炎の円舞(決末編)そして・・・。
怒りで異能のコントロールが甘くなった[ヒトミ]。
チャンスとばかりに[カイト]は・・・。
怒りを放ち、説明していた[ヒトミ]の制御が甘くなったのを
察知[カイト]は、すぐさま拘束から逃れた。
ダメージは回復していないが、
異能は自身に戻ったようだった。
『ここは一時退却して・・・』気づかれぬように
[ヒトミ]から離れていく。
「[カイト]の「かいと」は「【火糸】」の[カイト]」
糸の結界を作り逃亡を図り、結界が完成した。
[ヒトミ]は憐れむように[カイト]を見る。
「無駄よ、次で終わり。
心よ凍れ、今ここに。身体を葬り燃やし尽くせ!
【凍衷火葬】」
[ヒトミ]が唱え終わった後、[カイト]の身体が燃え上がった。
[カイト]は身体の中が凍えるように寒く感じていた。
しかし、身体の外が燃え上がって熱く感じる。
炎に燃やし尽されることはないと考えた[カイト]は、
身体の中を温めようと異能を発動する。
しかし、無駄であった。
だんだん、考えることが出来なくなっていく。
そして・・・[カイト]は倒れ、動かなくなった。
「終わったわね。
【凍衷火葬】は、暗闇の炎。
炎ですら、燃やし尽くす凍える吹雪炎
心も身体も何もかも・・・」
「これで、思惑は潰せたかしら?」と[ヒトミ]。
そこへ、[さら]が後ろからやってくる。
「使わずに済んだみたいだな。 心配しすぎだ」
ケラケラ笑いながら言う[さら]。
対して[ヒトミ]。
簡易結界を張り、用心深く警戒している。
振り返って、[さら]と話を始めた。
「まだ、一人残っているでしょ?
相性が悪い水属性。しかも、三文字。
[アスカちゃん]が動けないし、私が何とかするしかないわ。
消耗しているけど・・・」
「三文字+の[ヒトミ]が言うか?
お前を抑えれるヤツ、五人といないぞ。
しっかし、恐ろしいな。いつ見ても・・・。
炎を炎で焼き尽くす。 火の精霊にとっては最大の屈辱だぞ」
そこへ、忍び寄る影・・・
「ク、ク、ク。消耗しているか。
[カイト]は役目も終わらせられなかった。
俺が始末するしかなさそうだ」
まぁ、実質残っているのは[ヒトミ]だけ。
[アスカは最低、あと半日回復しない。
さぁ、始めようか、死へのプロローグを」
『・・・消耗しているここで、[ラスト]が登場。
しかも・・・以前より強い』
冷や汗を流す[ヒトミ]。
二人の対戦が始まろうとしていた。
三文字の[ラスト]が登場。
しかも、水属性。
相性の悪い[ヒトミ]に打つ手は・・・?




