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吉田先生  作者: 和kazu
12/20

県大会

県大会



 さていよいよ八月になり、数日後には県大会が行われる。僕たちは、残りの数日を最終確認のつもりで練習に励んでいた。


 僕たちの最終目標は、全国大会だ。県大会で「金賞」だけではいけないのである。金賞を取り、「県代表」に選ばれ、近畿大会にコマを進めないとすべてが終わってしまうのである。だから僕たちは常に「まだまだやれることはある」という気持ちを持ち続け、少しでも油断しないように努力していた。


 県大会一日前、県大会前の最後の合奏練習を音楽室で行った。今出来る精一杯の演奏を、吉田先生が振るタクトに合わせて奏でた。


 演奏後、サクラから部員全員に明日の大会に関する確認と一言「悔いのないように、良い演奏を聴いてもらおう!」という言葉があった。そしてサクラは、副キャプテンである僕とハナにも「一言、何か言ってほしい」と言ってきたので、まずハナが「がんばってそして楽しもう!」みたいなことを言って、その場を盛り上げてくれた。


 そして僕の番となり、僕はみんなの前にゆっくり進み、みんなの顔を見ながら、

「・・・ごめん、そしてありがとう」

 と言うと涙が止まらなくなった。


 僕の気持ちを察してくれたのか、みんな何も言わずただ拍手をくれた。サクラは泣いていた。他の何人かも泣いているみたいだった。


 僕のせいで始まった全国大会への挑戦だった。けれどみんなは僕を責めなかった。「明日で終わらせたくない」その気持ちしかなかった。


 ついに県大会当日となった。今日の県大会には、中学校部門で三十三校の吹奏楽部が参加する。この中の金賞受賞校の内、三校が次の近畿大会へ県代表として出場することになる。


 まさか僕たちが県代表に選ばれることを目標にするとは、去年と同じ時期には考えられないことだった。しかしまずは「金賞」を受賞することが第一目標だ。


 場所は県庁近くの県立文化会館となっているので、山奥から移動するにはかなり時間が必要であった。しかし先日、出場する学校の関係者が集まり演奏順が決まったのだが、真田先生が運よく三十番を引いたこともあって出演時間が夕方となり、あまり朝早くから移動する必要がないことがラッキーだった。


 それでも朝九時には学校に集まり、音出しをして基礎練習を各自で行い、最終調整ということで一回だけ課題曲、自由曲を演奏した。


 その後、保護者達が用意してくれたトラックに楽器を積み込み、今回はバスではなく、僕たちは保護者が用意してくれた車に分乗して、大会会場に向かったのである。こないだの演奏会以降、僕たちのこの挑戦が終わるまで、保護者の方たちが協力してくれることが自然と決まっていた。


 大会会場に着くと、すでに演奏が終わり写真撮影を外で行っている学校があった。中には三年生なのか、泣きながら部員や見に来てくれた友達、そして保護者に抱き着いている学生もいた。その姿を見た僕は、「泣くならうれし涙を絶対に流して、みんなと喜びたい」と強く思った。


 車から降り、一緒に後ろからついて来てくれたトラックから僕たちの楽器を降ろし、会館の中へと入ろうとしていた。数名の保護者が、楽器降ろしや会館の中まで楽器を運ぶのを手伝ってくれたが、他の保護者とはそこでとりあえず離れることになった。


 その中に母さんが居た。母さんの顔を見ると少し不安そうだったが、それでも僕にそんな気持ちを見せないように、小さくガッツポーズを僕にくれた。僕も小さく頷き、ガッツポーズを母さんに返し、会館の中に入って行った。


 僕たちは去年もこの同じ場所で、県大会に出場した。その時は、ただ演奏会に参加するような気分で、「演奏して写真を撮って帰る」そんな気持ちで来ていたが、今回は全く違う。同じ場所なのに、去年よりも大きく感じた。ここでの一分一秒がとても長く感じるくらい、僕は緊張していた。


 楽屋と呼ばれる部屋に入り、僕たちはそれぞれの楽器をケースから取り出し、組み立てて音出しを始めた。仲間たちは、とても静かだった。音を出す以外無言であった。当たり前だ。彼らも僕と同じ気持ちだったのだ。


 音出しが終わり、僕たちは楽器を持って、リハーサル室というところに移動した。そこで本番前の最後の全体練習を行った。そして本番数分前、そのリハーサル室で真田先生が「今までの練習に自信を持って、あとは演奏を楽しんできて!」と笑顔で僕たちに声をかけてくれた。


