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インタールード
ガルガーノ聖堂の最下層に、アスタロットは怯えた表情で蹲っていた。大理石の空間からは光が消え去り、漆黒の闇の中でその女悪魔は恐怖に震えている。そして、彼女を見据える様にある男が眼前に立っていた。
「お、お許しくださいませ!」
すると男はアスタロットの口元を鷲掴みにし、顔と顔を近づけて囁く。
「黙れ。こうされるのが好きなのだろう?」
アスタロットは恐怖と激痛に白目を向け、口からは血と涎が噴き出している。
「お、おで…がい…しばぶ…おじひを…」
どうにか声を発するが、意味を成しているかアスタロットは不安になった。
「蹂躙しても、されるのは嫌いか。」
そう言い残し、男はアスタロットの頭を掴む力を増してゆく。メキメキと言う音を立ててアスタロットの顔面が歪んで行った。
「び…だ…じげて」
救いを請うその女悪魔の頭蓋が林檎を手で握り潰すかの様に砕けた。
「案ずるな。何度でも現世に戻ってくるがいい。その度に余がまたお前の頭蓋を砕いてやろう。」
そう言って、男は顔についた青い鮮血を汚物を払うかの様に拭った。
第2部ガルガーノ編、ここまでお読みくださり本当にありがとうございました。後半はエウロギウスの悲恋を描くウォルグレイブ編へと進みます。どうぞ宜しくお願いします。励ましの言葉待ってます。




