表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/181

98, 魔道具造り

ログイン有難うございます。

 王族暗殺は今情報を集めている最中だ。まずは町に入るための偽造カードの作成、その次は城の構造、その次に王族の行動範囲やパターン。そして最後にステラの王族の行動範囲を調べる。今はこの作業の最中だ。王国図書館はいろいろな情報があるらしく、こんなところまでいらないだろ!って言うところまで詳しく書かれた本が沢山あるらしい。流石に国家機密になるような本は置いてないと思うけど。


 これらの情報を確認しに行きたいけど、そう簡単に行ける場所ではなくてね。今は順番待ちってわけ。


 で、この情報を確認できない以上やることないでしょ。だから魔道具を作ろうかなって思ってる。まずはどんなデザインにするかだよね。紗理奈に聞けば早いんだろうけど俺だけやらないのもって考えてとりあえずアイディアだけ持っていくことにした。


 リングピアス、雫型、シンプルなもの、十字の形……いろんな形を描いてみる。描いたのを紗理奈に渡してデザインを書き直して貰えばいいかな?


 その間に俺はいろんな素材を集めてくるか。


 女神の泉にある女神の涙って言う花があるんだ。その蜜が聖の魔力を帯びていると一時期言われていたらしい。だけどその近くにいるとされる女神の専属が強すぎて誰も持ってこれなかったんだとか。俺も念入りに準備していかないとね。


 これをなんで知ってるかって?それはうちの領地にあるから。俺があまり立ち入らなかった聖の森。あそこは俺の体が悲鳴あげるから行きたくない。


 けど、素材のためだから頑張る。


「竜馬様、扉を開けていいですか?」


「どうぞ」


「今日は何をするの?私の手伝いはいる?」


「うん。このデザインでおかしいところ直して欲しい。それとなんか好きなデザインあったらちょうだい」


「わかった」


「俺は素材取りに行ってくる」


「私は書いてる」


「お願いします」


 俺はそう言って早々と「転移」した。


 着いたのは聖の森の入り口。ここまでは来たことあるから来れるけどこの後は完全に手探りだ。どうしたら見つかるかな。まずは「探知」でも使ってみるか。


「探知」


 結果は失敗。女神の泉というだけのことはある。森全体を「探知」で探しても見つからない。さーてどうするかここから一歩でも前に行けば俺は魔力を削られる。


『シア、女神の泉への行き方ってわかる?』


『はい、知ってますよ。どうしてこちらにいらしているんですか?竜馬は聖の魔力がダメではなかったかしら?』


『事情があってね』


『知ってますけどね。ずっと映像で見てたんで、このくらいではないと魔力が枯渇してしまうんです』


『そうなんだ。俺の魔力はダメなの?』


『竜真の魔力はほぼほぼ魔属性でしょ!私がその魔力をもらったらどうなるかなんて分かっているはずよね』


 おー怖い、怖い。


『俺の体にある数少ない聖の魔力は』


『数少ない聖の魔力を奪ってもいいんですか?』


『ちょっとくらい残ってれば何も言わない』


『ではこれから魔力が枯渇したら竜馬くんからもらいますね』


『どーぞご自由に』


 そう言ったら。シアは女神の泉まで案内してくれた。俺は行くのだけで精一杯だった。だって、聖の魔力強いんだもん!生半端な覚悟で来たらこれ死んでたよ。


『ここです』


 俺がシアに泉の水と花の蜜をもらっていいかと聞いたらすんなり了承してくれた。ありがたい。その代わりに俺はこれからはもっと沢山シアと話さなくてはならなくなったがまたこのくらいならどうにかなると信じたい。


 採集したものは早々と「アイテムボックス」に入れた。


 採集した泉の水はジャムの瓶くらいの大きさの瓶を3つと花の蜜を1瓶。魔力に酔いそうだ。正気は保てても結構きついだろーな。今の時点でもう倒れそうだもん。早く転移して帰らないといつ倒れるか分からない。


「転移」


 転移できない。なんで?魔力の問題か。くそッもう無理だ耐えられない。


『大丈夫ですか?顔が真っ青。ダッシュでこの森から出た方がいいですね』


 くそっ。こんなところで倒れられっかよ!俺は一心不乱に走り出した。正直なところもう体は悲鳴をあげているがここで止まったらもう帰れない。そう思った。だから出口まで全力疾走した。そして俺は森から出た瞬間倒れた。


 どれだけ時間が経っただろうか?起きたら見慣れた天井。俺は今じぶんのベッドにいた。そしてなぜかお母様がいる。何かを言っているがよく聞き取れない。


「竜馬、起きた。よかった」


「アル〜なんで無茶するのよ!」


 俺は無茶なんかしてない。


『あれを無茶と言わずになんと呼ぶのですか?』


『根性試し』


『流石に呆れた』


 なんでもいいだろ。俺はできると思ったからやったんだ。


「ごめん。じゃあ俺はまだやることあるから」


 そう言ってベットから降りようとした時お母様に全力で止められた。俺はまだやることがあるって言ってるのに。めんどくさい。早くやることを終わらせたい。来月までに魔道具を完成させたいんだから話してくれ。


「早く離れください。俺はやることがあるので失礼します。それにこの部屋には特殊な鍵がかかっていたはずですが?」


「紗理奈ちゃんが一緒に入れてくれたの」


 そう。それが紗理奈の意志ならいい。


 俺はまだ何か言っているお母様を無視して魔術の構築を始める。やることはいくらでもあるんだ。休む暇はない。

手が冷え切って指が動かない〜次話もよろしくお願いします。よかったら評価してくれると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