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診療所の四姉妹 ~春夏秋冬~みんな集合~  作者: 水風地火
Season1 (不穏な影)
30/338

地(つち)の民(中編)

[チナツ]との距離を詰めてゆく[ダイチ]に対して・・・


俺の新たな力。[チナツ]おまえが教えてくれた、


古代文字いにしえのことばでな。


[ダイチ]は歩み続けながら唱え始めた。


「[ダイチ]の「だいち」は「死地だいち」の[ダイチ]・・・

地の力を喰らいつくせ、【死地の牢獄】」


地の力を衰えさせ、死=なくしてしまう異能。

牢獄の範囲は半径五百メートルと広大。


[チナツ]は完全に範囲に閉じ込められていた。


「次は、速さスピード。 絶望を味わうといい。


もっとも、俺は普通の速度。 |[チナツ](お前)はノロマのままだろうがな。」


人影が見え、攻撃の態勢に入った[ダイチ]。

しかし、迎撃され打ちのめされる。


相手が全く見えない。反応すら許されない。そんな相手。

範囲には[チナツ]以外にいるわけがなかった。


・・・少々時間逆行すこしさかのぼります


「し・・かた・ない。 つか・う」[チナツ]は異能を発動する。


「[チナツ]の「ちなつ」は「地無二ちなツー」の[チナツ]・・・


地の力を代償にしあずけて力を二つお借りします。


地無二ちなツー】発動。纏え【風の力】、【火の力】」


地属性の力を失くす代わりに他属性の力を


二つ同時に使える異能【地無二ちなツー】。


怪力ちからもちではなくなるが、


速度スピード火力こうげきりょくの強化がなされる。


[チナツ]が普段ゆっくりなのは、地の力ちからもちの弊害である。


当然、口調も速くなっていたのだった。



結果、蹂躙されボロボロになり、倒れた[ダイチ]の姿が発した一言


「・・・まさか・・? 貴女は・・?」 と驚いていた。


[チナツ]が逆転?しました。

しかし、まだ決着していません。

どうなりますやら?

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