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何気ない幸せ

作者: 只の食いしん坊

この幸せを再び感じる事が出来ますように。


あなたにも、思い当たるものがあるかもしれない。


それは、何気ない日常の中の幸せ。


私は、昔から夕飯のにおいが好きだった。


夕飯のにおい?

えっ?只の食いしん坊じゃん!!

と思った方、説明させてくださいな。


夕飯のにおいと言っても、自分の家の夕飯ではありません。

自分の夕飯のにおいも好きですよ!


でも、私の言う夕飯のにおいとは、他の家の夕飯のにおいの事です。


仕事帰り、バスの時間に間に合わない時は歩いて家に帰っていました。


駅からの帰り道。

お世辞にも栄えているとは言えない町並み。


住宅街をゆっくり歩くその時間がとても幸せでした。


あるアパートの前を通り過ぎた時。

美味しそうなラーメンのにおい。

これは、醤油ラーメンだ!

このラーメンを食べている人は、今日も仕事を頑張ったのかな。

心の中でお疲れ様でしたと呟く。



ある一戸建ての家の前。

とても美味しそうなカレーライスのにおい。

家族団欒で食卓を囲っているのかな?

やっぱり、カレーは美味しいねって。


あるマンションの前。

とても美味しそうな魚の煮付けのにおい。

肉も良いけど、魚も食べなきゃねって、お母さん。

きっと、栄養の事も考えてくれたんだね。


と、勝手に想像する。


私の想像と現実は、きっと違うけど。


美味しそうなにおいを発する夕飯を囲っている人達を想像するのが好きなんだ。


人々が笑顔で今日も頑張ったね!

楽しかったね!

でも、辛い事もあった…

なんて言い合っているそんな姿が。


それは、きっと私の身勝手な想像だけれど。

私の心をそっと満たす。


夕飯のにおいで、人々の日常を感じる。

これが私の何気ない幸せ。

もしかして、変かも?少し不安になりました。

でも、家族だったり、友達だったり…

大切な人達と囲む食卓は、とても幸せだと思います。

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