155、新年会1週間前
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155,
3週間後までのんびりとしたスローライフと呼べないものを過ごしていた。それはステラから仕掛けられた戦争の件。ステラからの戦争の件で王宮内はピリピリとした空気が何処となく漂っていた。王族も今は猫の手を借りたいくらいに忙しいことだろう。ステラからの宣戦布告に新年会の準備……それで戦争の件なのだが、今回の件はステラがこっちになにかとちょっかいをかけてきたのが原因なんだけどね。戦争って普通は数ヶ月の期間で準備するもの、それを数週間で行うなんて至難の業。ちょっかい、こっちから仕掛けたことになてるんだよね。それに俺自身もやりすぎたかな?って思ったよ。でも、ステラの王族はこっちにちょくちょく嫌がらせしてたのは確かだし、貿易の件でも金だけもらって品物の量が足りてないなんてことも何度もあったらしいし、この前の件だってステラの王族自身が魔法と化してたから殺害するしかなかったそう?
貿易の詐欺事件で、初めは取り寄せていたけれどだんだんステラの対応にも嫌になってほとんど貿易をしていないらしい。だけど、ステラにしか生息していない生き物や植物などもあるからそしてそれはこの国特有の病の薬の原料だからどうしても貿易を行わないと言うことはできない。これはステラも知っているからわざとこうされているのもわかっている。
とはいえ証拠はない。ただ、俺たちがそう思っているだけかもしれないから。でも、毎回量が違うのはおかしいんじゃないかな?なんてね。こんなことだけでは理由にならない。
そして新年会は1週間前に控えている。と言うことは12月25日と言うこと。あーあ、新年会何も起こらないと良いな。そういや大悟の誕生日1月1日だったような……もしや、これで新年会をサボれる!
……サボれないかぁ。新年会って結構重要だもんね。最悪魔道人形をって思うけどそんなに高度な動きができるとは思わないし……それに魔力的な関係で難しい。新年会ずっと魔力が生きていられるとは思えない。俺からの共有状態を維持しなくちゃいけないのに忘れて土に戻しちゃいそう。戻ったら戻ったで大騒ぎだろうし、本人が行くしかないだろ。朝早くに魔王領に行ってプレゼントを置くくらいはできるかな?そういや大悟以外のみんな6月か7月か8月の誕生日だったんだよね。と言うことは誕生日はまだ先……今年の誕生日祝えなかったんだよね。なんせ誕生日を知ったのが数週間前なもので……
じゃあ、しばらくどっかに行ってた琥珀くんに話を聞こうと思っているんだけど良いかな?
『琥珀〜しゃべって』
『なんで?俺が喋らなくてはならないのだ?』
『今までどこ行ってたの?』
『どこって、森の中だが?何か問題があるか?』
『で、本当はどこにいたの?言わなきゃおやつ抜きにするけど?』
『そ、それだけは勘弁しろ!俺はあのお菓子が好きなんだ!』
琥珀はグミとチョコレートと言うお菓子にハマって依存レベルで欲しているらしい。紗理奈情報だ。そしてこれを知っていることから琥珀は紗理奈の部屋にいたのではないかと考えたのだ。紗理奈よ。失言だったな!俺はこう言うことには敏感なんだ!はっはっは!
『ずっと紗理奈の部屋にいた。お菓子がもらえるんだから当たり前だろ!』
『あーね。魔力よりお菓子の方が美味しいことに気づいちゃったんだ』
『お前魔力食ったことあんのか?』
『うん、あるよ。誰かさんに食べさせられたよ』
ちなみにその誰かさんとは七海である。七海は意外なことに魔力が好きらしい。ご飯のほかに魔力も食べていると聞いた。それで、味はどんなんだと聞いたら食べさせられた。そこそこ美味かったな。そのあとは俺の魔力を七海が食べてた。なんか俺の魔力は特別美味しかったらしい。岳の魔力も美味しいけど飲ませてもらえないそう。それで、七海のご飯になった時にのんだ。
俺は俺自身の魔力は食べたことない。なんか自分の魔力食べるなんて変な感じがするから食べなかったのだ。今度食べてみてもよさそうだな。腹減ったら食ってみるか。
『人間で魔力食ってる奴なんて初めてみたぞ』
『普通の人は食べようと言う発想に至らないだろうし、そもそも人間の体じゃ入ってくる魔力に耐えられないんじゃない?』
『その意見には一理ある。あ、お菓子の時間だ。もう帰る』
そう言って俺の部屋から紗理奈の部屋に転移した。(多分)転移場所は分からないからね。でもお菓子って言ってたから紗理奈の部屋だろう。
いいなぁ。俺も琥珀とお菓子食べたいなぁ。紗理奈のお菓子はすごくおいしいからいくら食べても食べ足りない。
今から紗理奈の部屋に押し掛ければお菓子もらえるかな。今日は何作ってるんだろう?覗きに行くのはためらわれるが、気になって仕方がないので覗きに行くことにしようかな?
