23, 女神の元婚約者はめんどくさい
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「あの」
「私とシアの大切な時間を邪魔したのは誰かな?」
うわーこの人俺に荒か様な敵意向けてるよ…俺どうしたらいい?一応ローレシアと会うのは二回目だけどどうしていいかわかんない。
『ローレシア、俺ここにきちゃまずかった?理由があって体に戻れないんだ。助けてくれ』
『竜真くんちゃんと治してあげるから、この人に私は俺のものだ宣言してくれない?』
『えーと、遠慮したいですけど。ローレシアが困ってるなら助けてもいいよ。ただし言う言葉はローレシアが考えてね』
『じゃあ、シアは俺と契約してるから君には奪えないよ。それに俺の女神様を奪われちゃたまんないな』
「シアはオレと契約シテルカラ君ニハ奪エナイヨ。ソレニ俺ノ女神様ヲ奪ワレチャタマンナイナ」
棒読みで見事読んでみせた。これじゃあ説得力ないな〜自分でわかるもんな。その時点で終わってる。まあ、もっといいことしてあげるから我慢して
『ちょっと』
『まあ我慢して』
「シアはね、俺の事を助けてくれたオネーちゃんなんだよ。だからシアは俺のオネーちゃんなの!おにーちゃんはシアに触んないで」
そう言ってローレシアに抱きついた。流石にこれには驚いだのだろう。ローレシアの目がまんまるだ。まあこいつを追い払って早く治してもらうためだ。どんな手でも使うさ。子供ならではの戦い方だよね〜これちょっと大きなったら使えない手じゃん
「ならこれは貴様から俺への宣戦布告と見ていいのだな」
「せんせんふこくってなーに?」
「うっ」
可愛く言葉を知らないフリをすれば追い出せる作戦!通じてくれ。これ以上誤解を招くことはしたくない。
『絶対宣戦布告の意味知ってるよね』
『うん、勿論知ってるよ』
契約のおまけでついていた通話するための魔法を使う。これならあいつにも聞こえない。
「おねーちゃんとおにーちゃんは婚約してるんだ」
「シアおねーちゃん好きな人いないって、だから婚約もしてるつもりはないって言ってたよ」
「貴様ー」
神様は顔を真っ赤にさせていた。一方ローレシアの場合は思っていることを言われて驚いたのかまためがまるくなっている。
そろそろ諦めてくれないかな?
「今日のところは許してやる」
「今度会った時は容赦せんぞ!」
そう言い残して帰って行った。あーあもうめんどくさいね。あんな性格だから嫌われるんだよ。神よ自覚しろ、凡人な人間の俺が言えることではないけどここは仕方ないと思う。本当にめんどくさかったから。
「で、婚約者ってのはどう言うこと?」
「あの人は人間だった時の婚約者」
「へえ、まあいっか。とりあえず俺の魂体に戻してほしい」
「分かった」
そう言ってローレシアは魔力を俺に振りかけた。そしたら体が光って魔力が吸い込まれていく感覚があった。
「魔力をちょうだい」
「どうやって」
「私は、手をつなげば魔力がもらえる。誤差は0.05ほとんどないから安心して」
「ああ」
「これでやっと竜馬くんと話ができる」
それが目的だったか〜でも、ローレシアがいてくれた方が安心できるや。
「じゃあ、体に魂返さないとね」
「また声で」
そう言った瞬間俺の体がどこかに吸い込まれた。正確には魂がかな?
目の前にあった若い少女の体は無くなって代わりにいつもの光景が映っていた。
「竜馬くん」
「やっと起きた」
「俺ってどのくらい寝てたの?」
「二週間」
「はい?」
俺は思わず聞き返してしまった。
「二週間」
「そ、そんなに?」
「うん、そうだよ」
「体大丈夫?」
「頭痛くて数日間動けなかった。竜馬はもっと酷い」
俺のことを心配してくれてるみたいだ。みんなありがとう、でも、もう大丈夫だよ。幻覚の声が聞こえること以外……あの神が俺の体に戻ったら聞かせるようにしていたらしい。ずっと「シアは俺のものだ。子供にはわかんない絆で結ばれてるんだって」言うけどさ、お前がベタ惚れしてるだけだろっちゅー話。俺を巻き込むなーそれと、ローレシアさん俺はもう助けませんからね。それだけは言っておきますよ〜
「俺はもう大丈夫。親はなんか言ってた?」
「「無茶するから〜」って泣いてた」
心配かけたらしい。
「一応冒険者の件は伏せておいた。これなら問題ないでしょ?あと、起きても戻ってこなくていいって。竜馬が心配だから帰ってきて欲しいけど、調査してくれるなら国のためになるからって言ってた」
「ああ、調査頑張るって伝えといてくれ」
俺は転移できるが、これは人に話さないに越したことはない。ルカさんたちはそれを知っていてここでは話してない。後でギルド長室に行ったら聞かれるだろう。まあ平気かなこれは…
「調査の協力をお願いします。これは報酬もつく。国家もんだいになったからうまくいけば爵位がもらえる。頼んだよ」
って言われてもねえ……って感じ?爵位いらないし?金も足りてるし?
