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診療所の四姉妹 ~春夏秋冬~みんな集合~  作者: 水風地火
Season1 (不穏な影)
33/338

地(つち)の民(結末編)

[地夏(ちなつ)]に飛び込んでいった[らん]は・・・

・・・少々時間逆行(すこしさかのぼります)・・・


[ダイチ]を背負い、急ぐ[地夏(ちなつ)]。

徐々に吸血鬼化が進んでいた[ダイチ]は


[地夏(ちなつ)]の首筋めがけて刃を立てる。


噛みつかれる直前、間に[らん]が飛び込んだ。

[ダイチ]の口めがけて突っ込んだ[らん]は、

呆気なく、上下真っ二つに食いちぎられたのであった。


猛スピードの中、落とされた[ダイチ]。

そして、[地夏(ちなつ)]の足元には[らん]の身体があった。


「無事・・だった? [チナ]」弱弱しい声で尋ねる[らん]。


「どうして・・? 私なら・・・」涙ながらに返事をする[地夏(ちなつ)]。


「バチがあたったんだよ。 回りくどいやり方でなく、ストレートに


[地夏(ちなつ)]が[チナツ]だって、


[ダイチ](あいつ)に教えてあげればよかったんだ。

両想いだったんだよ、二人は。

[チナ]、失恋させたのはアタシ。キューピットのつもりが・・・ゴメンネ。


[ダイチ](あいつ)はもう、吸血鬼。人に戻れない」


「私なら・・・」


「一緒に吸血鬼に・・なったら、自我を失くす。

私が倒さなければならなくなるよ。

貴女の良いところは優しいところ。


でも、殺して(さいごをみとって)あげる優しさも持って。


私の・・・最期のお願い。 私の代わりに人として生き続けて・・・」

瞳を閉じる[らん]。


後ろで大きな音とともに、吸血鬼となり巨大化した[ダイチ]が迫ってきた。


「[らん]、少し待っててね。 すぐに終わらせるから・・・」


【封燐〔火風〕斬(ふうりんかざん)】を発動させる[地夏(ちなつ)]。


「・・・さようなら。 私の好きになった[ダイチ](ひと)、

そして・・・ゴメンナサイ。」


炎に焼かれながらも、再生を続ける[ダイチ]。


「【封燐〔火風〕斬(ふうりんかざん)】の裏、【封印〔火風〕斬(ふういんかざん)】」


再生能力をはじめ、すべての能力を封印され、焼かれてゆく[ダイチ]。


「・・あ・り・が・・とう」の言葉を残して・・・。


振り返り、[らん]のいた場所に戻る。


・・・[らん]の姿はなかった。


その場で泣き崩れる[地夏(ちなつ)]の姿があった。



・・・Side[???] 


「これで、二つ・・・」


涙腺が弱くなっているのでしょうか?

涙で文字が見えないことがあります。

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