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96, 昼食は豪華過ぎ!

ログインありがとうございます。

 俺は今何をやっているでしょう!答えは着せ替え人形になってます!


 紗理奈がこれがいいだのあれがいいだの言って何度も着替えさせられている。俺が最初に着替えたのはロングコート夏でも冬でも着られるように魔術式を刺繍してある。この刺繍は俺の魔法でサクッとやったのではなく紗理奈が1針1針縫ってくれた。ありがたいです。魔術式を作ったのは俺だよ。


「竜馬、これが一番いい。これに着替えてきて」


 そう言って渡されたのは黒のズボンに白のシャツその上に青のラインが入っているベストだ。ネクタイは青だとよ。俺個人では緩めのズボンに銀の糸の刺繍の入った白のシャツにシンプルなネクタイがいいのだが、それはコートの次に着て却下された。


「じゃあ紗理奈はこれに着替えてきてね」


 俺も言い返してやった。俺だけ着せ替え人形なんて許せないからな!俺がサリナに渡したのはドレス。それも結構派手なやつ。別にラメが入ってるから目立つとかじゃなくて色が黒を基準としてるから。大体人気があるのは青や黄色、ピンク、赤などの明るい色でしょ?そんな色ばっかりだから黒基準の青フリルは珍しい。


「え?私は使用人だからメイド服で……」


「俺をこれだけ人形扱いしておいて紗理奈には何もないなんて不公平じゃない?だから紗理奈も着て。これはレストランに入るためでもあるから」


「な、なんで?」


 そう言う紗理奈をさっさと別室に押し込める。あれは着るの簡単だったはず。無理だったら頑張ってもらおう。


〈10分後〉


「お待たせ」


「かわいいよ。じゃ行こうか。今日は馬車で行くよ。ちょっと危険な道通るから」


「竜馬が馬車なんて珍しい」


「転移使っちゃうと楽しくないから」


 俺はそう言って馬車の前まで転移する。今日は俺のうちの馬車ではなく、貸して貰った馬車で行くから。普段馬車を使わない俺がいきなり馬車を使い始めたらおかしいでしょ?だから借りた。


「これで行くよ」


「ここまではなんで転移なの」


「いろいろとね」


 俺は屋敷の使用人とはここ数年話していない。部屋は紗理奈しか入れないから掃除などは魔法でやってる。だからかなあ。魔力の操作が日に日に上手くなってる気がするんだよね。


「どこ行くの?」


「裏社会のお店」


「そんな物騒なところ行って大丈夫?」


「分かんない。でも、料理は美味しいから。それに今日はボックス席だから変なのに絡まれる心配も多分ない」


「そ、そう」


 紗理奈は気が進まなそうだね。確かに裏社会って言ったらいいイメージないもんね。俺もステラの王族暗殺のために関わった人から教えてもらった貴族の店だし。


 裏社会では誰も名乗らないし、素顔も身分も明かさない。


 お店のイメージは高級バーみたいな感じ。本当にカクテルとかあるもんね。俺はまだ未成年と断ったけど。席はカウンター席とテーブル席とボックス席がある。結構いい店だと思うよ。


「竜馬、快斗はどうしたの?」


「流石にお店に入れるわけにいかないでしょ。だからありったけのお肉と共に置いてきた」


「かわいそ」


「でも、おおよそ1000ゴールド肉に使ったんだぞ!めちゃくちゃ高かったんだから!」


 10枚お肉買ったとしても普通のお肉はもっと安いよ。10枚なら300ゴールドで足りる。


「そ、そんなに?」


「そう、こんなに使ったの」


「でも私が貰った人形はもっとしたはず」


 そうですね紗理奈のぬいぐるみは1625ゴールドでしたね。とは言わないけど


「そろそろ着くよ」


「うん」


 今日喜んでくれるといいな。


 俺は中に入ると同時に姿を「隠蔽」で隠した。


「予約してた竜馬だ」


「かしこまりました。こちらへどうぞ」


 そう言って案内してくれる。


 メニューは日替わりのおススメで頼むことになっていた。えーと今日は……


 ワオ!すごい。うまそー。


 今日のオススメメニューはアンティパスト(前菜)が海老のタルタルソース、ヤシとライムのクリームで、プリモ・ピアット(第一皿)栗のクリームとキノコとフォアグラで、セコンド・ピアット(第二皿)エビ類とマトウダイだ。


 少し待っていると料理を持って来てくれた。


「お待たせしました。ごゆっくりお楽しみくださいませ」


「じゃあ食べよっか」


「うん」


 紗理奈がびっくりしてる。目がまんまる。


「早く食べないと冷めちゃうよ」


 そう言って俺は食前の挨拶をして食べ始める。美味しい!これはこの店にしてよかったな〜


「美味しい!」


 紗理奈が気に入ってくれたみたいでよかったよ。


 俺たちは料理を全て平らげた。美味しかった。いつもこんなに食べないから久々にいっぱい食べた気がする。


「美味しかったね」


「まだ食べられる?」


「うん」


 そう言ったのでティラミスも追加注文した。俺はお腹いっぱいだからいいや。


「お待たせしました」


「竜馬は?」


「俺はお腹いっぱい」


 そう言ったら紗理奈は不満そうだったが、食べ始めたらご機嫌だった。喜んでもらえてよかったよ。


「美味しい!」


 この後しばらくお店にいて話してから帰った。


 今日はお昼豪華すぎだったかな?

次話もよろしくお願いします。よかったら評価していただけると嬉しいです。

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