お父様がここに来ない理由って怪我をしたからでは?そして怪我をした理由が魔物でしょう?お父様に敵わないものがこの家に使える騎士には無理だと思ったのでしょう?俺をその魔物に合わせない為でしょ。俺はお父様より強いのにひどいな。俺は行ってくるよ。じゃあね」
俺はそう言って剣を鞘から抜いた。無理やり手を抜いて剣を鞘から抜けば紐は切れる。俺はなんの情報も持たないまま外に飛び出したりはしない。紗理奈はこの事を知ってるから地下の牢に閉じ込められてるんだ。行けば何か分かるかもしれない。
俺は全力で走って地下まで行く。紗理奈は罪人ではないからだろうか。見張りが居なかったのが不幸中の幸いだ。
「紗理奈、戦闘だ。準備しろ!」
「竜馬様〜私は今怪我をしていて歩けないんです。流石に骨が砕けてしまうと治せません」
急いでるのになんでこんな徹底してるんだ。俺は紗理奈の足を治す。骨は綺麗に治ったようで紗理奈はフツーに歩いていた。よかった。
「もう平気?平気なら行く」
「はい、体は良好です」
「行くぞ」
俺はそう言って走り出す。地下から地上は紗理奈の足を確認するために走った。その後は俺の部屋に「転移」し、剣を持って外に出た。
紗理奈の情報からすれば西の森で魔物が出たらしい。西の森ねえ。何がいるんだか。魔力反応からして結構大型の魔物なはずなのに姿が見えない。大悟が一人で来てたとか言ったらマジ倒れるんだけど。
でも俺の予想は当たらなかった。ちょっと残念って思ってしまったのは気のせいだろうか?
俺たちはその場所まで全力疾走する。
そして俺たちは待ち構えていたのは魔物のサイズから言うと中型のトラだ。なぜこんなのがここに?そして下に倒れてるのは琥珀。朝からいないと思っていたらこんなところにいたのか。でも、怪我をしてる。何がどうなってこうなったんだろう。
「紗理奈、琥珀を頼む!」
「了解」
俺は目の前にいる虎を先にやっつけようと思う。坂野の攻撃を仕掛けてくるかわからない以上がむしゃらに攻撃できないのが難点だ。俺は、虎に向かって走っていく。虎は油断してたのだろうか?いきなりの攻撃に反応できていなかった。その隙に紗理奈は琥珀を回収したらしく琥珀を抱えていた。
「竜馬!」
俺は完全に油断していた。腹から突き出す刃、お父様の剣……
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