叔母二人vs[闇の王](後編)
外側の大きな【六面体結界】に
ヒビ割れのようなものを見つけた[闇の王]は・・・
『ふっ、ほころびがあったか。我の一撃をここに込めれば
破壊できるであろう。 だが、万一を考え表の奴の
魂を破壊してしまえば・・・。ヤツラはもろいものだ』
[ミチル]に魂魄破壊を使用し、倒そうと試みる[闇の王]であった。
[ミチル]の挑発に次ぐ挑発で怒りが限界を突破していた[闇の王]
時を待たずに己の持つ力を一点に集中し始めた。
だが、それは[ミチル]の罠であった。
『ようやく気付いたみたいね。こちらも展開するかな?
[ミチル]の「みちる」は「【身散る】」の[ミチル]』
肉体を崩壊、消滅させる[ミチル]の異能。
発動に条件があるのだが、強力無比なのは言うまでもない。
それに加えて、[闇の王]が放とうとしているのは
魂魄破壊である。つまり、決まってしまえば
肉体消滅、魂の消滅つまりは完全消滅である。
だが、知能が低下している[闇の王]はそこまで考える余裕はない。
「ふっ、この一撃で死ねぃ!」今持てるだけの全力を込め
魂魄破壊を試みる闇の王。
結界の一部に穴が開き[ミチル]の目の前に
[闇の王]の拳が現れる。
しめた!と思った[闇の王]であったがこれも[ミチル]の罠。
拳が[ミチル]の長い髪に当たる。
勢いよく放たれた一撃は[闇の王]自身へ返っていった。
「[ミチル]特性異能、【長髪鞭の攻撃反射】」
[ミチル]を自身を回転軸とし、攻撃の衝撃と同じ速さで回転し
衝撃を元来た方向へ的確に送り返す技。もちろん攻撃を上乗せもできる。
反射された攻撃は的確に[闇の王]へ返ってゆく。
肉体、魂の崩壊が始まる。
「バ、バカな・・・。 こんなことが・・・。
我が消滅するのか・・」
[闇の王]は消え去ったのであった。
[闇の王]はこうして消滅しました。




