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151, 秘密

ログインありがとうございます。昨日の分です。寝落ちしました(( _ _ ))..zzzZZすみません。(;ω;)もう1話投稿が無理そうなので内容を長くしました。

 今回俺は裏で情報を集めるって言ったよね?何故だか知らないけど紗理奈が社交的なのだ。これなら俺が表に出なくても表の情報が集まったのではないかと思ってしまう。相変わらず話しかけてくる輩がいるが、荒か様な殺意を向けて俺に近寄らせていない。正直言ってこれは魔物に使うより人間に使う方が俺にとっては都合がいいかもしれない。魔物に殺意を足して使うと、自分より強い相手の場合逃げていってしまうからまともな戦闘にならないんだよね。


 それに比べ人間は殺意を向けられているのにも関わらずよく寄ってこれるな。まあ、俺が絶対に刃物を持っていないから殺される心配がないと思っているのだろう。俺が暗器を持っているとも知らずに……可哀想な人。変なこと言ったら殺されるかもしれないとは考えないのかな?パーティー会場で殺意を放っている以上普通の人には見えていないはずなんだけど……


「あ、あの!」


「うん?何か用?」


 殺意を少しずつ強めながら答えれば、どこからか紗理奈が飛んできて俺の脛を思いっきり蹴った。


「っ……」


 目で何をしてるんだよ。と訴えたら、パーティー会場で殺意を放っている馬鹿者に言われたくないと追われてしまった。


「で、用件言って?俺忙しいから」


 そう言ったら紗理奈に耳元で忙しくなんかないでしょって言われた。確かに忙しくない。体はね。俺の魔力は今めちゃくちゃ働いてるよ。今いろんなところから声とか気配とか探ってるんだもん。もともとこの家と仲がいいわけではないのにこのパーティーに呼ばれること自体がおかしい。それに派遣が違う貴族も結構招待されている。俺は意図がわからずに困惑していた。何かを企んでいない限りこんなぐちゃぐちゃな招待の仕方はしない。俺だったら同派遣のものか違う派遣でも相当仲が良ければ招待するが、基本的にどう派遣の人だけを招待したいかな?


「えっと、お話ししませんか?」


「はい、うちのりゅ、アルフでよかったらぜひ」


 おいいぃぃ!何勝手に返事しとんじゃ!俺はねこいつと話したくないの、分かってる?こんなどこの貴族の子供かも分からないやつとなんか話したくな……手を握って連れて行くな。俺は子供だが、子供ではない。そして人間から生まれたが人間ではない人間の手なんて触らない方がいいと思うぞ。


 俺は手から少量の電気を走らせる。それに驚いたのか手は離してくれた。だが、また裾を掴もうそするので俺は体を少しずらして避ける。


「なんで触らせてくださらないのですか?」


「俺なんか触って何が良い。それにどこのどいつか分からないやつと手を繋ぐほど俺は迂闊ではない」


「じゃあ、ついてきてくださいませ」


「紗理奈に命令された以上はついてくよ。ただ、飽きたら俺はいなくなるからな」


 そう言って俺は静かについてく。一体どこに連れて来られるんだか。多分2回のテラスだと思う。話をするのにテラスは最適だ。密会には向いていないがな。外と繋がってるから会話をきこうと思えば聞こえてしまうから。


 俺は心な中で大きなため息をつきながらどうやってこの地獄から抜け出すかを考えていた。ここで「転移」や「隠蔽」などオリジナル魔法を使うわけにはいかない。


 さてどんなトリックを仕掛けようか?姿を消すのは良いけど簡単すぎるし、魔法を使わない限りどうしようもない。どうしたらいいかな?あっ、テラスから飛び降りれば良いんだ。そうすれば誰だって追いかけてこないはずだ。大体こういう風に話しかけてくる輩はろくなのがいない。


「着きましたわ。ではまず名乗らせていただきますね。私はロイ・ルーロ、ルーロ男爵の次女です。戸籍上では長女ですが」


 ああ、長女や長男が認知されない事件きた〜!やっぱこういうよく分からないことする奴いるんだな。っていうか今の時代で認知するしない問題って珍しくない?初めて聞いたかもしれない。


