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診療所の四姉妹 ~春夏秋冬~みんな集合~  作者: 水風地火
Season1 (不穏な影)
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[ヒトミ]出生の秘密

【アスカ】ちんちくりんのいうことを聞かなくても・・・」

[カイト]の言った一言で・・・。


【アスカ】ちんちくりんのいうことを聞かなくても」

と[カイト]が言い放った言葉に、[ヒトミ]は豹変する。


「なんですって?」 今までにない大きな怒気を放ち

[カイト]に強烈な殺気を向ける[ヒトミ]。


動けない[カイト]は最悪の選択をしたことを悟った。


「いいわ、死ぬ前に教えてあげる。


私は、[アスカちゃん]おねえちゃんがいなければ、

生まれてくることはできなかった。


母親の胎内からだのなかで、命を授かった私は、

大きすぎる力を持ってしまっていた。


母は大きな異能の力を持ってはいたけど、

体内で育ってゆく私の力には徐々に耐え切れなくなっていた。

特に、瞳ができてからは、それが顕著に表れた。


五十日を超えたあたりから、母体の安全を確保するための

話し合いが行われたわ・・・。

そして、・・・私は、その時死ぬ運命だった。


悲しかった。せっかく命を授かったのに、母親の胎内からだのなかから

出ることもなく、外の世界を知らずに死んでゆく。

私の悲しい心が母体にさらに悪影響を与えることになった。


衰弱する母に、父は苦渋の決断をした。

「残念だが・・・」と言ったと同時くらいかしらね?


[アスカちゃん]おねえちゃんがやってきて言ったの。


「お母さん、お父さん、この子泣いてる。

生まれてこれないって言ってる」


両親ともそれは理解してわかっていたが、

打つ手が、一つしかなかったのだ。


「助けてあげられる方法は、一つしかない。

しかし、それは助けてあげたものを苦しめることになる」

父の説明に、首を傾げていたわ、[アスカちゃん]おねえちゃん

「じゃ、なぜそれをしないの」って・・・。


私はこの時から、【絶対温感ぜったいおんかん】を持っていから、

外の様子はよくわかっていた。


父の対処法を聞いてすぐ、


「じゃ、私は火属性辞めて、水属性になる。


この子の苦しみは、私が背負うひきうける

せっかく妹が生まれてくるんだもん。

お姉ちゃんだもん。私がこの子を助けてあげる。


おめめ閉じててね。私が守ってあげるから」って・・・。


両親とも諦めない、[アスカちゃん]おねえちゃん

根負けして処置を始めたわ。


お姉ちゃんが、背負ったひきうけたもの

それは自分の成長を犠牲にして、私の力を抑えるもの。

対して私は瞼を閉じておく制約を受けた。


私は自分の意志で制約の解除ができる。


でも、[アスカちゃん]おねえちゃんはそれを許されない。

周りのみんなが大きく成長してゆく中で、

自分だけが時を止めている孤独さ。


貴方にわかる? 私のために犠牲になったみらいをすてたの。


でも、[アスカちゃん]おねえちゃんは何も言わなかった。

「毎日を笑って、楽しく過ごせればいい」って。


[アスカちゃん]おねえちゃんがいなければ、

私は存在していきてはいない・・・。


[アスカちゃん]おねえちゃんをバカにするものは許さない!!


[カイト]への判決しけいせんこくが下されるのであった。


[ヒトミ]は、[アスカちゃん]おねえちゃん尊敬しあがめています。

重度のシスコンです。

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