じゃあこれからも調査頑張るぞー!おー!
調査を進めていればいつの間にか3ヶ月が経っていた。俺に指名依頼が来た。パーティーメンバーがいるなら連れてきていいと書いてあったので時間があれば一緒に行こうと思う。紗理奈にはまだ言ってないけど、集合場所はこの前の屋敷。確か5日後だったかな?まあゆっくり行けばいいよね。
ということで、とりあえず調査を続けることになったのだが、あの魔道具を調べなくちゃいけない。だから魔石に魔力を移してから行こうということになった。念のため魔力は持っていくけど魔力をすぐ使えないのは痛いな。
「調査の準備してきてくれ」
「はい」
「了解です」
魔力を移す為に別室に移動する。ルカさんは俺たちを追い出してやるって言ってた。紗理奈と二人で仲良くやるからいいもん!みんなでやりたかったけど…
「魔力が混じるって意味わかる?」
「分かんない」
「どうゆうことなんだろう?」
「分かんないね」
魔力が混じりたくないんだって、魔力が混じるっていうのよくわからないけど悪いことじゃないと思うんだよね。俺の憶測ね。紗理奈もわかんないらしいから。
「じゃあ、やろっか。これが中身のない魔石ね。この袋に自分の魔力入りの魔石を入れて」
「うん」
魔力を魔石に移しながら話をする。
「紗理奈って魔力どのくらいあるの?」
「わからない」
「ステータスみていい?」
「すてーたす?」
「うん、ステータス」
「わかんないけどいいよ」
俺は魔眼を使ってみる。これは……すごい。紙にうつそう。俺もステータスって人のをフルで見たことないな。多分…
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紗理奈
レベル:5/200
性別:女
体力:430
魔力:9609572
属性:聖 水 炎 雷 命
年齢:5
素早さ:1352
防御力:106
〈スキル〉
体力上昇、蘇生、治癒、スキル習得、エリアヒール、魔眼
〈称号〉
癒しの神の加護
〈職業〉
冒険者、メイド
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できたかな。うん多分間違ってない。
「すごいね。これは才能だろうな。こんなにすごい人初めて見た」
「そうなの?」
「魔眼ってスキルあるでしょ?そのスキルでステータス見れるから見てみなよ」
「うん」
喋っているうちに魔力の半分くらいを魔石に移せた。紗理奈はもうほとんど残っていないだろう。これで多分頭が痛くならないかな?俺はわかんないけど……
「じゃあ、そろそろルカさんのところに行こうか」
「行こう!」
ノックをして返事を待たずに部屋に入る。もう終わっていたみたいだ。椅子に座って書類を整理している。
「君たち見事に魔力が混じり合ってるね」
「魔力が混じるとあんんかあるんですか」
「竜馬君みたいなバカはわかんないかもしれないけど紗理奈ちゃんは分かるよね」
すると紗理奈はゆっくりと口を開いた。
「なんか魔力の流れが早いです」
「だってよ。わかんないの」
「わかんないです」
「あちゃー鈍感だね。というか竜馬くん魔力抜いてきた?」
「使っても人間じゃないんじゃないかと怪しまれない魔力の半分抜いてきました」
「それはほとんど抜いていないのと同じじゃないか。まあ本人がいいならいいか」
「魔石を消費し切ったからもう入れるのがないんですよ」
「私ももうない。諦めてくれ」
俺はもう諦められてしまったらしい。まあ、いいんだけどね魔力全部抜くのにどのくらいの魔石が必要かもわからないしね。
「じゃあ行こうか」
「頭痛くなったらおしまい」
「そうだな」
俺もそれには賛成だ。これ以上体を酷使したら壊れてしまいそうだ。あの頭痛は二度と耐えたくない。
「隠蔽」
「転移」
転移してすぐに城に向かう。今日は昨日より大丈夫だった。でもまだ城までは結構ある。だからなんとも言えないんだよな〜
「みんな平気かな?」
「「平気」」
「じゃあ城の前にあった魔道具をこの魔道具で複製したら帰ろう」
「はい」
「兵器複製機ですか。なんで持ってるんです?それとこれもって転移したくないですよ」
「まあいいじゃないか」
俺は仕方なくその装置を運ぶことにした。まあ転移して今日は終わりだからね。それほどキツくはなかった。頭が痛いのと吐き気と眩暈、などなどまだまだある症状はなくなっていない。
「複製」
「転移」
複製したら即座に転移したのだ。これでOKかな。あとは解体して中を見るだけ!頑張るぞー
次話もよろしくお願いしますよかったら評価していただけると嬉しいです。休みが終わったので、1日二回投稿ができない日もあるかもしれないけど頑張ります。




