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診療所の四姉妹 ~春夏秋冬~みんな集合~  作者: 水風地火
Season4 (特訓編)その1
88/338

[ヒトミ]の特訓(後編)

特訓再開です。


[ヒトミ]に再度、天秤バランスが迫ってきた。


『さっきは【火凍見】を使っていて、対処が遅れた。

 その時間で考察する。状況分析より優先。

 過去何回かの特訓でも、必ずヒントはあった。

 今回だって・・・』

 

不意にある事柄が引っ掛かった。

『【絶対温感】の誤差そのくらいだろ・・・?

 まさか? 温度差も関係している?』


反対側の皿の状況分析を行う。


『両方の皿に温度差がある。 

しかも・・・気圧、湿度まで・・・』


「なら、コレで・・・」


・・・[ヒトミ]は昔、習ったことを思い返していた。

いろいろなものが状況せんきょうをわける。

あらゆることを診て、感じて、分析し対処すべし。


・・・[ヒトミ]の目の前で天秤バランスは停止した。


「おっ、気づいたか。 拍手、拍手」

パン、パンと手をたたく[ヒカル]。

「まぁ初っ端だし、サービスだけどな。

 最初っから躓いたらどうしようかと思ったぞ」


「結構、ギリギリでしたけどね・・・」

冷や汗をかきながら[ヒトミ]が言う。


「まぁ初っ端で、誤差百万分の六十七なら上出来か。

 んじゃ、次行くぞ。」


『まだ誤差が? [ヒカルおねえさま]いったいどれだけ・・・』


「あ、お前の【絶対温感】、まだ入り口に入った程度だからな。

 あたしだって、お義兄さんアニキに比べりゃまだまだだよ。

 性格が大雑把こんなんだからね。

 誤差、一兆分の三切った試しが無いしな。

 あはははは・・・」 大笑いする[ヒカル]。


『なら、私は・・・。十万分の一を切って慢心していた。

 歩みを止めたからそこで止まったんだ・・・』

 落ち込む[ヒトミ]。


「まぁ、伊達に長く生きてないよ。四姉妹おまえさんたちよりね。

 いいところに気づいたよ。その通り!歩みを止めたらそこまでだ。

 ・・・んじゃ、次行こうか。 風属性だ。 それっ!」


二人の特訓が再開されたのであった。


特訓延長のようです。

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