いないあの妖精(こ)
[ハルカ]を連れ、[るー]は意識を失った。その後・・・
[アスカ]が[ゲン]の治療を終え、一息ついていると、
ドアを叩く音が聞こえた。
[ヒトミ]が【絶対温感】で外の様子をうかがう。
ドアのところに倒れている人を発見する。
「これって・・・」[ヒトミ]は大慌てで入口を開ける。
『[ハルカ]ちゃん、どうして?[春火]になってるのよ?』
そう思いながらも、大至急で[アスカ]のもとへ連れていく。
[アスカ]は何も言わなかった。 即、【完全治癒】だった。
[ハルカ]の傷は癒え、[春香]に戻っていたが、意識はまだ戻らない。
「治癒したけど・・・ダメージが大きすぎる」
[ヒトミ]も不安そうに見ていたが、[アスカ]を信頼しているので、
もう、大丈夫だと判断したようだ。
立て続けに[ゲン]、[ハルカ]を治療したため
[アスカ]は大きな欠伸をしていた。
『無理もない。 立て続けに、【完全治癒】
[アスカ]ちゃんが消耗し始めている』と[ヒトミ]
そんな時、大きな振動とともに、轟音が鳴り響いた。
[ゲン]、[ハルカ]が順に目を覚ます。
「わしは・・・? いったい?」 記憶が混乱している[ゲン]
「あれ? 診療所? 私、外で倒れたんじゃ・・・?
[ゲン]さん、治ったの? よかった」と安心したのもつかの間。
「あれ?[るー]がいない。 一緒に吹き飛ばされて・・・
[ヒトミ]ちゃん、[るー]は?」
「・・・。 ドアのところに倒れていたのは、[ハルカ]だけだったわ」
「[フウヤ]と一緒に意識を失って、一人で帰ってこれるわけがない。
[るー]が運んでくれたんだ・・・」
「本当?」と険しい顔をする[ヒトミ]
「まちがいないよ。 あの精霊私になついてるから・・・」
「じゃ、相当消耗しているはずよ。 消えてもおかしくないくらいに。
あなた、ドアの前で倒れていた時、?[春火]だったわよ
大きくならないと、あなたを運べない。 大きくなれば
あなたと接するところが広くなる。
火属性のアナタの身体が触れ続けてたのなら・・・。
最悪だけど」と[ヒトミ]
「うそだ。 あの精霊は勝手にいなくなったりしない。
近くにいるはず。【テレパス】で・・・[るー]どこにいるの?」
・・・返事はいつまでたっても帰ってこなかった。
[アスカ]たちは何も言えず、ただ[ハルカ]が泣いているのを
見ているだけしかできなかった。
[ゲン]は無事に助かりました。
轟音の正体とは?




