[ヒトミ]の特訓(延長戦編)
特訓が延長されています。
「いい感じだったから、ついつい調子に乗りすぎた。
スマン・・・[ヒトミ]」
・・・結果的に言うと、身体にケガはなかった。
ただし、今現在の[ヒトミ]は何も身に着けていなかった。
天秤は停止した。[ヒトミ]の衣類に触れる直前だった。
首の皮一枚、いや衣類の服であったのだが、
天秤は膨大な熱を帯びていたのだ。
結果、衣類が熱に耐えきれず燃焼し消滅のだった。
[ヒカル]が異能を即発動し消火、無傷で済んだのだが・・・。
「グズッ、本当に丸裸に引ん剝くなんて・・・。
酷すぎます・・・」
ペタンと座りこみ、たわわな胸を両手で隠している
本気泣きの[ヒトミ]。
「とりあえず、特訓終了。 何とか合格。 あと、コレ着とけ」
差し出されたモノ・・・着替え一式であった。
「明日の誕生日に渡すつもりだったんだが・・・。
このままじゃ、風邪ひくし・・・な。
遮光カーテン作ってやるから、そこで着替えな」
「・・・はい」そう言い返すのが精いっぱいの[ヒトミ]であった。
・・・
『とりあえず、精度も、状況分析も上がったし
属性変換のロスは慣れが必要だしな。
一千万分の一は、まだ早かったか?
あたしがあの子くらいの時にはできてたからなぁ・・・』
「・・・着替え・・終わりました・・・。
ピッタリなんですけど・・・」
「おっ、よかった。 似合ってるぞ」笑顔で応える[ヒカル]。
「じゃ、なくて!
[ヒカル]と長いことお会いしてませんよね?
なのに・・・、なんでピッタリなんですか?
下着までなんて・・・コワイです・・・」
震えながら言う[ヒトミ]。
「そりゃ、自動補正からな。
[ミチル]特製だよ。でも、材料は[ヒカル]だぞ。
取ってくるの大変だったんだからな。
辺境の地にしか住んでないし、皮の主」
[ミチル]だと、消滅か圧迫が大半で傷み具合激しいしな。
[ヒカル]は手加減すりゃ終わりだけど」
「そ、そうでしたか。 びっくりしました。
プライバシーが無いのかと思いましたよ。
貴重なものありがとうございます」笑顔になる[ヒトミ]。
「時々様子は見るけどな。 乙女の秘密は見てないから安心しろ」
「・・・え?・・・それは・?いったい・・・??」
顔が真っ青になる[ヒトミ]であった。
乙女の秘密・・・
内緒です。




