92、歩き出す時間3
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「突然押しかけてごめんなさい」
「どうした。お前が「すまん」ではなく「ごめんなさい」とは。何があった?」
「えっと、ついてきていただけますか?」
「構わないが。何をするんだ?」
俺は大悟の元にきて話をしていた。無理やり連れてきてはいるが早く見せたかった。見せて驚かせたかった。
「竜馬どこに向かうのだ?そこはなぜか鍵がなくて開かない扉だぞ」
「いや、開きます」
俺はそう言って大悟を引っ張っていく。時計を扉にある穴に当てれば扉はすぐに開き、転移門は発動する準備ができる。そこをずかずかと進んでいく。あまりに突然の出来事に目を白黒させている大悟ではあるがさすが魔王というべきか。フリーズはしていない。
「竜馬くん、これはどう言うことかな?」
ここで俺は事情を説明した。大悟のお父さんと出会ったこと。大悟のお父さんに魔王領を復活させて欲しいと言われたこと、などなどいろんなことを打ち明けた。すると大悟は泣きながらこう言ってきた。
「竜馬ありがとう。本当の領地に帰ってこれたってことは今までみたいに閉じ込められなくても済むんだ。地図に載っていない謎の島に居なくていいんだ。限りなく続く空間は作ったものだったのかなぁ」
「大悟大丈夫?えっと、で、玉座の間で時計を貰ってきて俺も行くから」
俺と大悟は部屋から出て玉座の間を目指す。
「現代魔王か。君は強いな。これからも魔王の血筋を絶やさないでくれ」
「勿論でございます」
「わしはそろそろここで失礼する。お仲間の分と予備の時計だ。受け取ってくれ」
「ありがとうございます」
大悟はそう言い。俺に声をかけた。
「本当にありがとう。本当の魔王領にこれるなんて夢みたいだ」
「喜んでいるところ申し訳ないのだが、この部屋を出て素早く葬儀をした方が良いと思う。特に玄関だ」
「どうゆうこと?」
「聞くより見る方が早い!」
俺はそう言って大悟を急かす。段々と増えていく骨に大悟は顔を顰めていた。
「早く葬儀をして成仏させてやりたい。それは魔王である第五にやってもらったほうがこの人たちは嬉しいと思う」
「そうだな。だが聖魔法の使えない俺には成仏させてやることがができない。力不足だ」
「魔王なんだから属性は気にしなくてもいいお思う。せめてこの人たちにお墓を作ってあげたいと思う。この中にはここで死ぬのが気に食わなかった者も多いようだし。成仏させるのは俺がやる」
俺は聖魔法を発動させる。すると骨から紫色の魔力が出てくるそれをうまくまとめて俺の魔力で覆う。それを完全に浄化出来れば魔法は成功だ。
「竜馬ありがとう。みんなの魂はここにはないみたい。もう天国に行ったのかな?」
「そうだね。天国に行っているといいね。いつか大悟たちが後継者を作った時この人たちの魂が宿るのかな?」
「そうなったら嬉しい」
こんな会話をしながら骨を個人個人に分けていく。俺にはどうやって見分けてるかわからないので骨を詰める係だ。全部の骨が揃ったものから順に俺の魔力で作った特製骨壷に入れていくこの後はひたすら穴を掘って埋めての繰り返し。
次の日まで続いた作業のおかげで二人してお爺さんのようになっていた。それをマッサージしてくれているのが紗理奈。ずっと家事をしていた紗理奈は体が壊れていなかった。部屋をきれいにしてくれたのは嬉しかったが、こっちをtwつだってほしかった。
「竜馬、腰が…」
「魔王様も腰傷めるんですね」
「そりゃ生きてるからね。こうもなるよ」
俺より4つ上の大悟でも腰がもたなかった。俺も持たなかった。魔法使ってたのに。2人とも魔法を使って腰をサポートしてた。それなのに!
「大悟さん?この状態の屋敷が後3つあるんですよ。どうしたらいいですか?」
「もう各自に任せる!」
そう言ってそっぽを剥いてしまった。
「転移門があったのはこの城だけ?」
「はい、この城だけです!」
「そうなんだ。じゃあここに連れて来ないと。せっかくの魔王量だ。早く見せたい!」
「腰が治ってからがいいのでは?」
聖魔法の回復も魔属性の回復も効果がなかった。だから自然治癒を待つしかない!
<数日後>
「竜馬様〜大悟様〜どこにいらっしゃるんですか?朝からかくれんぼですか?出てきてください!」
まだ完治していないのに布団から抜け出していた。
この後紗理奈さんにこっ酷く叱られたのは言うまでもなく。
大悟は紗理奈の本気で怒った姿を見て涙目になていた。
正座を数時間させられた結果また腰が痛くなり俺たちは揃いも揃ってベッドに縛りつけっれていた。
ホットサンドって皆さん食べますか?僕は好きなのでよく食べます。今日も食べました。次話もよろしくお願いします!




