買いどきが来る?
オークネットを投資先に選んだとき、もうひとつ狙いを定めた銘柄がある。
2588 プレミアムウォーターホールディングス
宅配天然水の会社だ。その中間決算が発表された。
前年同期比で売上高は21%増、営業利益は38%増。
原価率はさほど変わらないものの、販管費率が幾分改善されたこともあり、営業利益率が増えている。
通期決算の見込は変更ないが、いずれどこかで上方修正する可能性が高いと思われる。
こんな決算が発表されると、株価も上がるだろうと考えるのが普通のはず。けれど、このところの決算発表で目につくのは、好決算発表後の株価急落だ。ついこの間もエムスリーがそうだった。なんで? どうも好決算で買い注文が集まるのを受けて、逆に売りを仕掛けて来る人たちがいるようなのだ。
プレミアムウォーターホールディングスの株価は決算発表を控えて上げていた。ところが、発表当日後のPTSは6%を越える下落。
けれど。
この株の成長が衰えているとはとても思えない。となれば、株価が下がれば、そこは買いではないか?
あたしは計算してみた。
仮に通期決算が中間決算と同レベルになるなら、EPSは150円ほどになる可能性がある。仮に株価が3,000円まで下がればPERは20倍ほどまで下がる。となれば、以前考えていた購入水準にPERが落ち着くことになる。例えば2,800円まで押してくれれば、PERは18倍台。2,600円なら17倍台だ。
宅配天然水の需要は今後しばらく伸びるはず。高齢化が進み、宅配需要は高まる。けれど、世帯普及率はまだ一割ほどしかない。もっと先には輸出という事業拡大もあるかもしれない。日本の水なら高品質という付加価値もつけやすいだろう。
これは買いじゃないか。あたしは顧問に連絡を入れた。
「プレミアムウォーターホールディングス、2,600円で200株買います」
顧問は「現金残高がほとんどなくなっちゃうけど?」と言ったが、あたしには変な自信があった。
「良品計画も下がってるけど?」
「あれはいいです。いずれ上がりますから」
いっそ持ち株のどれかを処分してもいいとは思ったけど、いやいや安易に売ったら後々の大きな果実を逃すと考えて、性急な現金化は見送った。
11月4日現在、あたしのポートフォリオ。
・3964 オークネット 200株 8月13日購入 買値1,779円、現在 2,557円、評価額511,400円、含み益155,600円
・7453 良品計画 200株 8月16日購入 買値2,301円、現在 2,183円、評価額436,600円、含み益▲23,600円
・9201 日本航空 200株 7月30日購入 買値2,250円、現在 2,511円、評価額502,200円、含み益52,200円
・現金 734,000円
・評価額計 2,184,200円、含み益184,200円、含み益率9.2%