95, 紗理奈の誕生日
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今俺はまだ俺の部屋にいない紗理奈にドッキリを仕掛けようと思います。
まずは部屋を飾り付ける。
氷魔法で作った大きな結晶をつなげたり、氷で「誕生日おめでとう」と作ったりした。あとはプレゼントを紗理奈が来たら持ってくるだけって形にする。
相変わらず俺の朝食は自分の部屋で取っている。前日街で買った食べ物を朝食べる。って感じかな?「アイテムボックス」に入ってるから出来立てホヤホヤの状態で食べられるのがいい!両親には外で食べてるって伝えてあるけど部屋で食べてるって言うね……ははは
そろそろ時間かな。快斗も今日は出かけてないはず。
『快斗、久しぶり。最近何があったかは知らないけどとりあえず俺の部屋きて。紗理奈の誕生日だから』
『了解』
カナとサナは魔王領にいるはずだ。ここまで来るか聞いたら紗理奈が魔王領に来た時に一緒に祝うと言っていた。
俺が紗理奈に用意したプレゼントは俺とおそろのピアスとクマのぬいぐるみ。これはこの前紗理奈を尾行した時に見てるのを見つけたから。値段的にそのぬいぐるみを買ったら欲しいと言っていた魔剣が買えなくなるし、食事も取れないくらいスカスカになるはず。俺は狩で稼いだお金があるけど紗理奈はあんまりついてこないからそんなに持ってないはず。
『お待たせっす』
『そろそろ紗理奈が来る時間だ準備して』
『分かった』
竜馬はなんだっけ。えーと、確か珍しい魔石と素材って言ってたっけな。自分で好きなことに使えるようにと言う配慮だと言う。多分その魔石は魔剣に使われて、硬い素地があったら鞘の部分とかに使われるよ。
コンコン
ノックの音が聞こえた。魔力も紗理奈で間違いない。
「竜馬様お部屋に入ってもいいですか?」
「どーぞ」
ガチャッ
「お誕生日おめでとう紗理奈」
「ガウガウ」
「2人ともありがとう」
「はいプレゼント開けてみて」
「いいの?」
「紗理奈のために買ったプレゼントだよ」
「ありがと」
驚いてくれるかな。あー、欲しかったのあってるといいな。
「わー、これこの前見て欲しかったの!これはピアス?」
「うん。ピアス、俺とお揃いな」
「本当に!わあーい」
今日はハイテンションですな、紗理奈さん。
「快斗からもあるんだって」
「がうう」
人間の言葉喋れないのわかったから心の声で話してほしいんだけど。家に魔物がいるって思われたら困るんだけど。
「これくれるの?ありがとう!」
快斗は何故か魔物の毛皮で包装?してあるプレゼントをあげていた。
「ありがとう。え?これって超レア素材じゃないの!なんで!すごい!それにこの子、かわいい!」
毛皮の中に神獣入ってるってどうゆうこと?これ、神様だよ。それに珍しい色だな。白を基準とした茶色の線が入ったかわいい虎。
「この子くれるの?」
「ワウ」
お前はもう叫ぶなー。魔物がいるのバレるんだけど!もうちょっとボリュームダウン。
「わーかわいーね。君の名前は琥珀だよ。気に入った?
『我が主人なのか?』
「え?」
神獣ですもんね。そりゃ喋りますか。
『この子が主人だよ。魔力大丈夫』
『魔力で言うならお前がいいが、心はこっちの方が綺麗だ』
『そりゃどーも』
「竜馬、どうやって話してるの?わたしには言ってることが理解出来ないんだけど」
はい?理解してたんじゃないの?だって、驚いてたじゃん。というかなんで俺は神獣と喋れてるわけ?もう意味わかんないんですけど!
「俺もわっかんない」
『主人はこの女でいいのだな』
『好きなやつを主人にすればいいじゃん』
『では、主人は2人で良いか?このオオカミは友達だから』
『いいよ』
お、オオカミ。竜馬がオオカミ確かにそうだけど。気が弱いからオオカミというより犬というイメージが強い……というのは心の中にしまっておいて。
琥珀に聞くと魔力は聖と闇、または魔を持っている人物の魔力は使いやすいんだとか。属性が多ければ多いほど魔力は上質なんだと言っていた。
で、俺の魔力はほぼ全属性でしょ。だから魔力はいいんだって。心が闇に満ちてると言われ、それでは心の魔力が貰えないからその役目は紗理奈だと。
確かにこころが闇に染まっているというのは心当たりがある。多分貴族社会で魔力のことで避けられたからだろう。俺のことを避けて奴らを表社会から消そうと考えているからだろう。
「みんな、誕生日、ありがとう」
「どういたしまして」
「ワウー」
お前は叫ぶな!こうなるとわかっていた俺は素早く防音結果を貼ったのでセーフだった。いや、セーフであってほしい。
「じゃあ、昼はちょっと豪華なところに食べに行くか」
「うん!」
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