 今回の指揮者は吉田先生だが、やはり今まで指揮者として僕たちを導いてきてくれた分、とても心配だったのだろう。先生は少し震えていた。


 でも吉田先生は真田先生とは違い、とても堂々としていた。誰が用意してくれたのか分からないが、初めて見る服装だった。黒のジャケットとズボン、そして白いカッターシャツを着て、首周りには黒の蝶ネクタイをしていた。髪型もいつものぐしゃぐしゃな髪型ではなく、しっかりとまとまった髪型になっていたのだ。


 彼の髪型がきちんとなっていることもあって、僕は初めて彼の眼を見ることができた。家でも学校でもいつもは前髪のせいで隠れてしまっていて、しっかりと彼の眼を見ることはなかったが、こんなにもキリッとした眼をしていたとは思わなかった。同じ人物とは到底思えなかった。


 でもその姿を見て、僕たちは何故だろうか「彼さえいれば大丈夫」という安心感というか信頼感があった。


 そして僕たちは、リハーサル室から舞台袖に移動した。僕たちが演奏する一つ前の学校が演奏をしているのを聞きながら、静かに舞台袖に集まった。僕は彼らの演奏を聴きながら、舞台袖の隙間から観客席を覗いた。


 会場は一階席と二階席があり、余裕で千人以上の人が座ることが出来る客席数があった。当然その客席はすべて埋まっているような感じだった。僕たちは、その多くの人たちの前でこれから演奏することになる。上手く演奏することが出来るのか心配になり、間違えるかもしれないと不安に思い、すでに緊張が爆発しそうになっていた。


 その時、吉田先生が僕の震える肩に手を置いた。知事にあの言葉を言った「あの時」と同じだった。吉田先生の顔は周りが少し暗いこともあり、はっきりとは見えなかったが、笑っているように見えた。きっと「あの時」と同じ笑顔だったと思う。その顔を見た途端、僕の体の震えが止まった。


 目の前で演奏していた学校の指揮者が、客席に一礼をしている。いよいよ僕たちの出番だ。僕たちは舞台の入れ替えのために、一時暗くなる舞台上を歩き、自分たちが座る席にそれぞれ移動し、そしてゆっくりと座った。パーカッションの楽器もそれぞれ配置が完了し、吉田先生が舞台袖から出て、指揮台の前までやって来る。


「プログラム三十番、大和中学校吹奏楽部」とアナウンスが入ったのと同時に、舞台が明るくなった。吉田先生が客席にいる観客と審査員たちに一礼する。


 県大会の審査員は六名で、観客席のちょうど真ん中辺りで、横一列になって座っていた。彼らは各項目にそれぞれCから、一番高い評価としてA+(プラス)まで点数を付ける。その高い評価の数が多い順から、数校の金賞受賞校が選ばれる。もちろんA+(プラス)が多ければ多いほど、県代表として近畿大会へ選出される可能性が高くなることになる。


 吉田先生は指揮台に上がり、スコアを開き、タクトを右手に握った。そして先生のお腹の前で、タクトを握った右手の上に左手を重ねて、僕たちの顔を一人ずつじっくりと笑顔で確認をした。


 その確認が終わった瞬間、先生のタクトが上がり、僕たちもそれに合わせて楽器を構えた。


 僕たちの県大会での演奏が始まった。




 演奏が終わり、僕たちは全体写真を撮影するために、楽器を持ちながら会館の外に出た。そこには先ほどまで、客席に座っていた保護者たちや真田先生がいた。みんな泣いていた。そして泣きながら、僕たちの方へ駆け寄ってきた。


「よかった、本当によかったよ」母さんが僕に泣きながら、話しかけてきた。他の保護者たちもそれぞれの息子や娘の元へ行き、母さんと同じように、労いの言葉をかけていた。僕たちもホッとして、その泣き顔につられて少し泣いてしまった。ほとんどの部員が泣いていたせいか、集合写真の僕たちの顔といったら、悲しいのか嬉しいのかよく分からない変な感じになってしまった。


 その後、僕たちは楽器を片付け、結果発表を聞くためにもう一度会館内に入った。今度は舞台ではなく、客席へと向かった。だが僕とサクラとハナは客席には行かなかった。キャプテンと副キャプテンは舞台上で、結果を直接審査員から聞かなければならなかったからである。


 僕たち三人は、舞台袖でその時を待っていた。サクラは両手をまるで神様に祈るかのように組んでいた。ハナは冷静に、結果が発表されている他の学校の様子を見ていた。そしていよいよ僕たちの順番となった。僕たちは舞台袖から舞台中央に向かった。