結局悩みに悩んだ結果俺は紗理奈の部屋に押しかけることにしたのだった。最悪サンドバックにされる覚悟をしてから……
あ、でも社交界が1週間後に控えてるからなるべく怪我したくないんだよね。それに俺が部屋に言ったのが悪いとか言って魔法使うの禁止されそうだし。当日に解禁するとかありそうで怖い。
だが俺はお菓子の誘惑に勝つことができなかった。悲しいなぁ
と言うことで紗理奈の部屋の前……
コンコン
ノックして紗理奈の部屋の前にたつ。
「どうぞ」
「紗理奈、さっきぶり!」
「あら、さっきぶりですね。で、琥珀とおしゃべりしてたのはりゅうまだっとのかしら?」
「そ、その通りでございます」
「あら、ならこれを食べてくれるかしら?社交前ということでお仕置きは控えて差し上げるから」
う?ううう?嫌な予感。それにこれ絶対お母様からもらったクッキーだよね?俺こんなの食べたくないんだけど?下手したら最悪な状態になるよ?
「食べ絵くださらないのですか?ご主人様。私が作った最高傑作でしたのに……」
「た、食べる!」
ここでこれを食べておかなかったら後でどんなお仕置きが待ているか想像できない。紗理奈は意外と記憶力がいいため、時間が経つと逆効果になる人物なのだ。
俺は恐る恐るクッキーを口に入れる。
数十秒後、何も起こらない……
「やっぱり闇属性は強いのね。じゃあ今度はこっち」
「う、うん」
さっき何も起こらなかったのを良いことに何も躊躇わずに口に入れたのが間違えだった。
さっき食べた時クッキーの違和感を感じていれば……それは無理な話だ。七海のおかげで俺は魔力を口にすることがごくたまにあったのだから。そのせいで気づかなかった。
あのクッキー実は魔力を原料に作られているんだ。だからあんなに残念そうな顔を。でも今は満足そうな顔をしている。理由はせい属性の魔力を食べたことにより俺の真呂奥が浄化され、至る所に魔力でつけられたような切り傷ができたから。
「聖属性はめちゃくちゃ弱い。と。これ食べれば魔力線もなくなるはず」
そう言って手渡されたのは一枚目のクッキーと似たようなクッキー。多分闇属性か何かの魔力が込められている。俺に闇属性は餌だから心配すんな。
口に入れたそれはとても甘かった。
「どのクッキーが美味しかった?」
「最後の」
「あれは竜馬の魔力で作ったクッキーだよ。一枚目と二枚目が私の魔力」
「ええぇぇぇ!俺の魔力なの?あんなに甘いの?」
「あのクッキーのどこが美味しいのよ。すんごく苦かったよ」
「へ?」
人によて美味しく感じるクッキーは違うって音がわかったそうです。ほかにもわかったことがいっぱいありますけど多分本人は現実逃避しています。
「美味しかった。ありがと」
「実験に使われた男が御礼っておかしいでしょ?まあいっか。本人満足そうだし。私も実験ができて嬉しかったし……」
そしてこの時紗理奈はまだ知らなかたのだ。大量の魔力を体に取り込んだことにより魔力に酔ってしまったということを。
この後の俺はひたすら紗理奈に甘えていたそうだ。おかげで目が覚めた瞬間ビンタを食らいました。
社交前なのに〜
次話もよろしくお願いします。評価して頂けると嬉しいです。




