93、歩き出す時間4
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「みんな〜来てくれたんだね。というか、紗理奈ちゃんに連れてきてもらった感じ?」
「大悟様と竜馬はなんでこんなことになってるの?」
ベッドと一緒にぐるぐる巻きになってる俺たちをみてそんなことを言ってきた。答えようとしたが、紗理奈が先に喋り出した。
「お2人とも腰が痛いのにも関わらず色々なところを歩き回っているので日常生活に支障が出ない程度で縛り付けております」
「支障なら出てる!剣術の訓練が出来ない!」
「そうですか。腰が痛いのに剣術はできるのですか?」
「いやぁ、そのぉ、なんと言いますか?」
「竜馬その例は間違っている。あえて言うなら寝返りが打てないなどでないと意味がない」
小声でそう教えてくれたので俺はその作戦を実行することにした。
「た、たとえば寝返りが打てないとか?」
「力ずくでどうにかできるでしょ?」
無意識にできないでしょうが!ケチだ!ケチだ!できるもんはできるんだ!拘束しなくたって痛いことはやらないもん!
「いつも無茶をするお方にはこのくらいがぴったりです」
その言葉に賛同する光輝と健吾、琉音、七海、なんで味方いないのかなぁ。はああぁぁぁぁぁ!心の中でため息をはく。本当に大きなため息が出そうだ。
「そろそろロープ取りますね皆さんも来たことですし」
これでやっと解放された。2日間長かったよ〜全然動けないんだもん!
「玲央、これ、城の鍵。麗羽はこれ、岳はこれね」
そう言って時計を渡した。俺のより大きい……それはそっか。俺は予備の鍵を持ってるんだもんね。それでもこんなに豪華なんだ。すごいな〜
ちゃんと時計の役割もするし、鍵の代わりにもなるし、すごい便利。
「じゃあ、それぞれ自分の城の埋葬をしに行ってきてね。竜馬くんが成仏させてくれるらしいから」
俺、売られた。
「大悟さんどうゆうことですか?成仏って何がいるんです?」
「自分の城に行けば分かるよ」
「そうですか」
そう言ってみんなは自分の屋敷に向かった。俺も浄化しに行く為、ついていく。重労働をさせられませんように、と願いながらついていく。骨壷だけは500くらい置いて帰るか。そう考えたので作りながら歩いた。
「開いた。この時計すごいな!」
大悟の城から一番近い玲央についてきてるんだけど結構時間かかったな。
俺は城にいる成仏しきれていない魂を成仏させた。その後は骨壷にできるツボを置いて出てきた。次は麗羽の城、麗羽の城も同じように成仏させて壺を渡して岳の所に行った。岳のところは骨の数が少なかった。
骨の中には人間のものも入っていたらしいけどそれは一緒の穴にポイしたらしい。人間嫌いなんだね。
「竜馬くんおかえり、誰にも引き止められなかったんだ。珍しいね」
そんなに引き止められるんですか。俺は運がよかった〜ではなく無理やり帰ってきたんです。
「で、何しに帰ってきたの?」
「紗理奈と一緒にこの時計のことを調べようかと」
「いいね。一緒にやらせて」
「いいですよ」
この後はみんなで魔法陣の解読をした。よくわからない文が並んでいたり、式が成立していなかったりで結構苦労した。
この時計には鍵と時計の役割のほかに通信機能やいざという時の通知機能があった。要するにこれは仲間で連携を取るためのものということだ。意外と便利。
「じゃあご飯の準備をしましょうか」
「そうだな」
「俺も?」
「大悟様もです」
「俺、料理できないよ」
「鍋の中を混ぜるくらいは出来ますよね?」
「で、できます」
すごいな〜大魔王が負けてるよ。俺のはできない芸当。
「大悟様、いいと言うまで混ぜててください」
「もう腕が……」
「文句言わないで混ぜててくださいね」
紗理奈怖〜
「竜馬様もですよ?手が止まっています」
「あ、ああ。やる」
俺は食材を切っていた。紗理奈が今日はパスタにするとか言ってたからタレの具だろう。切ってる人間が何に作ってるかわかんないなんてそうそうないだろうな。言われたことだけやる人形のようだ。
「竜馬様、トマトのソース作ってください。早めにお願いします」
「りょーかい」
沢山のトマトを「アイテムボックス」から出す。
「竜馬、そのトマトはどっから出てきたの」
「ここから出てきたの」と「アイテムボックス」をさしながら言う。
俺は前にトマトソースを作ったことがあったんだけどそれが気に入ったみたいでよく作れって言われる。よく野宿とかしてる時に作れって言われるからトマトがいっぱい「アイテムボックス」に入ってる。いきなり作れっていわれても大丈夫なようにね。
この後はみんなを招集して夕食を食べた。みんな賑やかに食べてたな。俺は食事の前に紗理奈に貰ったクッキー食べて説教され、しょんぼりしていた。
「魔王領復活にカンパーイ!」
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