 舞台中央には、賞状とトロフィーが置かれている。そしてアナウンスが流れた。


「三十番、村立大和中学校」


 僕は歩きながら「金賞、金賞」と念じていた。


「金賞、ゴールド!」


「うわあーっ!」


 観客席から悲鳴にも近い声が聞こえてきた。僕も心の中で「よしっ!」と叫んだ。もうすでに涙が出そうになっていた。サクラが審査員から賞状を受け取り、僕がトロフィーを受け取った。


「なんとか繋がった」まるで、「命拾いをした」そんな気持ちで受け取ったトロフィーを持ちながら、舞台後方にあるひな壇に向かった。今回は三十三校中、七校が金賞を受賞した。この七校の内、三校が県代表として近畿大会に出場するのだ。


 そしてついに審査員から、近畿大会への県代表として三校が発表される。発表順は出演順なので、僕たちの順番よりも前に三校の番号が呼ばれたら、それで何もかもが終わってしまうことになる。壇上にいる僕たちも、観客席にいる僕たちの仲間も、「どうか選ばれるように」と祈った。


「三番」

 まず一つ発表があり、呼ばれた番号の学校は大声で叫び喜んでいた。


「十七番」

 先ほどの学校よりかは静かであったが、それでも声を出して喜んでいた。


 いよいよ最後だ。僕たちはさらに心の底から祈った。


「三十番、大和中学校吹奏楽部」


「うわあーっ!」

「やったーっ!」

「キャーッ!」


 壇上にいる僕たちも、客席にいる仲間や保護者たちも大声で叫び、喜びを爆発させた。舞台中央に向かう際、客席の方を見ると、僕たちが受賞していることに驚きを隠せない人たちも居たが、その横で仲間たちが、泣きながら抱き合って喜んでいる姿を見ると、僕ももう涙が止まらなくなっていた。


 舞台中央で三人とも泣きながら、県代表と書かれたカップをいただいた。本当に僕たちは奇跡に近いことを実現させたのだ。


 

 学校に着いたのは夜遅くだった。暗い山道を走って帰るので、運転する人はかなり慎重に運転していたと思う。でも誰一人疲れている様子はなく、とても元気だった。


 真田先生が審査員の評価を教えてくれた。なんと全審査員が、すべての項目にA+(プラス)を付けていたのだ。つまり僕たちが県で一番ということだ。何とか次の近畿大会に繋がったが、まだこれで終わりではない。県で一番になったからこそ油断せず、もっと練習しなければいけないことを僕たちは改めて確認した。


「ヒロト、お疲れ! 良かったね!」とサクラが僕に声を掛けて、彼女はサクラのお母さんと一緒に帰って行った。僕も母さんと吉田先生と家に向かって歩き出した。吉田先生を見るとすでに頭はくしゃくしゃで、いつも通りの先生に戻っていた。



 ちょうどその頃、知事のところにも、僕たちが県代表になったという知らせが届いた。知事はそのことを聞くとただ、「そうか」と言っただけであった。ただ彼の口元が少しニヤッと動いた。


 

 三人で家に着くと、夜も遅いのに母さんは今日の興奮がまだ冷めないのか、近所迷惑になるぐらい大声で、僕たちの演奏について話していた。僕と先生はそれを一応聞いていたが、やはり疲れがドッと押し寄せてきているのを感じていた。「あ~、はやく寝たい」と思った。


 翌日楽器の片付けがあるので、僕たち吹奏楽部員は、いつもより少し遅い時間に学校に集合した。トラックから楽器を降ろし、それらを音楽室まで運び、ある程度片付いたところで真田先生が僕たちに集合するよう指示した。


 そこで昨日の僕たちの演奏を、どこで録音したのか分からないが、みんなで聴いてみた。演奏している時は演奏することに一生懸命なので、いざ僕たちが演奏している曲を聴くと、本当にこれを僕たちが演奏したのかと不思議に思った。本当に僕たちは変わったのだなと思った。だが、吉田先生だけが少し厳しい様子で聴いていた。その日は練習をせずに、僕たちの演奏を聴いて解散となった。


 去年まではここから夏休みが始まるのだが、今年はそういうわけにもいかない。近畿大会は意外にもすぐに行われるからだ。


 ほぼ二週間後、誰もが聞いたことがある、大阪で有名なホールで開催されるのだ。そこには近畿地区の二府四県の代表が出場する。特に大阪や兵庫は学校数が多いので、その中から選ばれた代表は、かなりの実力があることは間違いなかった。他の県からの代表も(あなど)れない。