「俺はアルフ・グラート、一応出来損ない長男だ」


「今後の継承はアルフ様がなさるのでしょう?」


 さてどうだろうね。俺は後々爵位をもらうことになっているし継承はしない可能性が高い。なんせ当主になれるのは確定だから。


 爵位は最年少で10歳、転生者だと思う。不思議な薬をたくさん開発していた。魔法という便利なものがあるにも関わらず自分の手で調合しようと思う人は転生者くらいだろう。そしてその国の名は「日本」というのだろう。一体どんな国なのか一度でいいから行ってみたいな。俺の読みが当たっていれば多分科学技術が優れている。


おっと、返事をしないとだ。


「俺は継承権なんて興味ない。正直言って裕福に暮らせるくらいの金と時間があれば良い」


「そうですか。アルフ様ならいい当主なれると信じていましたのに……」


  今でも十分余裕を持って生活できるくらいの金はある。っていうか多分貴族の別荘くらいなら建てられる。余裕で、それでもお釣りが来るレベルだ。


 まあ、そんなことは言わないけどな。


「アルフ様は将来どんな職業につきたいのですか?」


「………」


 それを言えるわけなかろう!だって俺はもう既に職についているのだから。立派な冒険者という職に!でも、こいつは俺が冒険者になりたいと言ったら笑うだろう。冒険者は腕が全てで、収入も決まってくる。それに各地を移動しなくてはならないから貴族がなるものではない。ある程度護身術のようなものを習うけれどそんなの魔物には通用しない場合が多いし、実戦になると自分の力を十分に発揮できないということも多々ある。俺は慣れすぎて逆に危ない状態にある。調子こいてると怪我しそうだ。


『怪我しても治せますよね?それにあなたは死んでも生き返りそうなので怪我なんてかすり傷にもならないでしょ?』


 人間のひ弱な体舐めすぎ、思っている以上に人間の体って弱ちいよ?


「えっと、将来はどんな職に?」


「口外しないように魔法をかけて良いなら答えるけど?」


「魔法かけても良いですから」


 そうか、今日のことを忘れてでも知りたいんだな。分かった教えてやろう


「正確には将来の職ではない、今の職だ。俺の職は冒険者、これでも一応A級ソロなんだよ」


 地を這うような低い声でそう言った。


「A級ソロ?あなたは一体何者?」


「俺の実力は学園で分かるはずだよ。いや、本気出さないから分からないかも、じゃあね」


 俺はさっきから探っていたことがやっと分かったのでこの場を去る。唖然とした女を置いて。


 向かった先は庭園。多分特別に解放しているんだと思う。この下だ。不思議な魔力反応がある。この反応からして人間や魔物ではない。でも、動いているんだ。動物は少量の魔力しか持っていないからこんな遠くからでは魔力感知は不可能。さて、この下には何があるのやら、変なものでないことを祈るのみだ。


 この真下、異質な魔力反応は何かに遮られてこれ以上探ることが困難だ。今日ばかりは諦めるしかないか。この下が本邸に続いていたとしたら不味いしな。それに重要なものだったら警備が居るはずだ。変な騒ぎを起こさないためにもここはおとなしくしているのが良いだろう。


 会場内にいないのはまずいからとりあえずテラスに飛び乗れば良いか?誰もいないかつ、視覚になるところは……そこで良いか。


 飛び乗ったあと俺はびっくりする。そこに紗理奈がいたから。いや〜俺の知ってる人でよかったよ。こんなことしてるの誰かに見られたら困っちゃうもんな。


「りゅ、アルフ様は何をやってるのですか?」


 ニコニコと効果音がつきそうなくらいに笑っている。だが、目はどれでもかというほど俺を睨みつけていた。


「俺の名前ちゃっかり間違えないでね。いやそうだ異常な魔力反応があったからなんだったのかな?って思って……」


「へえ、調べるのは良いけどこんなところから上がってきたのはなぜかしら?」


「なんとなく早く帰りたいなって思ったから」


「早く帰りたいのなら走って戻って来れば済む話でしょう?それと、ロイ・ルーロ様に変な魔法かけたでしょ?アルフの職業について話そうとすると頭が痛いんだっていってたわよ」


「まぁねぇ俺があいつの口を塞いだんだもんね。変な魔法は3つほど付けさせてもらったよ」


「なんとも残酷な男……」


 そんなの気にしないでくれ。俺の身を守りために必要なことだったんだ。あの女口が軽いということはよーくわかったからな。


「っていうか、俺の正体バラしちゃったからな。口封じとして殺害しなかったのを褒めてほしい」


 そう言って俺はパーティー会場に戻って壁に張り付くことにしたのだった。

次話もよろしくお願いします。評価して頂けると嬉しいです。ʕ•ᴥ•ʔ

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