四女(ハルカ)との対面(中編)
[ミチル]に向け異能を発動した[ハルカ]は・・・
「どう、して、当たらないの?」
怒りに任せて攻撃を続ける[ハルカ]
涙を流しながら【疾風陣】をはじめ
次々に異能を発動させる。
だが、[ミチル]にはまったく当たらない。
速さで【疾風陣】が追い付けず、風の力も上手く発動できず、
加えて、異能を使ってすら[ミチル]は涼しい顔をしてかわし続ける。
頭にきて怒りに任せ、力の限り攻撃を加える。
それが冷静な判断力を低下させる原因になっていた。
「もういいわ[ハルカ]。 貴女にはご褒美無し」
首に手刀を当て、気絶させようとする[ミチル]
その後距離を少しとったのだが・・・。
すぐに気絶はしなかった。
[ミチル]の方へ歩みだす[ハルカ]。
数歩歩き、気絶し、倒れる寸前の[ハルカ]の言葉は
「まだ・・負け・な・い」であった。
「どうして、その気合を[フウヤ]戦で出さないの?
気絶する前に診療所へ帰れれば風精霊だって
傷つかずに済んだのに・・・」
[ミチル]が言ったその直後、
「あわわ、遅かったか・・・」
あわてて追いかけてきた[ヒカル]だったが、[ハルカ]は気絶していた。
「あんたの毒舌に[ハルカ]が耐えられるわけないだろう。
もうちょっと、考えてやれ!」
[ヒカル]は[ミチル]に強く言った。
「でも、どうにもならないこともあるってわからせることも必要よ。
今回のことだって、四姉妹がやるべきこと。
私たちが尻ぬぐいしただけ・・・」
「それはわかるが・・・多分、[ハルカ]もわかっている。
年上なんだ。やさしく受け止めてやれよ」と[ヒカル]。
「私の胸は売却済。 お義兄ちゃん専用です」
冗談か本気かわからないコメント。
おそらく、いや、確実に後者であろうと思う[ヒカル]であった。
やっぱり[ハルカ]は全く歯が立ちませんでした。