 僕たちは県大会の時とは違い、さらに強い意志を持ち、曲の完成度を上げる努力を行い、「全国大会」を目指さないといけないのだ。しかもたった二週間で。


 家に帰る途中、久しぶりに将棋を指しているオヤジたちを見かけた。吉田先生も早速オヤジたちに呼ばれ、その中に入って行った。「先生すごいなあ!」とか「おめでとう!」と先生はオヤジたちに声を掛けられていた。


 本当に不思議な人だなあと思った。もう誰もが吉田先生のことを、村の住人かのように接している。あんなにおとなしそうな感じで、人付き合いも苦手であろうという人が、みんなと仲良くなっている。「きっと不思議な、人を惹きつけるオーラみたいなものがあるんだろうな」と思った。その姿を見ながら、僕は一人で家に向かって歩いた。


 歩いていると珍しい人に遭遇した。フリーライターの高木さんだ。


 彼女は僕を見つけるや否や、「おめでとう! 良かったね!」と言ってくれた。僕は少し照れながら「ありがとうございます!」って返事をすると、彼女から唐突に「ヒロトくん、お願いがあるんだけど、この村できれいな景色が見られる場所ってないかな? もし知っていたら教えて欲しいんだけど」とお願いをされたのだ。


 僕は「村の入り口にある『大和橋』から見える景色が良いですよ」と彼女に伝えると、そこに案内して欲しいと頼まれた。「えっ、これから」と正直思ったが、この人のおかげで僕たちが色々と助けられて、演奏が出来ているということもあり、僕は彼女と橋まで向かった。


 分かっていたのだが、途中やはりあのオヤジに遭遇した。いつも通り、オヤジの近くには丸い石が置かれている。


「おいっ、ヒロト! その女とどこに行くんだっ!」


 このオヤジはどうして、なんでもかんでも聞いてくるのだろうか。僕はため息を少しついてから、丸石のオヤジに話しかけようとすると、彼女が丸石のオヤジに話し始めた。


「村の人から色々話を聞いて、この村の魅力を探しているんです。ヒロトくんにも尋ねたら、橋のところから見える景色が良いってことだったんで、これから見に行くんです」


 丸石のオヤジは、若い女性から話しかけられるのが苦手なのか、彼女の顔を見ないで、「へえ~そうかい」と静かに返事しただけであった。それで終わりかと思ったら、彼女はなんとオヤジに「あなたはいつも、なぜここにいるのですか?」と聞いたのである。


 この質問には非常に興味があった。村の誰もが、オヤジが「なぜここにいつもいるのか」不思議だったからである。ただこのオヤジのことだから、こんな質問されたらきっと怒り出すのではと少しビクビクしていた。


 しかしオヤジの反応は、僕が思ったものと違っていた。オヤジは一瞬、彼女の質問に戸惑っているかのように見えたが、何も言わず山の方を向き、そのまま山々の景色をじっと見つめていた。何度も同じことを聞く彼女を無視するかのように、いつまでも同じ方向を見つめていた。そのオヤジの姿は、なんだかとてもさみしそうな感じだった。


 彼女もついにあきらめて、そして少しイライラしながら、僕と共にその場を離れた。彼女のオヤジに対する愚痴を聞きながら、僕たちはようやく橋に辿り着いた。ちょうど夕方近くだったこともあり、そこから見える景色は夕焼けに染まり、まるで山々が燃えているかのように真っ赤であった。


 まだ八月ということもあり、暑さは残っていたが、それでも木々の間から時折吹いてくる風は、とても心地良いものであった。彼女は持っていたカメラで、何枚もその風景を写真に収めていた。僕もその様子を見ながら、久しぶりにじっくりと見る、目の前の壮大な自然を眺めていた。


 ある程度写真を撮影し、彼女も満足そうだった。先ほどの怒りもいつの間にか忘れているような感じだった。「遅くなってはいけない」ということもあり、僕たちは村に戻ることにした。しかし、僕は「彼女は一体どこへ帰るのか?」と不思議に思った。そのことを彼女に尋ねると、どうやら村に唯一ある民宿に、時々お世話になっているということだった。「それならば安心だ」と思い、僕は彼女とゆっくり、元来た道を戻った。


 途中であの分かれ道に着き、丸石のオヤジがいないことにホッとした。さらに歩きながら僕は彼女に聞いてみた。


「なぜ僕たちの演奏が気に入っただけで、ここまで僕たちのために色々としてくれるんですか?」と。


 彼女は照れくさそうに、「何度も言わせるな、君たちが好きだからだ!」と言った。

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