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149, 3日後に迫った社交パーティー

ログインありがとうございます。

 今日はパーティーの準備をしている。どこかの誰かさんが開いたパーティーらしい。どこかの誰かさんとは俺が何度も名前を忘れてとうとう覚えることを諦めた人物である。確か男爵家のローンディーゼルだか、ロンバーゼルだかそんなような名前だった。(正解はレンディーゼ) なぜか知らないが女の名前が覚えられない。女性を避けていればそんなことにもなるんだろうけど。というか今流行ってる名前があるんだかなんだか知らないけどおんなじような名前ばっかりで困る。今までは長ったるい名前が流行ってたくせに今はレイだのレンだの似たようなのばっかり。覚えづらいにも程がある。


 そして、パーティーの準備とは呼ばれている貴族の名前を大体把握すること。こんなのカンペすれば良くない?と思ってしまうのは俺だけだろうか?まあ、パーティーの3日前だからこうなるのも分からなかったわけではないが、悔しい。パーティーが始めれば退屈な数日がやってくる。今回のパーティー形式は夜中から次の日の夜まで、だから大体0時から次の日の9時と言ったところかな。それだけ休憩もなしに気を張っていなくてはならないらしい。


 そして今回珍しいことにお父様も社交界に出るらしい。多分妊娠しているお母様を一人にしたくないんだろう。そのために仮病という枠から抜け出すそうだ。妊娠しているのがバレるとまずいからお母様の体調管理をするつもりなのだろう。いつかは絶対にバレると思うけどそれがバレないらしい。


お腹が目立つようになったら流石にパーティー来ないと思うけど、あと産後も……しばらくは来れないと思う。


 貴族の名前ってめんどくさいね流行りだのなんだのかんだの……もうその人に合っている名前ならなんでも良いじゃんって思うんだよ。俺は……


 ちなみに俺の名前も流行りに乗っているらしい。アルフォートだのアルトだのアルゴだの……そんな名前の派生らしい。ちなみにこの国のアルフという名前は俺一人しかいないので間違われることはあるかもしれないが、本人確認で変装した人物が出ることはない。


 正式な確認の場合ある魔道具で本当にその人がその名前なのかを確かめる。そしてその後には年齢や経歴も。名前は記憶を探るよくわからない古代アーティファクトで、年齢や経歴は口頭らしい。要するにまそうぐは誤魔化せないよっていうこと。


 さてさて隣に座って頭を悩ませている紗理奈さんはどこまで進んだかな?


 ちらりと隣を覗く、羊皮紙16枚中10枚は覚えたらしい。チェックが消えている。他の六枚はまだ覚えられていないのかチェックがたくさんついている。


 大変な思いをしたパーティーだったが、美味しいものが食べられるからついてくるらしい。パーティーは料理人が腕に寄りをかけて作ってくれるもんね美味しいよ。この家で出てくるのはいつも料理人が張り切っているから美味しいけど。


 あと準備といえば服とかもかぁ。紗理奈のはお母様が仕立てた可愛い人形が着るようなドレスがあるから大丈夫だとして、俺は礼服ない。こんなに大規模なパーティーだと知らなかったのだ。それで、お母様に相談したらいっぱいあるよって言って大量の礼服をくれた。それも結構ちゃんとしてるのお母様のことだからドレスでも渡してくるのかと思っていたら違ったのだ。


 この時正直に言って驚いた。どんな地獄が待ち受けてるかと思っていたからだ。


 最悪着せ替え人形になることも覚悟済みだった。


 なので服の心配はもうなくなった。ガッチガチの礼服なんて2着もあれば十分だと思っていたけどいっぱいあるに越したことはないと実感したのだった。


 どれも黒を基準として作られており、青や藍色、緑のネクタイなどがよく目立つ。白や薄い青のYシャツ。お母様にもらった服で初めてまともに切れるかもしれない。


「竜馬、なんでこんなの覚えなくちゃいけないの?」


「なんでだろうね。俺も覚えたくなんかないけど覚えないと家名を汚すからなぁ。俺の評価だけだったら気にしない気にしないで済ませるかもしれないけど家となれば問題は別だ」


「そうなんだよね。グラート家に迷惑かかっちゃうんだよねぇ」


「そうだねぇ」


 そう言って会話は止まってしまった。まぁ、これ以上会話がないもんね。ひたすら覚えなくちゃいけなくて大変な時に話してる暇なんてないよね。


「がんばろうか」


「頑張りたくないけどね」


「頑張りたくないというのは納得だね」


「って言ってもしょうがないけどね」


「やろっか」


「やるか」


 そう言ってまた手中した。

次話もよろしくお願いします。評価していただけると嬉しいです。

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