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99, 助けてください

ログイン有難うございます。

「う〜ん」


 自分の持っている。魔力隠蔽の魔道具を参考に作っている。その術式は結構複雑で……

 俺のては完全に止まっていた。術式を改造するとうまく魔法が発動しない。聖属性の魔力を使わなで魔術式を組み立てるとなると相当な苦労が必要だ。


 ただ属性のみを変えているだけなのになんで上手くいかないのかが分からない。


 魔術式とは繋がってるもの。属性式の前と次に来るのは大体なんの属性でも対応できるもの。この式を見た感じは普通の式だけど、その間に入ってる訳の分からない記号が何なのかわからない。これは誰かが作ってしまった魔法なのか?と思ってしまうのも無理はない。


 こんな状況で言うのはなんだがお母様は俺の足の上で寝ててですね。派手な改造ができないんですよ。改造した時に混ぜてはいけない式同士をくっつけて仕舞えば爆発したり、漆黒の炎が出たりと大変なことになる。


 漆黒の炎とは黒い炎で、絶対に消えない。漆黒の炎が出てしまった場合は聖騎士。教会の騎士団に報告し、消してもらわなくてはならない。漆黒の炎の発現条件や、聖魔法以外の弱点などわからないことが多い謎多き炎なのだ。


 だから、お母様がここにいると俺は十分な実験が行えないわけだ。早く退け!と言いたいところだが、あまりに気持ちよさそうに寝てるから起こしづらい。そして、紗理奈がお母様を起こすなと言う言葉を残していった為俺は起こしたくても起こせないのだった。お母様が紗理奈にアルフに起こされたとでも言ってみなさいな。俺は数時間正座の刑ですよ。もう正座はしたくないので変なことはしません。


 早く起きろ〜と思いながら魔術式を紙に書いていく。ギリギリ机を横に置いて書くことができたのでペンと紙を取ってもらってそこで書いている。


 いくつもいくつも書いていくうちに何が悪いのかが分かるようになってきた。そして、式の書き方がわかってきた。この術式は前の式からの延長だとか、補足だとか。あーもーめんどくさい!なんでこんなにぐちゃぐちゃな術式で成り立ってるんだよ!見た感じは綺麗なのになんで中はちゃんとしてないんだよ!これは見た目だけか!


「よくわからない。とりあえずここのしきが正属性じゃないとダメな理由はこの式のせいだろうな。この式を抜いたら魔力が変換されないし……もーわけわかんない!」


『お困りのようですね』


『はい、ものすごくお困りです』


『その術式はなんの魔法にしたいのですか?』


『魔力の偽造』


『あら、また難しい魔法を』


『どうしたらいい?』


『まずはその術式をこの式に変えてみてはいかがでしょう』


『こうか、こうなるってことはこの式がここに入ってこれ入らない?で、この式はもっと簡単にってこと?』


『できたではないですか!あとは属性を入れてそれを補強するだけですよ』


『おお!シアはすごいな!最初から聞いておけばよかったかもしれないな』


『自分で頑張ってないのに私はアドバイスしませんよ』


『じゃあ、頑張ってからでよかった』


『そうですね』


 俺は無事に「魔力偽造」に術式を作ることが出来た。あとはどうやって液体に付与するかだな。紗理奈は液体付与が可愛いから好きらしく。そのデザインを頑張ってたから俺も液体に付与できるように頑張らないと。


 液体付与のコツはどれだけ術式を刻めるかだ。液体に術式が付与されている密度が多いほどうまいと言う。俺は液体付与大好きだな〜だって俺が付与したら液体が増えるんだもん。それだけうまいってこと。すごいでしょ!


 あ、起きた。起きたぞー!


「おはようございます。早く俺の足を離してください」


 俺は笑顔で挨拶した。


「絶対離さないんだから〜アルは働きすぎなの〜」


 あ、もう諦めます。


 俺は諦めて机に向かうことにした。魔術式の方は完成したけどまだまだ未完全。だから他の式も考えないと。どれだけ効率よく魔力を隠せるかが鍵だからね。


「あ〜もう!無視しないで!もう仕事しちゃだめ!」


 そんなこと言っても俺はやめませんよ。これが俺にとっての癒しでもあるんですから。


「もうやっちゃダメって言ってるでしょ!」


 お母様はそう言った俺のペンを取り上げようとしてくるので綺麗にかわす。それで、腕の力が弱まった隙に布団から抜け出せば俺は自由の身。


「言うこと聞かないなら強制的に聞いてもらうしかないわね」


 そして俺に向かって拘束魔法を放った。そんな荒か様な魔法が通じるとでも?


 念のため俺は隠し魔法がないかも見る。多分ないから大丈夫だ。


魔力と魔力がぶつかって鈍い音が出る。俺とお母様の放った魔力がぶつかって押し合っている。この音は嫌いなんだよね。もっと魔力こめておけばよかった。


「もういいじゃないですか!終わり!終わり!そろそろ夕食の時間なので行ってください」


「アルも行くなら」


 そう言って駄々をこねられ、俺は結局夕食の席に行かなくてはならなくなった。


 めんどくさーい!

今日は寒いですね。みなさんも体には気をつけてください。次話もよろしくお願いします。よかったら評価していただけると嬉しいです。

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