150, 社交パーティーは食事目当て
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今日は社交パーティー当日、やる事は全てやった。今回は予想以上に規模が大きくてびっくりした。爵位で言えばそこまで上の爵位ではないからここまで大きなパーティーをやるのは大変だったはずだ。俺だったらこんなに招待客を呼ぼうと思わないな。何か重大な発表でもあるのだろうか?と踏んでいるけれど、実際に重大発表があるかは分からない。
でも、何かある。ここまでの参加者を集める意味が、これはあくまで俺の考え、本当に何ああるかどうかは分からない。早速馬車に乗り込む。いろいろな関係上俺たちは先に出ることになっている。おかげで俺たちは気楽に空を飛んでいけるってわけ。空を飛んでいった方が早いし、楽しい。紗理奈と話しながら時速80キロペースでのんびりととぶ。みんなからしたら早いのかもしれないが、俺たちからしたらこんなの歩いているのとさほど変わらない。
ただ流れていく景色を眺めながら今度は何が起きるかな?なんて期待をしている自分がいる。蘭さんの件もあってあまり社交界に出るのはよくないのかもしれないけど、社交界に出ないと流行を知ることができない。それは貴族にとって致命傷となる。万が一流行に乗れていないとなれば馬鹿にされるのは目に見えている。
俺だって好きで馬鹿にされているわけだから何も言わないけど、家ごと侮辱はさっきも言った通り家の傷になりかねないので何も言わないわけには行かない。今回の表はお母様とお父様がやってくれるらしい。俺が蘭さんについて交渉をしたら表はまあせろと言われた。竜馬は表にでても顔が狭いから情報集めるのが大変でしょと言われた。確かにそうだ。2年間社交の場に出ないでノロノロとかりをしていたせいで俺は遅れをとっている。勉強や技術に関しては同年代よりも優れていると思うが、社交だけは引きこもってサボったという自覚が十分にある。
パーティー開始の十分前まで待ちで買い食いをしていた。お父様に何か聞かれていないかということを聞き忘れないようにしながら。
結果俺の年収はバレなかったらしい。最近は忙しくてそんなことしてる場合じゃなかったし、実際に稼いだお金を稼いだ日に使うことなんて目ずらしくない。そのため正確な金額が分からないから嘘を書くより、書かない方がいいと判断したのだろう。年収までは流石にメモってなかった。それを聞いて俺は心底安心した。なぜなら俺は年収が普通に100は超えるからだ。お父様の年収は確か78万ゴールドだったはずだ。お父様の収入よりも多いとなると結構問題が多いから絶対言いたくない。それは誰でも一緒か。
そのほかにも俺にとって不利益な質問は回避してくれたみたいだが、とある問題は回避できなかったらしい。これには紗理奈も驚いたらしくどうすることも出来なかったそうだ。
その内容は竜馬とアルフが同一人物であり、平民ではなく、貴族であることが一部のものに知られているということ。
それを聞いた時漁ったのは俺だけではなかったようだった。紗理奈も何かあったかのようにずっとそこら辺をうろうろうろうろしていた。
そしてはじまったパーティー相変わらず派手な見た目の食事だが、味はすごくいい。高級な肉や、野菜を使っているからだろうか。食材の旨味が染み込んでいて美味しい。隣を見ればほっぺたが落っこちそうとでもいうように頬を押さえていた。
「紗理奈、何が起きるか分からないから油断は禁物だよ。お父様とお母様は表でやってくれるらしいから俺たちは裏だ。いい?」
「もちろん。表よりも裏の方が得意だしね」
「それは俺とて同様だ」
そしてこの後は俺の口調について尋ねられた。時々意味のわからない言葉を発しているそうだ。いろんな国の言語を学びすぎて混ざったんだ。多分と言って誤魔化しておいた。多分俺がときどき使っているのは前世の時に謎に流行った言葉だから。言葉から意味が汲み取ることのできない謎の方言のようなもの。気に入っているのは勝手に口から出てきてしまうのだろう。もしくは魔法言語を話しているか。魔法を使った後なんかは魔法言語を話した後だから混ざりやすい。
でも、魔法言語は基本的に会話で使えるようなものではないはずなのだが……
こうしてひたすらウロウロと会場内を歩き回っていた。時折足を止めては盗み聞きして、の繰り返しだ。
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